片桐薫・湯川順夫編『トロツキーとグラムシ』

書評より

●[東京新聞 2000/1月30日]

「二十世紀のロシアとイタリアを代表する二人の革命家は、思想的に交差するところは少ないと言われてきた。そういう常識にグラムシ研究家の片桐薫ら六人の研究家が挑戦、論文をまとめた。二人の思想を併せてみると、二十世紀大衆社会への鋭い分析、革命における文化の重視という共通点とともに、視角の違いが革命のイメージを豊かに広げる。」