プロローグ ミニー・ヴォートリンの問いかけ
1 小鳥たちが私を悲しい気持ちにする
2 「日本の良識ある人々」はいた、しかし……
1 戦時下における性暴力と強姦
1 国際的なスタンダード――予備的考察
2 ベルリン解放=ベルリン強姦
3 加害者が口を開く
4 被害者――スティグマとトラウマをこえて
2 言語論から見た加害兵士の精神状況
1 東史郎と『わが南京プラトーン』『東史郎日記』
2 華北のある部落にて
3 「酒呑童子の岩屋」にて
4 言語コミュニケーションと気分
3 疎外された性交
1 歴史的形成物としての人間的性交
2 性生活におけるダブル・スタンダード
3 「慰安所」の発想はどこから
4 「強姦されるという仕事」(マリア・ヘンソン)
4 天皇社会と中国・中国人蔑視
1 庶民エゴイズムとは何か
2 天皇社会の形成と実態
3 侵略思想の系譜と中国蔑視
5 現代文学に現れた戦時性暴力
1 石川達三『生きている兵隊』の世界
2 田村泰次郎『春婦伝』の批判
エピローグ 歴史改ざん派の想像力の貧困
1 『新しい歴史教科書』(扶桑社)の記述
2 白表紙本の詐術
3 抽象的な数の問題ではない