●[2004/2/8]
「もう鬼籍に入った人であっても世に多く知られた作家にじかに会い、その言葉の重みを何十年もかけて反芻され、文章として残された著者に畏敬の念を禁じ得ません。当時の進歩的な?男性であっても、本音の言葉をぽろっと吐いたその水を浴びせられたような瞬間は一生忘れられないものです。評論として真に迫る面白いものでした。」(富山県在住、59歳)
●[2002/12/2]
「中野重治に関しては石堂清倫、松下裕等の本である程度人間としての重治を知った積もりでいたが、宮本百合子を含めてその裏面を知ったことは、ある面でショックであった。大西巨人は、重治を文学者としてかなり崇敬していたので尚更であった。しかし隠された内面に対して言及することはなかったにしても、かなり苦悩していた事情は分かる。著書はその意味で貴重な本だと思う。」(東京都在住、税理士、70歳)