第I部 「昭和」をゆるがしたリヒアルト・ゾルゲと尾崎秀実
ゾルゲの諜報活動と尾崎秀実の果たした役割……白井久也
尾崎秀実を軸としたゾルゲ事件と中共諜報団事件……渡部富哉
英警察、一九三〇年代に「ソ連スパイ」と断定……名越健郎
ゾルゲの『新帝国主義論』とタールハイマーの「序文」に関する一考察……大熊利夫
日本人にとって「昭和」はいかなる時代か……篠田正浩
特高捜査員に対する褒章上申のための警保局内部資料……解題・白井久也
伊藤律端緒説を覆す新しい資料がロシアで発掘される……渡部富哉
第II部 リヒアルト・ゾルゲとその盟友たち
ゾルゲとその仲間たちの諜報活動を巡るソ連本国の評価……コンドラショフ、セルゲイ・アレクサンドロビチ
ソ連指導部から見捨てられた諜報員の運命……トマロフスキー、ウラジミール・イワノビチ
ヤン・ベルジン 見えざる戦線の司令官の運命……オブジイ・ゴルチャコフ
ゾルゲ博士現象――その虚構と真実……トコロフスキー、ウラジミール・イワノビチ
ゾルゲ同志 我々は覚えているよ 貴方のことを……リィバルキン、ビョートル・イワノビチ
分析者としてのリヒアルト・ゾルゲ……ゲオルギエフ、ユーリー・ウラジーミロビチ
日本の対ソ攻撃計画の挫折にソ連軍事諜報員の果たした役割……コーシキン、アナトリー・アルカディエビチ
地政学者としてのリヒアルト・ゾルゲ……モロジャコフ、ワシリー・エリナルボビチ
資料篇 フェシュン、A・G編著『秘録 ゾルゲ事件――発掘された未公開文書』