第1号 民衆史の中の自然、環境、エコロジー
インタビュー 私にとっての田中正造 人間らしい生き方、学び方/無着成恭
現代エコロジーの先駆者・熊沢蕃山/室田武
足尾銅山とわが家の歴史/野田秀雄
正造と花袋のことなど/久保田昭三
旧谷中村の野鳥/志村章子
土と水の心にふれ/山田孝毅
現地ルポ 足尾銅山〈フィリピン版〉を行く/踊哲郎
いま、よみがえるエコロジーの世界/田中俊満
広がるダイオキシン汚染/高木幸枝
割りばしの先に世界がみえる/志村章子
田中正造周辺稿 赤尾小四郎・清三郎・豊三/日向康
第2号 移民
インタビュー 日本人のアメリカ体験/宇井純
明治期米国の日系社会は何を読んだか/田村紀雄
『時事新報』の鉱毒被害民海外移住論/山本武利
黎明期の労働運動と移民/小松隆二
松本英子『鉱毒地の惨状』あとさき/竹見智恵子
『金門日報』創刊者永井元と松本英子/藤野雅己
「移民」と「田中正造」に関する文献紹介
続足尾銅山とわが家の歴史/野田秀雄
田中正造――農本主義、人民主義(1)/V・カーペンター*訳・鈴木和枝
書評・工藤直太郎著『新井奥邃の思想』
映画紹介・「田中正造の最後の戦い」
演劇紹介・「朝未来」
第3号 民衆史とメディア
インタビュー メディアとしての田中正造の手紙/由井正臣
ジャーナリズムのなかの田中正造/香内三郎
日露戦争下の田中正造の言論活動/田村紀雄
田中正造とラルフ・ネーダーのピーアール戦略/鈴木和枝
資料紹介 明治女学校・女学雑誌と田中正造/藤田美実
足尾銅山と自分史(1)/野田秀雄
田中正造と私・正造と石ころ/羽生道朝
田中正造と私・人の貧ハ我貧/松田孝造
田中正造と陽明学/栗田尚弥
田中正造――農本主義、人民主義(2)/V・カーペンター*訳・鈴木和枝
資料・文献
第4号 林竹二と天の仕事
インタビュー ソクラテスから田中正造へ/J・フィッシャー
「思想の科学」田中正造特集経緯/日向康
林先生と授業「田中正造」/竹内敏晴
林竹二小論/小岩豊彦
林竹二を生きる/延永臣員
林竹二とわたし・初一念は神なり/山田孝毅
林竹二とわたし・学ぶ者は裏切られることがない/原田奈翁雄
林竹二・1985、そして教育の場で/井上謹郎
林竹二の映画にとりくむ人々〈グループ現代〉/志村章子
林竹二著作目録
足尾銅山と自分史(2)/野田秀雄
「古河の銅」を支えたもの・上/小西徳應
田中正造――農本主義、人民主義(3)/V・カーペンター*訳・鈴木和枝
第5号 「鉱毒地の惨状」と松本英子
「鉱毒地の惨状」全翻刻
――足尾鉱毒の被害劇甚地を訪れて、直接人々から被害状況を聞き取った感動のドキュメント「鉱毒地の惨状」を史上はじめて全翻刻
時代を描き、時代を越えたルポジュタージュ・解題にかえて/竹見智恵子
松本英子とその父母/府馬清
解説・永井(松本)ゑい子詩文/田村紀雄
松本英子略歴・関連資料
インタビュー 今なお生きている「鉱毒救済婦人会」の精神/高橋喜久江
足尾銅山と自分史(3)/野田秀雄
第6号 宗教を超えるもの
インタビュー 〈田中正造と幸徳秋水〉――キリスト教、社会主義、アナーキズムをめぐって/F・ノートヘルファー
田中正造周辺のキリスト教徒/工藤英一
田中正造をめぐるキリスト者像・黒沢酉蔵/小岩豊彦
木下尚江と田中正造/藤田美実
解説・新井奥邃と田中正造/志村章子
足尾で「中国人殉難烈士」慰霊祭開催/竹見智恵子
ルポ・3年後のPASAR(フィリピン銅精練工場)/踊哲郎
足尾銅山と自分史C/野田秀雄
「古河の銅」を支えたもの・下/小西徳應
インタビュー 祖先の墓を守って闘いつづける/水野勝作
書評・大野俊著『赤い川』、日向康著『林竹二・天の仕事』、研究誌『初期社会主義研究』、足尾研究会編『閉山後の足尾――人工動態を中心にして』
第7号 いま農業を考える
インタビュー 〈義人でない〉田中正造を掘りおこす/西野辰吉
地主制・農民・キリスト教/飯沼二郎
研究ノート・「予は下野の百姓なり」考/小西徳應
座談会・下野の百姓はいま
現代の米問題とはなにか/高木幸枝
足尾銅山と自分史(5)/野田秀雄
87足尾現況レポート/橋本康夫
書評・山本武利著『公害報道の原点――田中正造と世論形成』、日向康著『それぞれの機会』
田中正造の思想をひもといてゆくと、そこには、非暴力不服従、教育観、エコロジーなど、洋の東西を問わず、同様の思想や哲学をもった先人に出くわすのです。
これからも多くの角度で、その思想の世界性が明らかになるでしょう。
田中正造は、私たちの生活の世界(コスモス)であり、方法です……
――「創刊のこころ」より