[目次]
はじめに
第一章 伊藤博文――その政治的肖像
「第二の秀吉」/切り開いた維新回天への途/吉田松陰に師事/アジア侵略の青写真
智、情、意志の絶妙なバランス/政府屈指の国際通/長州を危機から救った英語力
テロリスト伊藤/美人の膝で語る天下国家/文官と武官のふたつの顔/「幸運な志士」
工業化の基礎/「明治前期官僚」/「明治十四年の変」/「公のどえらい笑劇」
天皇のカリスマを利用/憲法に残した軍部暴走の芽/李王朝皇太子の日本「留学」
朝鮮文化財の収集/闇に葬られた岸首相の「謝罪」
第二章 「征韓の変」
西郷隆盛の真意は「遣韓論」/「朝鮮の無礼」/岩倉使節団の副使
条約改正交渉における失策/キリスト教解禁を進言/大久保への接近/留守政府の成功
長州閥のスキャンダル/西郷と大久保の対決/真の「征韓論者」は誰か
第三章 開国期の朝鮮
江華島で再現された「ペリーの黒船」/欧米列強のお先棒を担いだ日本
閉ざされたアジア近代化への道/明治日本を支えた朝鮮の米と金/使い捨てにされた金玉均の開化党
天津条約の締結天皇の名で準備された対外戦争/「伊藤さんの朝鮮征伐」/老練な外交手腕
閔妃暗殺時の首相/三浦無罪と安重根有罪/日露戦争は韓国争奪戦/軍事支配と顧問政治
「僕は腹へサーベルを差しているんだ」/ポーツマスで認められた日本の支配権
第四章 日韓併合への道
「乙巳保護条約」を強要/アメリカの真意を見誤った韓国/条約が抱える欠陥
国際的にも認知されていた不当性/「韓国は私の国」/切り離せない開発と収奪
鉄道は侵略の先兵/統監を牽制した皇帝高宗/「主権守護外交」/ハーグ密使事件
高宗譲位の陰謀/日本式に変えられた韓国皇室/偽造された勅命
主権侵害と独立の「調和」/日韓併合へのゴーサイン
第五章 安重根の「東洋平和論」
テロリストから「平和の使徒」へ/「日本は東洋の頭」/「はじめに死刑ありき」の政治裁判
密かに愛読された伝記/安重根の心を知る石川啄木/歪曲された伊藤暗殺の史実
安重根に魅せられた日本人/未完に終わった「東洋平和論」
キリスト教徒としての復権/遺骨は何処に
おわりに
主要参考文献