1 朝鮮戦争と講和・安保条約――在日米軍・米軍基地との関連で(森田英之)
1 アジア・太平洋国家としてのアメリカ
2 在日米軍・米軍基地
3 朝鮮戦争の勃発と警察予備隊の創設
4 朝鮮戦争と講和・安保条約
5 朝鮮戦争と海上戦力の復活
5 おわりにかえて
(1)米ソによる北東アジアの分割
(2)米中戦争の開始と日本再軍備
2 ヴェトナム戦争と在日米軍・米軍基地(藤本博)
1 アメリカの「自由世界援助計画」と日米安保体制の変容――日本の戦争協力の位置
(1)「アメリカの最も長い戦争」への道と「自由世界援助計画」
(2)アメリカのヴェトナム軍事介入の拡大と日米安保体制の変容
(3)ヴェトナム戦争に対する日本政府の立場
2 ヴェトナム戦争期における在日米軍・米軍基地の役割とその特徴
(1)一九六〇年代の在日米軍・米軍基地の性格
(2)一九六〇年代における在日米軍の兵力配置
3 ヴェトナム戦争と沖縄の米軍・米軍基地
(1)ヴェトナム戦争期における沖縄の米軍・米軍基地の重要性
(2)ヴェトナム戦争の拡大過程における沖縄の米軍・米軍基地機能の変遷とその実態
(3)沖縄における基地機能の拡大
(4)沖縄の米軍基地をめぐる日米間の政治問題化
4 ヴェトナム戦争期における「日本本土」の米軍・米軍基地の役割
(1)「日本本土」の米軍・米軍基地の特徴
(2)第七艦隊の拠点としての横須賀・佐世保
結びにかえて
3 一九七〇年代・一九八〇年代の日米関係(宮川佳三)
1 日米関係における沖縄
2 日米安全保障条約改定
(1)条約改定の背景と交渉
(2)地位協定と付属文書:「事前協議制度」
3 一九六〇年代の沖縄施政権返還交渉開始の背景
(1)沖縄返還交渉の始まり
(2)日米両政府と沖縄返還問題
(3)佐藤政権と沖縄返還問題
(4)一九六七年の日米首脳会談
4 ニクソン・ドクトリンと沖縄返還
(1)ニクソン・ドクトリン
(2)沖縄返還交渉の継続
(3)沖縄施政権返還交渉妥結
(4)アメリカの極東安全保障戦略に組み込まれた日本
(5)「思いやり予算」への道
(6)沖縄返還と核密約そして事前協議
(7)沖縄返還後の日米関係
5 「政治的」安保体制から「軍事的」安保体制へ
(1)「日米防衛協力のための指針」
(2)鈴木・レーガン首脳会談と中曽根・レーガン首脳会談
結語
4 フィリピンの米軍基地問題――植民地時代から一九九二年まで(中野聡)
はじめに
1 植民地時代の基地問題
(1)前哨基地にはならなかったフィリピン
(2)日米戦争とフィリピン
2 第二次世界大戦と一九四七年基地協定
(1)対日戦争と基地問題
(2)一九四七年基地協定
3 冷戦と基地ナショナリズム
(1)基地とフィリピン・ナショナリズム
(2)基地協定改訂交渉 一九五六―一九六五
4 マルコス時代の基地問題
(1)フェルディナンド・マルコスの登場
(2)高まる基地ナショナリズムとマルコス政権 一九六五―一九七二
(3)マルコス独裁体制と基地問題 一九七五―一九八三
5 基地関係の終焉
(1)なぜ基地関係は終わったのか
(2)比米友好協力安保条約交渉と基地関係の終焉
(3)「基地以後」の比米関係
おわりに
5 「ポスト冷戦」戦略から「デモクラシーのグローバリズム」への展開――アメリカの一極覇権と国益第一主義(島川雅史)
はじめに
1 湾岸戦争――「冷戦」の終結と「ポスト冷戦」の始まり
(1)湾岸戦争
(2)ポスト冷戦戦略
2 フロム・ザ・シー――「機動遠征軍」による「海から」の攻撃
(1)「機動遠征軍」としての在日米軍
(2)「フロム・ザ・シー」戦略
3 同盟国への分担要求と「日米安保再定義」――九〇年代の動向(1)
(1)軍事基地閉鎖と例外としての日本
(2)「同盟国の貢献」と日本の「ホスト・ネーション・サポート」
(3)日米安保再定義
4 在日「機動遠征軍」の行動――九〇年代の動向(2)
(1)朝鮮半島危機――一九九四年
(2)台湾海峡危機――一九九六年
(3)「ノーザン・ウオッチ」と「サザン・ウオッチ」作戦
5 九・一一事件と「デモクラシーのグローバリズム」――アフガニスタン侵攻・イラク侵攻の論理
(1)ブッシュ政権の世界戦略
(2)「先制攻撃」と「デモクラシーのグローバリズム」