堀内光一『アイヌモシリ奪回』

書評より

●[図書新聞 2004/6月26日]

「蝦夷地を『開拓』=収奪した植民地国家ニッポンは、アイヌ民族の訴えを門前払いにする。しかし、アイヌを『文化』の次元に押し止めて自決・自治権を認めず、マジョリティに取り組む同化政策への批判と、その本質に関わる『消されたアイヌ地』返還要求は、実は私たちの人権回復に他ならない。本書は歴史的事実をもとに、何よりそのことを示している。」