I アメリカ帝国――正義なき世界
「戦争は平和、平和は戦争」――帝国のドクトリン――何が始まっているのか、そして私たちはどこにいるのか
「戦争の第二段階」――一体何がおこっているのか/新自由主義的グローバル化とアメリカの覇権/ブッシュ――帝国の統治方式の変化/「グローバル幕藩体制」のパラドックス/オルタナティブは存在する!
帝国の戦争とアジア――アジア平和連合(APA)の出発によせて
ブッシュ・ドクトリン/アジア平和連合(APA)の結成/創造するべき新しい関係としてのアジアの平和/帝国の戦争による既存状況の変容
暴力の悪循環を断つために――「なぜ」と問い、巨船の舵を切りかえるとき
人間なるもの――スーザン・ソンタグ『この時代に想う テロへの眼差し』によせて
帝国主義から帝国へ
レーニン帝国主義論と綱領論争/日常的な支配・抑圧システムとしての帝国主義/具体化する帝国主義/冷戦の終了と「複合的世界権力」の出現
II グローバル民主主義と民衆の連合
分水嶺としてのシアトルの闘い
運動の根拠をどこに求めるか/複数の正義をつなぐ
グローバル化と冷戦後の米国戦略
「シアトルの戦い」の意味/経済のグローバル化/グローバル化とアメリカの軍事戦略/結びに
「資本主義」を乗り越える、「市場」を再生する、「市民社会」を疑う
平和、安全保障――私たちの再定義、彼らの再定義
二つのサミットの間で――新しい文脈の中での日本問題/「グローバル化」プロセスと米国の軍事戦略の結び目/全体的背景/危機の拡散と拡大/安全の再定義――UNDPの「人間の安全保障」(human
security)/民衆の安全保障についてのいくつかの考え
女性国際戦犯法廷最終判決へのコメント
ここからどこへ 地球規模の対抗社会への模索――「ピープルズ・プラン21世紀」の七年
「民衆の大合流」――PP21南アジア/水俣宣言からの出発/PP21のヴィジョンと組織をめぐる問題/国内プロセス/一九九二年タイ――内から外へ/連合をめぐる試練と組織の問題/PP21南アジア/サガルマタ宣言の視点/国連プログラムとNGOの国際的連合/カトマンドゥ以後――PP21の二〇〇〇年へむけての新しい展望
新自由主義的グローバル化と民衆の連合――九〇年代とピープルズ・プラン21
グローバル民主主義をつくるグローバルな民衆/市民社会と民衆連合/相互変革をうながす相互作用/カトマンドゥ――民衆の中心性/抵抗することと創造すること――社会的セクターの再接合/PP21のプロセスを振り返る――大合流としての定着と組織の矛盾/一九九〇年代――NGO連合の時代/グローバルな民衆行動の出現とPP21の新局面
III 冷戦後にアジアを読む
近代日本と中国革命――戦後日本国家批判と世界共産主義運動の総括の視角から
はじめに/日本近代化とアジアへの逆接/戦後日本国家―歴史的遮断と継承/世界共産主義運動の文脈における中国革命/おわりに
光州決起は日本社会にどのように受け止められ、影響を与えたか
日本の運動圏と日韓民衆連帯の誕生/日韓民衆連帯と二つの潮流の位相/「金大中を救え!」――
二つの運動潮流の合流/光州からの道
冷戦後の台湾と東アジア――民衆の安全保障の立場から
冷戦とその後の事態/戦後日本・東アジアの形成者としての冷戦/重なり合う複数の歴史過程とその展開/中華人民共和国――危険と機会/グローバル化とその軍事的傘――日本に戦争参加態勢をとらせる/新版中国封じ込めは私たちを助けるか/民衆自身による民衆の安全保障
鶴見良行とベ平連
日米合作国家と戦後天皇制――ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』を読む