小野田猛史『金融破綻の国家犯罪』

書評より

●[週刊金曜日 本・自薦 1999/4/16号]

「あえて国家犯罪という書名を選択した理由とは、原因が公知でなかった水俣病のような公害病とは一線を画さねばならないのではないか、とい言う認識である。金融破綻の原因は、文明の歴史を通じて経験的に体得され、二〇〇年以上も前から公知となっている。予知可能でありながら、この知見を踏みにじったから起きるべくして起きてきた。犯罪として断罪しなければ、文明そのものが疑られてしかるべきではないか。誰も挑戦しなければ、私がやろう、と(小野田猛史・環境技術懇談会主催)」。

●[出版ニュース 1999/3/中旬号]

「〈『金融赤字経済破綻は、なぜ起きるのか』という問いに、経済学は答えられない〉〈その場しのぎの回避策だけが、問題にされてきた〉……〈経済の基礎は、技術にある。ところが、技術について理解しているエコノミストは一人もいない〉という問題意識に基づいた考察は、危機の処方箋に止まらない文明論として示唆に富む」。

読者カードより

●[1999/4/2]

多額の年金がどう使われているのか、の分析、また、金は富ではない。その他、物事の本質から記述されている点、大変好感が持てました。マスコミ位は(せめて)この様に本質をついた報道をして欲しいと思います。
(神奈川県在住、無職、64歳)