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焼津流平和の作り方
「ビキニ事件50年」をこえて
加藤一夫/監修=静岡福祉大学学長、ビキニ市民ネット焼津/編著
Yaizu Way of Peace
Edited by Bikini Citizens Net Yaizu


1954年3月、南太平洋マーシャル諸島でアメリカは水爆実験を強行する。
島民はもとより、焼津の漁船「第五福竜丸」が被曝し大衝撃を与えた。
原水爆反対運動が全世界に波及した。
それから半世紀、焼津市民による「町おこし」にも寄与する新しいタイプの平和運動がはじまった。
その全記録。


2007年9月3日

A5判★280頁★2600円+税
ISBN978-4-7845-1331-4
C0030

はしがき                              3

第1章 第五福竜丸元漁労長・見崎吉男さんの証言        9
1.遭遇と帰港 10
2.あれから50年 第五福竜丸の航海 19
(資料)1 第五福竜丸年譜 28
(資料)2 第五福竜丸被災事件年譜の修正について 31

第2章 「第五福竜丸50年」に寄せて:市民の証言        35
1.現在の証言(2004年) 36
2.過去の発言 50年前の中学生の発言 53
3.ビキニ事件と平和運動 63

第3章 菜の花とゴジラ─焼津旧港保存運動へ         69
1.「菜の花スマイル作戦」 70
2.ゴジラ上陸! ビキニ事件とゴジラ映画 78
3.焼津旧港保存活用運動 「やいづKama VOX」トロ箱ライブ 90

特別章(1) 焼津(やいづ)という街─やーづ紹介       93
1.歴史と現在 95
2.産業 100
3.水産業・漁業関連の施設とイベント 103
4.焼津特産物 106
5.焼津の主要な散策施設 111
6.海の町やいづの主なイベントとその担い手たち 114
7.農業の焼津・工業都市としての焼津 119
8.海外姉妹都市 120
9.合併について 121
10.文化について 122
11.地域の不安(地震・津波・原発) 126
12.焼津の観光スポット 128

第4章 「やいづ平和学」の実践                133
T 公開講座「やいづ平和学」と「第五福竜丸 心の航跡」 134
1.公開講座「やいづ平和学」(報告) 134
2.『第五福竜丸 心の航跡』について(紹介) 141
U 第五福竜丸事件から旧ソ連核被災実態調査まで 147
1.第五福竜丸事件と被曝検査への参加 147
2.旧ソ連の核開発による核被災の実態調査 158
V 平和教育の実践記録 165
1.ビキニ事件50周年! 167
2.命の大切さと平和の尊さを学ぶ! 168
3.若木っ子発表会について 173

第5章 ビキニ事件と第五福竜丸                179
はじめに 180
1.「やいづ平和学」の前提 181
2.第五福竜丸の被曝:1954年3月1日 184
3.事件の終結 189
4.事件の衝撃:反核運動の出発 192
5.被曝罹災者と核問題 199
6.第五福竜丸の運命 201
7.ビキニ事件の文化的インパクト 204
むすびにかえて:ビキニ事件50年を超えて 206

第6章 焼津流、平和の作り方─3・26集会講演記録     209
T 長崎の平和運動について 210
1.私の被爆体験 210
2.2000年11月に開かれた第1回市民集会 213
3.市民が主人公になる運動を 218
U シンポジウム報告要旨 220

特別章(2) モダンアート展
       「1954 Bikini Means いのちの黙示録」      223
1.開催意図書(2004) 233
2.作品募集の概要(2004) 234
3.エントリー一覧とプロフィール(2004〜2006) 235
4.来場者のメッセージ(会場のノートから) 246

第7章 岡本太郎「明日の神話」(壁画)を焼津市に!      247
1.私たちの夢、焼津の夢 248
2.岡本太郎の絵画について 249
3.ビキニ事件を体験した町 焼津 251
4.平和運動の原点 焼津 252
5.ゴジラを生んだ町 焼津 253
6.町の「文化力」を高め、素敵な「物語」を創ろう 254
7.小さな町が誘致競争に勝つために 256

「ビキニ市民ネット焼津」活動クロニクル(2003〜2007年)     259
関係文献目録                           263

あとがきに寄せて 271
伝えるための言葉を持てなかったまち、焼津    秋山博子 272
ビキニ事件50年を超えて             加藤一夫 274


加藤一夫
北海道生まれ、焼津市在住。現在、静岡福祉大学学長。60年代末からさまざまなボランティア活動やNGOに依拠した社会運動に参加。焼津市の、地域包括支援センター運営協議会、地域福祉計画策定協議会、次世代育成行動計画策定協議会、バス交通問題協議会などの各種委員会委員長を務める。「ビキニ市民ネット焼津」代表幹事。

秋山博子
焼津市生まれ、市内在住。広告企画制作「焼津印研究所」主宰。企業や行政などの広告・情報誌の企画・編集・取材・制作等に携わる。95年頃から、静岡市のまちづくりグループ「静岡ヒューマンカレッジ倶楽部」メンバーとして、地域活動に取り組み、現在は焼津を拠点に、「ビキニ市民ネット焼津」会員をはじめ、焼津おでん探検隊・焼津旧港の活用を考える会に所属。



書評
[静岡新聞 2007年9月8日]
第五福竜丸の元漁労長、三崎吉男さん(八二)=焼津市小川新町=の証言を柱とする第一章から、故岡本太郎氏制作の巨大壁画「明日の神話」の誘致運動をまとめた第七章までの七ヵ章と、焼津を紹介する二つの特別章で構成した。
このうち第四章「『やいづ平和学』の実践」では、会の発足に先立って〇一年に静岡精華短大(現静岡福祉大、焼津市)がスタートさせた公開講座「やいづ平和学」や、本紙の連載ルポタージュ「第五福竜丸 心の航跡」、会員による核被災の実態調査、小学校の総合学習での平和教育の実践記録を収めた。


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●開設 1998年12月31日
 ●最終更新日 2007年 9月20日