第一部 在日米軍基地と日米安保体制
1 前進展開の意味――在日米軍をめぐる「ふたつの問題」
2 沖縄・小笠原返還交渉 一九六七年――基地自由使用・核兵器と事前協議(1)
沖縄・小笠原の軍事的価値/沖縄の基地を維持するための返還
3 沖縄返還交渉 一九六九年――基地自由使用・核兵器と事前協議(2)
「国連軍地位協定」と米軍基地自由使用/あらゆる場合の基地自由使用/佐藤訪米と「事前協議」の逆転/沖縄返還を実現させた民衆の抵抗運動
4 核兵器の「持ち込み」と「通過」――秘密協定と既成事実
「アリソンb重光合意」という虚構/小笠原返還交渉と「ふたつの問題」/「ラロック証言」と「ライシャワー発言」/空母ミッドウエーの横須賀母港化
5 在日米軍基地と核戦争態勢――最近の研究から
在日陸上基地への核兵器の「持ち込み」/岩国基地沖合の「核兵器貯蔵艦」/硫黄島・ 父島・本土・沖縄での核兵器貯蔵と「NCND政策」/日本の基地で計画された核戦争
第二部 アメリカの戦争と日米安保体制
1 朝鮮戦争と戦後日本
^朝鮮戦争――日米安保体制の原型
軍事的「封じ込め」――「NSC六八」の論理/戦闘出撃拠点としての日本/兵站基地としての日本
_「池田・ロバートソン会談」――アメリカの「外圧」のはじまり
2 ベトナム戦争(1) ――「アメリカの威信」と民族自決
「ベトナムにおける行動方針」――取引カードとしての北爆/民族自決と民衆の支持/「マクナマラの戦争」
3 ベトナム戦争(2)――在日米軍の行動
海兵隊――第三海兵水陸両用戦軍/海軍――第七艦隊/空軍――第五航空軍/サイゴン陥落と在日米軍の出動/兵站――後方支援
4 情報収集艦プエブロ拿捕事件(一九六八年)
――マクナマラと「アメリカの威信」
マクナマラと「アメリカの威信」/アジアにおける第二戦線の回避
5 EC-121事件(一九六九年)とマヤグエス事件(一九七五年)
――キッシンジャーと「アメリカの威信」
^EC-121電子偵察機撃墜事件
_マヤグエス事件
「軍用船」マヤグエスの拿捕/中国・北朝鮮への意志表示としての「軍事力の明示」/沖縄海兵隊の出動
6 「不沈空母」日本――レーガン軍拡と日本の役割
ベトナム戦争と「戦力」分担要求/「海外戦力」の重視/「三海峡封鎖」と「シーレーン防衛」/「レーガン軍拡」と「中曽根軍拡」/大韓航空機撃墜事件
7 湾岸戦争(1)――日本の戦費分担
^「砂漠の楯」から「砂漠の嵐」へ
クウェート国境「ウオッチコン1」/ブッシュ政権と戦争目的
_ 湾岸戦争の役割分担
日本が供出した「軍資金」/「日本ファンド」/「連合国」としての日本
8 湾岸戦争(2)――在日米軍の行動
在日米軍と湾岸戦争/海軍――第七艦隊/海兵隊――第三海兵遠征軍/空軍――第五航空軍/陸軍――在日米陸軍・第九軍団/「ノーザン・ウオッチ」と「サザン・ウオッチ」作戦
9 アフガニスタン侵攻とブッシュ政権の論理
^九・一一事件とアフガニスタン戦争
アメリカへの「テロ」事件とアフガニスタン報復戦争/ナショナリズムの昂揚──星条旗はためく下に/在日米軍──空母キティ・ホークの出撃と海上自衛隊の「護衛作戦」/日本の軍事的「貢献」
_ ブッシュ政権と「一極覇権主義」の「単独行動路線」
国益追求のための単独主義/九・一一事件と『国家安全保障戦略』/核先制攻撃
10 イラク侵攻の論理と反戦運動
^イラク攻撃の論理──「デモクラシーのグローバリズム」
「先代の家老たちの反乱」/デモクラシーの十字軍
_ 反戦の論理と「民衆のメディア」としてのインターネット
オルタナティブなメディアとしてのインターネット/反戦デモの世界的広がり/民主主義と「歴史の審判」