プロローグ もうひとつの統合教育
1「保健室的な障害児学級」という発想
2通級学級のスタート
3現行制度も運用次第で
4達ちゃんの通級時間をめぐって
5いろんな人の知恵を借りる
第1部 自閉をひらく――遊びとことば
I 遊びの世界がひろがる
はじめに――問題のありか
1遊びの萌芽
2イメージがひろがって
3集団の中で――友だちを模倣すること
II 数とことばの学習
1算数――つまずきを探る
2ことば――試行錯誤の中で
3時刻と時間
III 広がる行動――多動を克服
1かみなり
2時間わり作り
3ステージに並ぶ
4ひとり旅
IV ことばの獲得、つまづきはどこに?
1応対での主客の転倒
2疑問形の習得でひろがる関係
3過去形で話す
4成長を掘り下げる
第2部 通級学級で子どもたちが見えてきた
I 自閉の達ちゃんと
1達っちゃんの植木鉢割り
2不快なことが忘れられない
3叱られ遊び
4達っちゃんの運動会
II さやかちゃんの日々
1「チュッ」のゆくえ
2「集中力を育てる」がヒント
3「おなまえおしえて」
4みんなの中でニーズも探りながら
III 子どもたちの発見
1へんしんばこ
2腹痛は精神的なものだった
3ガキ大将で場面緘黙?
4「ぼく死んだらどうする?」
5子どもに問われる
第3部「障害」と向き合う授業
I 盲児浅井一美ちゃん物語
1みんなといっしょか盲学校か
2何を配慮すればいいか
3いっしょにやれないことは?
4経験が万能薬ではない
II 難聴の尚子ちゃんと担任の先生
1補聴器をつけた転校生
2タマゴとタバコ――同口形異音
3耳のしくみを学ぶ
4笛は吹けるようになったか?
5どうしてあだ名をいわないか?
III よっちゃんはゆく ある自閉児の小学校生活
1真っ裸で池に
2たんぽぽで気分転換
3本をもってプールに入る
4手袋が片方なくなった
5校内放送をイヤがる
6一学期は落ちつかない
7アラレちゃんになりきった
跋 教師こそ宝 ―――― 平林 浩
あとがき