日本語版への序文
序章 落土不凋雨夜花
第1章 孤高の女性革命家の誕生
1 苦難にみちた生涯の始まり
2 思想的飛躍――上海からモスクワへ
第2章 帰りなん、いざ
1 日共路線との結びつき
2 台湾共産党成立前の理論的背景
3 台湾共産党の建党大会
第3章 挫折と再起の時代
1 台湾に強制送還される
2 謝雪紅と台湾農民組合
第4章 運動の中での成長
1 謝雪紅と島内の台湾共産党の再建
2 国際書局の成立
3 農民運動の指導原則
4 労働運動の指導原則
第5章 厳しい弾圧下の“冬の時代”
1 農民運動の挫折
2 日本の「四・一六事件」と台湾共産党
3 連温卿、新文協から追放される
4 謝雪紅と台共の内紛
第6章 コップの中の嵐
1 労働運動をめぐる対立
2 松山会議の意義
3 極左路線の台頭
4 「国際書局」派の孤立
第7章 分裂から崩壊へ
1 瞿秋白と「コミンテルン東方局」
2 「改革同盟」の結成
3 謝雪紅の除名
第8章 苦難の歳月
1 全島における一斉検挙
2 獄中の日々
3 投獄から出獄へ
第9章 期待と幻滅の時代
1 謝雪紅と人民協会
2 『和平日報』との関係
3 楊逵との宿命的な確執
4 中共地下党との間のあつれき
第10章 武装した女性
1 陳儀政府の植民統治
2 国民党との衝突
3 島内外を震撼させた二・二八事件
4 王添燈と処理委員会
5 謝雪紅と台中の政局
6 「作戦本部」の成立
7 謝雪紅と「二七部隊」
8 英雄像の創出/
第11章 香港で岐路に立つ
1 左営から台湾を脱出する
2 中共との関係を構築する
3 香港で宣伝基地を建設する
4 『新台湾叢刊』を発行する
5 廖文毅との決裂
6 中共の路線とアメリカの路線
第12章 北京への道
1 台湾における高度自治を提起する
2 二・二八事件一周年記念
3 廖文毅に対する批判
4 中共の「五一」宣言に呼応する
5 「香港会議」の意義
第13章 中共政策の執行者
1 中共の直接指導を受け入れる
2 新政協準備会に参加する
3 中共の対台政策を執行する
4 セクト主義の起源
5 新政治協商会議に参加する
第14章 最後の反対者
1 楽観的すぎた「台湾解放」の見通し
2 苦境に陥る
3 朝鮮戦争の勃発
4 蔡孝乾系統による包囲攻撃
5 謝雪紅の系統の形成
6 謝雪紅の指導風格
7 一九五二年の整風運動
8 謝雪紅の系統の崩壊
第15章 踏みつけられても枯死しない野花
1 台盟本部の北京移転
2 歴史叙述によって蔡派に反撃する
3 台湾人「無漢奸論」
4 一九五七年の反右派運動
5 十回にわたる批判闘争
6 ポストを解任され、党籍を剥奪
終章 甦る謝雪紅
1 楊克煌との隠居生活
2 文化大革命中の台盟
3 謝雪紅、やむを得ず罪を認めさせられる
4 一代の女傑、ひっそりと病死する
5 罪名は名誉回復、思想は名誉回復されず
6 不滅の火花
あとがき
解題(志賀勝)
訳者あとがき(森幹夫)