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脳死論議ふたたび
改正案が投げかけるもの
臓器移植法改正を考える国会議員勉強会・編
Debate Over Brain Death Again
Edited by Members of Diet Thinking on Amendment of Organ Transportation Law

No!といわないかぎり臓器摘出?
救命救急の現場、小児医療の現実、無法状態の生体間移植。
臓器移植法執行後の臓器摘出の実体はさまざまな矛盾をはらんでいる。法執行後8年。NOといわないかぎり臓器摘出を可能にしてしまう改正案が浮上した。脳死移植の本質を解明するために。脳死論議をふたたび!

8月18日

46判★208頁★1600円+税
ISBN4-7845-0179-7

臓器移植が抱える問題を問い直すために 金田誠一(衆議院議員)

人間の命にかかわる立法 光石忠敬(脳死臨調元参与・弁護士)
概念操作された「脳死」定義/現行法成立まで
現行法の長所と短所/いま法を見直す状況にあるのか

臓器移植法改正にあたって?自民党調査会案の問題点と提案 島次郎(科学技術文明研究所主任研究員)
自民党調査会案の問題点/臓器移植法改正への提案

小児臓器移植を実施するまえに 杉本健郎(重症心身障害児者施設びわこ学園園長)
時間とともにゆれ動くドナー家族の気持ち/子どもへのアセント
カナダ・トロント小児病院のシステム/小児科学会のとりくみ

突然「脳死」と宣告されて?交通事故被害者遺族の思い 井手渉(全国交通事故遺族の会会長) 井手政子(全国交通事故遺族の会理事)  
おざなりな救急医療体制/臓器移植の前になすべきこと

救命救急医療の現場から 浜辺祐一(東京都立墨東病院救命救急センター部長)
なぜ「改正」するのか/脳死判定基準の問題点/幼児虐待の現場
本人意思の確認/終末期医療の中の脳死



「臓器移植大国」アメリカの現在 会田薫子(元ジャパンタイムズ報道部)
米国の学者へのインタビュー/「脳死」概念はインチキだ
「脳死」はベストな概念/生命倫理学者たちの見解
心停止後の臓器提供/「Non-Heart-Beating Donation」の危うさ

生体移植の現状 京大病院生体肝移植ドナー死亡事例  西河内靖泰(全国肝臓病患者連合会相談役)
はじめての死亡事故/多くの実施例を持つ大学での死亡事故
何が問題だったのか/生体肝移植に法的枠組みを

日弁連からの提言 臓器移植の人権救済申し立て  加藤高志(日弁連人権擁護委員会医療部会所属・弁護士)
臓器移植法制定時の議論状況/人権救済申し立て
自民党調査会案についての日弁連の意見/小児の臓器移植をどう考えるか

脳死・臓器移植を検証する 小松美彦(東京海洋大学海洋科学部教授)
脳死状態をめぐる定義と現実の分裂/「脳死=人の死」の論理的破綻
移植で延命できるのか/おわりに

脳死・臓器移植、再考のために 阿部知子(衆議院議員)
深く沈降した 脳死論議/打開されない移植への道をめぐって
政治の場での生命/論議の深化を

資料 
臓器移植法改正案について
臓器移植法改正案
自民党調査会〈A案〉/自民党調査会〈B案〉
自公検討会〈河野太郎・福島豊案〉/自公検討会〈斉藤鉄夫案〉
脳死下での臓器提供事例
移植機関一覧
臓器の移植に関する法律


書評



●[Kokutai 10 2005

日本の移植事情の推移をたどりながら、弁護士や小児科医、報道関係者など、さまざまな分野の人々が臓器移植法改正に当たり、どうあるべきかを強く問いかけます。「脳死は人の死か」という壮大なテーマを改めて考えてみませんか。


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●開設 1998年12月31日
 ●最終更新日 2005年 10月6日