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シリーズ・花岡事件の人たち
第三集 花岡鉱山

野添憲治
Hanaoka Mine
Kenji Nozoe


戦時下、労働者として日本各地へ強制連行された中国人のうち、花岡鉱山での死亡者は他を圧倒する。
証言を連ね矛盾を暴く:第1部「聞き書き花岡事件〜37年目の証言」。
鉱山史をまとめた:第2部「花岡鉱山」。戦後長くタブー視された事件を語る:第3部「花岡事件を見た20人の証言」。


2008年2月22日

A5判上製★400頁★4300円+税
ISBN978-4-7845-0573-9
C0030

目次

版画 「秋田物語」ノート(3)

第一部 聞き書き花岡事件 三七年目の証言
     はじめに
     連行そして寮へ
     中山寮生活
     地獄の日々
     過程と背景
     内地移入計画と戦時中の花岡
     残虐行為の生み出したもの
     蜂起前夜
     一斉蜂起
     事件処理

第二部 花岡鉱山
花岡鉱山の労務の変遷
花岡鉱山の友子制度

第三部 花岡事件を見た二〇人の証言(後編)
付記 証言集について
毎日のように人が死ぬ  鹿島組職員の見た事件 佐藤文三の証言
骨と皮ばかりになって  花岡在住者の見た暴動 佐藤ウメの証言
拷問と報道管制  憲兵隊兵長として出動 浜松健二の証言
抵抗しなかった中国人  山狩りに消防団員として参加 桜田千代治の証言
C級戦犯  警官として出動 工藤庄一の証言
殺されるがら山さ行ぐな 少年の見た花岡の中国人  木村喜代美の証言
葉っぱを食べる  引き揚げ女性の見た中国人 木村キヨの証言
人間のニシン漬け  遺骨の発掘に参加 藤森源治の証言
遺骨送還に参加  周総理と会見 武田武雄の証言
戦争さえなければ  花岡町で生れ育って 三浦瑞の証言

第三集あとがき

【花岡事件 関連年表】
索引


野添憲治(のぞえ・けんじ)

1935年秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土木の出稼ぎを7年、国有林の作業員を8年の後、能代市に転住。大館 職業訓練所(自動車整備科)を修了後、木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て、著述活動に入る。
著書に『出稼ぎ 少年伐採夫の記録』(三省堂新書)、『開拓農民の記録』(NHKブックス)、『花岡事件の人たち』(社会思想社・現代教養文 庫)、『秋田杉を運んだ人たち』(御茶の水書房)、『花岡事件と中国人』(三一書房)、『秋田県における朝鮮人強制連行』(社会評論社)ほか多数。中国語 に翻訳され、中国で3冊が出版されている。『塩っぱい河をわたる』(福音館書店)で第42回産経児童出版文化賞を受賞。 第T期著作集「みちのく・民の語り」(全6巻、社会評論社)がある。


書評

北羽新報2008年3月16日]
また、「二〇人の証言」では、当時の鹿島組職員や消防団として山狩りに参加した住民の声、引き揚げ女性が見た中国人の悲惨な状況などが生々しい言葉で語られているほか、巻頭には写真や連載紙、中国人虐待を描いた判図ノート「秋田物」も掲載されている。




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●開設 1998年12月31日
 ●最終更新日 2008年2月25日