第一章 トロツキーとグラムシ 彼らの世紀と我らの世紀 片桐薫
一 一九世紀から二〇世紀へ
二 対称的なパーソナリティ
三 大衆の世紀、アメリカニズムの世紀
四 東方の革命と西方の革命、機動戦と陣地戦
五 未来主義および知識人
六 ファシズムをめぐって
七 ラブリオールをめぐって
八 女性解放の問題
九 新・旧文明の大転換のなかで
第二章 トロツキーとグラムシの交差点 一九二三〜二四年初頭の手紙を中心に 西島栄
一 はじめに――本稿の課題
二 イタリアからモスクワへ
三 一九二三年五月の手紙
四 モスクワからウィーンへ
五 ウィーン時代
六 一九二四年一月の手紙
七 一九二四年二月九日の手紙
八 おわりに――交差から再分離へ
第三章 イタリア新反対派の誕生とトリアッティ、グラムシ、トロツキー 第三期論=極左戦術をめぐる対立と交差 湯川順夫
一 トリアッティの転換と対立の内容
二 リヨン・テーゼ派から国際左翼反対派へ
三 憲法制定議会をめぐる新反対派とトロツキー
四 トリアッティ指導部の極左路線に反対するグラムシ
五 獄中ノートにおける第三期論批判/六 「三人組の除名」の意味するもの
第四章 初版『獄中ノート』からのトロツキー削除問題をめぐって 小原耕一
一 初版『獄中ノート』と反トロツキー・シフトの問題
二 トロツキー関連部分のどこが削除されたのか
三 『獄中ノート』でのグラムシ思想の誤読を避けるために
第五章 『獄中ノート』の誕生とトロツキー 志田昇
一 はじめに
二 『獄中ノート』と『わが生涯』
三 経済主義に対する批判
四 国際主義とナショナルなもの
終わりに
第六章 『獄中ノート』における「永続革命論」批判 森川辰文
一 トロツキー・シンパからトロツキー批判者へ
二 『獄中ノート』における「永続革命論」批判
三 『獄中ノート』のトロツキー批判が意味するもの
四 残された問題
レフ・トロツキー/アントニオ・グラムシ年譜(西島栄・田之畑高広)