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台湾・少年航空兵
大空と白色テロの青春記
著者:黄華昌(ホワン・ホアチャン)
Taiwan,Aircraft Boy Soldier
A Youth Diary of Firmament and White Terror.
Writer:
台湾名N Hawa Chung
華文名Hang Huwa Qian


神風特攻隊として訓練中に終戦。
国民党統治下の政治犯として獄中10年。
戦争と政治の狭間に生きたひとりの台湾人の波乱万丈の青春期

9月5日

46判★344頁★2000円+税
ISBN4-7845-1313-2

 プロローグ 3

 T 大空の夢を追って日本へ…………9
我が家のルーツ 10
母による「客家板条」の店 17
悪童時代 21
師範学校入学の夢 28
開校以来初の陸軍少年飛行兵 32
涙に濡れるデッキ 37
暁に祈る富士丸の最期 41
大津陸軍少年飛行兵学校へ 47
闘魂に火をつけた伍長の鉄拳 51
若い紳士がベッピンさんをつれて面会 54
熊谷陸軍飛行学校へ 57
立川基地へ 65
豊岡陸軍士官学校へ 76
特攻隊の飛行訓練 82
生も死も間一髪 84
ホントーの人 88
廣田飛行兵の誕生 93

 U 終戦―帰郷までのいばらの道…………99
第二次大戦の終焉 100
修武台最後の一兵 106
「閣下」殿 大本営罷り通る 110
夕焼け小焼けて小糠三合 114
窮すれば通ずる坂の長崎 121
名が詐欺(ナガサギ=長崎)の外食券  126
恩賜の煙草と異郷で聞く懐かしい故郷の声 132
未練と苦難だらけの日本よ、さらば 138




V 国民党統治下になった台湾…………147
敗残兵の戦勝国民 148
特攻くずれ 156
早変わりした一等国民の悲憤 160
愛国の民が思想犯の第一号 168
大空への返り咲きか 174
二二八事件 181
叛旗を翻した郷土自衛軍 188
郷土自衛軍の決起 197
蒸気機関車で死地に赴くか 200
戦わずに崩壊したクーデター 203
勝てば官軍 負けた賊軍の逃避行 210
山小屋での隠遁生活 214
渡る世間は針の山 222

 W 白色テロ受難記…………229
革命運動の台湾青年達 230
激変の世相に挑戦 235
革命運動と体育教師 242
三連座保証 248
パスポートと密航船 251
革命組織の総崩れ 255
手錠と足枷の青春 262
歌え! “幌馬車の歌”と“ベンガワンソロ” 278
人間数珠の大移動 288
文盲が路上測図した緑島初の地形図 296
無手勝流で築く自縛の砦 302
奇抜な医師と不死身の天の子ら 309
運命の悪戯 316
過酷な精神的苦痛 318
百人百態の洗脳営 321
島に曙光が昇る 331

 エピローグ 335



黄華昌(ホワン・ホアチャン)
1929年、台湾で生まれる。
1943年11月、大津陸軍少年飛行学校入学。
1944年10月、熊谷陸軍飛行学校入学。
1945年、立川基地に配属。同年6月埼玉県豊岡陸軍航空士官学校入学。特攻兵として訓練中に終戦。
1946年2月、日章丸にて帰国。
1950年、国民党の白色テロを受け、政治犯として10年の刑で監獄島に収容される。
1960年6月、満期釈放。

書評


●[西日本新聞 2005年11月28日 ]

旧陸軍少年飛行兵で戦後、台湾の国民党独裁統治時代に政治犯として投獄された台湾人の黄華昌さん(七六)が、自らの大変をつづった「台湾・少年航空兵−大空と白色テロの青春期」を日本語で出版した。戦前の日本統治時代の台湾社会や特攻隊員として訓練を受けた飛行兵時代、「白色テロ」と呼ばれた国民党政権の弾圧など、激動の日台現代史を描いている。



●[サンデー毎日 サンデーらいぶらりぃ まだある「戦後60年」の本 10.9.2005]

語られなかった一人のアジア人の「戦後60年」、その背後には数多の黄さんがいることだろう。著者は日本語で本書を書き上げた。


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●開設 1998年12月31日
 ●最終更新日 2005年 10月6日