[プロローグ]歴史教科書――閉じる日本人
九〇年代半ばから進んだ右派勢力の政治的仕掛け…露出する自民党の国家主義的な本音…「痛みを知らない右翼」の台頭…受験には役に立たない「つくる会」教科書…「一国史」の枠組みを取り払えるか
1――「つくる会」教科書とアジア
二一世紀に持ち越した日本の歴史認識問題…記述修正で合格へ…韓国・中国の懸念と抗議…三一独立運動の記念日に…中国語版『台湾論』が投じた波紋…森首相の最後っ屁
2――[香港]アジアの「情報の交差点」から
小さな香港から日本を見る…先進的な土地柄…大々的に報じた香港各紙…香港各界の動き…香港の役割が変わりつつある
3――[韓国]歪曲に対する激しい怒り
金泳鎮議員の深い憤り…突如として始められた断食抗議…ついにドクター・ストップがかかる…韓国政府、日本政府に歴史教科書の記述修正を要求…歴史認識に根本的問題…のぞまれる誠実な対応…「つくる会」教科書、ついに法廷へ……
4――[中国・華人社会]「記憶」をめぐる乖離
触媒としての華僑・華人社会…中国での「つくる会」教科書報道…アジア諸国にひろがった対日抗議の声
5――[台湾]よしりんはなぜ台湾で失敗したか
台湾からも教科書批判の声が…よしりんはなぜ『台湾論』で失敗したか?
[エピローグ]「つくる会」教科書という「腹話術」
KSD疑惑と「つくる会」――つくる会と政界人脈…「つくる会」と右翼人脈…「つくる会」と財界人脈…「腹話術」教科書のゆくえ