序文にかえて インタヴュアー 高士薫
いい先生育てたい――解放教育の闘士から“転身”した高校長、西田秀秋さん
1 学校改革の原点
怨恨を超えて悲願へ――部落と朝鮮をめぐって 対談 林竹二・西田秀秋
拠点としての湊川/生徒と四つに組む若い教師たち/なぜ朝鮮語講座をおくのか
村へ「帰る」ことと「超える」こと/教室を現場として自己が変わる授業を
個人の怨恨を超えて解放の悲願へ/谷中の残留民の闘いにこそ学べ
同和教育の推進のために
はじめに/「同和加配」教員について/立つ基盤を明らかにする/石川県で明らかにしてほしいこと
被差別部落の歴史/差別の諸相/解放の思想と反解放/おわりに
部落差別の根底にある意識構造
神戸市行政闘争/解放運動を弱体化する負のベクトル/阪神大震災を部落問題として読み解く
一木一草、天皇制になびく/天皇制の特徴
私の学校づくり
湊川高校時代/管理職でないと出来ない仕事/東灘高校時代
北摂三田高校時代/伊川谷高校時代/神戸甲北高校時代
総合学科の導入と教育改革の意図
はじめに/兵庫県立甲北高校と私/総合学科の導入と教員の意識改革の課題
神戸甲北高校の総合学科の内実/「アジアと結ぶ」教育の展開/総合学科の選抜制度と本校総合学科一期生
[資料1]総合学科一期生の「自分探しの旅」
自分探しの三年間 鄭由娜
本当の自分に向き合うことができた高校時代 金実玲
[資料2]高等学校教育改革へのひとつの試み――兵庫県立神戸甲北高等学校
2 人と仕事
[1]教育改革の試練の中で
西田先生と私――教育にかける想い 近藤靖宏
喧嘩の仕方と心の広さを教えられた 上田統雄
西田さん、ありがとう――“日本における部落差別の謂れ”を読んで 小野四平
[2]生徒との関わりを原点として
退職される西田秀秋先生へ 金時鐘
続け、第二、第三の「西田秀秋」 高士薫
わたしの中の、西田さん わたなべひろやす
俗悪なものをくつがえされて 砂上晶一
教えられた道をこつこつと歩いてきたつもりです 武藤啓司
崇高高く――西田秀秋のこと 中谷豊
魅力とこわさ 谷田巌
[3]人の思いとその歴史を重ねて
公立高校の朝鮮語の講師として 文東載
蒔かれた「朝鮮語」の種 方政雄
西田先生からもらった宿題 遊間勝夫
教科書より大切なことが 土井加代
子供を持つ親として 射延桂子
隠居は許しません 鍛示英子
[4]教育の原点を求めて
明日へのエネルギーになる一言 徳田泰治
神戸甲北高校の被災状況について 竹中敏浩
同年代の私の感想 村上忠敬
西田校長と神戸甲北総合学科 岡田正
柔道場のレスリングマット 渡邊惠三
「人権とアジア」を視点に据えた学校 名波彰
感動的だった最後の卒業式 仲日出男
心の優しさを忘れることなく 横山木郎
校長先生は名前を覚えるのが早いなあ 田中里美
「まず生徒ありき」を忘れずに 田中康憲
生徒からもらった手紙 田中雅康
あとがき