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■歴史認識

東アジア・交錯するナショナリズム

●石坂浩一・塩沢英一・和仁廉夫・小倉利丸
46判★1800円
1317-5
(2005・9)

中国・韓国で「反日」の声が高まり、日本でも対抗的な右派言説が強まっている。しかし、そこにあらわれているのは、古い図式ではとらえきれない、グローバル化の時代の「新しいナショナリズム」現象なのだ。変容する東アジア社会で、多様化・流動化する民衆意識をふまえて論じる。


歴史の影
恥辱と贖罪の場所で

●アーナ・パリス著/篠原ちえみ訳
A5判★5600円
0556-3
(2004・7)

戦争加害や民族虐殺など、恥辱の過去モを背負う国々を訪れる著者は、人々の記憶を尋ねて歩く。隠蔽と願望、忘却と贖罪が混淆する共同体の物語へ足を踏み入れること。それは歴史が生まれる現場への旅でもあった。人間の罪と尊厳を問う渾身の大著。[カナダ・ノンフィクション賞受賞]


「自由主義史観」を解読する

天野恵一
四六判★2200円
0494-X
(1997・9)

それは東京裁判史観、大東亜戦争肯定史観を克服する新たな歴史観なのか? 藤岡信勝氏の思想遍歴、教育論、戦争責任論をめぐる言説、彼が援用する司馬遼太郎の歴史観など、多角的に徹底検証。


歴史教科書とナショナリズム
――歪曲の系譜

和仁廉夫
四六判★1800円
0770-1
(2001・6)

新ナショナリストの教科書がやってきた! 教科書攻撃の「第三の波」の主役である「新しい教科書をつくる会」の申請本を解読し、あわせて戦前から戦後、八〇年代から現在にかけての教科書と教育に対する攻撃、アジア各国の反応などを総ざらいする。 →目次へ →書評へ



歴史教科書とアジア
――歪曲への反駁

和仁廉夫
四六判★1700円
0771-X
(2001・6)

ついに検定合格した「つくる会」教科書。「大幅修正」にもかかわらず、そのスタンスは変わらず、韓国・中国・台湾・香港など、アジア各地からのきびしいまなざしが注がれている。好評の既刊『歴史教科書とナショナリズム』の著者による「その後」の徹底検証。  →目次へ →読者カードを見る


アジアを鏡として戦争が見える

●「敗戦50年企画」実行委員会編
A5判★2500円
0542-3
(1996・8)

戦争における日本の加害と被害の体験をアジアとの関わりで検証し、51年目を新たな出発の年とするために! 「アジアの子供たちと戦争展」「演劇・赤い鳳仙花」「アジアのピースアート展」など連続プロジェクトの全記録。 →目次へ





■天皇制

雅子の「反乱」
  ――大衆天皇制の〈政治学〉


●桜井大子編
46判★2000円
0558-X
(2004・11)

雅子への「人格否定」という皇太子発言から全ては始まった。宮内庁との確執、雅子の病気、天皇との対立、「お世継ぎ」問題……。それらはマスコミを通じて「新しい皇室」を作ろうとする天皇家の「陰謀」だった? 女なしでは生き延びられない現代天皇制の研究。



美智子の逆襲
――撃ち込まれた銃弾と「皇室バッシング」の顛末!!

●反天皇制運動連絡会編
A5判★1500円
0525-3
(1994・3)

タカ派メディアによる「美智子バッシング」と「失語症」というパフォーマンス(?)でこれに対抗する美智子。事態は「文春」「宝島」への銃撃テロ・右派勢力内部の「内ゲバ」にまで進んだ。その「真実」は?



「女帝」で天皇制はどうなる!?
社会評論社ブックレット(2)

●反天皇制運動連絡会編
A5判★825円
0487-7
(1996・10)

皇太子夫婦に男子が生まれない中で、女帝(女天皇)論が急浮上。右派文化人の女帝論議、皇室典範見直し論など、すすむ象徴天皇制の「再定義」状況を解明。鈴木裕子・天野恵一・大川由夫・桜井大子。



「日の丸・君が代」が人を殺す!

北村小夜天野恵一
A5判★1200円
0551-2
(1999・7)

広島県立高校校長の自殺を契機に、「日の丸・君が代」の法制化問題が急浮上した。戦争の記憶に彩られ、いまなお人を死に追いやる「日の丸・君が代」の問題点と強制の実態を、対論と資料から明らかにした緊急出版。 
 →目次へ →書評・読者カードを見る



皇室情報の読み方
――天皇制イデオロギー論

天野恵一
美本なし★1800円
0504-0
(1986・6)

大衆的メディアに総出演する皇室ファミリー。60年式典から訪沖へ、政治の表舞台へ浮上する天皇。「皇室情報」の検証を通して、象徴天皇制の政治的、宗教的パワーの根源をさぐる。



情報社会の天皇制
――続・天皇制イデオロギー論

天野恵一
美本なし★2000円
0508-3
(1988・2)

ポスト「昭和」へ向かう状況のなかで、「国際化時代」の天皇制の機能と構造を解析する。情報社会における象徴天皇制。天皇ゼロ記号論、復古反動史観をこえて情報天皇制論を提起する。



大嘗祭で神になる 平成天皇の基礎知識

●加納実紀代・天野恵一
A5判★2000円
0516-4
(1990・11)

日中戦争下、少国民のシンボルとして生を享けたアキヒトは、戦後マイホーム・パパのシンボルを経て、いま晴れて「神」となった。護憲・平和の宣言とともに登場したアキヒトについてのデータブック。



口笛と軍靴
――天皇制ファシズムの相貌

●京都大学新聞社編
四六判★2300円
0502-4
(1985・12)

赤紙は首都から来た。僕の父は下町から往った。翼賛体制へと進む日本を語る醒めたアンソロジー。/久野収、和田洋一、池田浩士、伊藤公雄、宮沢正典、飛鳥井雅道、天野恵一、松沢哲成、栗原彬ら執筆。



[増補改訂版]文化の顔をした天皇制
――池田浩士〈象徴〉論集

池田浩士
四六判★2700円
1440-6
(2004・6)

「平安遷都1200年」に向け、蠢動しはじめた新京都学派。文化の顔をしてわれわれを「慈母」の如く包みこむ天皇制は、一方で異質な存在を徹底して排除する。「文化」としての天皇制を鋭く批判する論集。昭和天皇の死の前夜に書かれた論考群に、「その後」そして「現在」を増補。→目次へ



天皇制と宗教批判

●桑原重夫
四六判★2000円
0503-2
(1986・6)


「宗教」ブームとともに「天皇」が政治の舞台に浮上してきた。靖国神社をめぐる問題がその典型である。キリスト者の立場から反靖国闘争を闘ってきた著者が、現代の最大の「聖域」に踏み込む。



天皇制と民主主義
――戦後50年の考察

●舟越耿一
A5判★3200円
0448-6
(1994・7)

天皇の戦後責任を問いえなかったことに始まる、日本の戦後民主主義のあり方を問い直す。[目次]戦後思想の空隙/日本的民主主義/象徴天皇制/天皇制コンフォーミズム/ラディカルな民主主義/戦争責任



漫文漫画・ショーは終っテンノー

●貝原浩偏画
A5判★1300円0514-8
(1988・11)

天皇を描かせては世界一。天皇とともに歩んだ貝原画伯と、いまやメジャーな天皇業界の売文業者たちの筆になる、一大大逆不敬パロディ大絵巻。ヒロヒト死亡直前に出版され、一大センセーションをもたらした本。


天皇踊り、天女舞う。
天皇制論叢・別冊(3)

●天女くらぶ編
四六変型判★1600円
0513-X
(1986・11)

天皇制を論ずることも大切だけど、そこにもここにも天皇制グッズがころがってる。家庭に職場にミニ天皇制の多いこと。貝原画伯の絵にのせて、51人の女たちが、しっかり語るこの一冊。


女(わたし)たちは天皇制(おとこ)社会を変える
天皇制論叢・別冊(5)

●「このままでいいの?天皇の問題」女性の会編
A5判★1000円
0515-6
(1989・5)

1988年11月23日、東京・山手教会を1500名の女たちが埋め尽くした。「自粛」ムードにひとこと言いたくて集まったのだ。日常のなかに天皇制を見すえるしなやかな女たちの熱語ライブ。住井すゑ講演、土井たか子発言をめぐる応酬など。




エロスを介して眺めた天皇は
夢まぼろしの華である
――御落胤と偽天皇

玉川信明
A5判★2000円
0522-9

熊沢天皇、長浜天皇、小松宮義仁親王、貞王宮……。戦後日本に荀生した自称天皇・御落胤。虚々実々の天皇たちの列伝。

(1990・8)





■在日外国人

在日外国人と社会保障
――戦後50年におけるマイノリティの人権

●吉岡増雄
四六判★3500円
0208-4
(1995・7)

在日外国人と社会保障をめぐる諸問題研究の集大成。健康保険・国民年金・児童手当・生活保護・教育保障などにおける法適用の実態を明らかにする。マイノリティの基本的人権に関する、政府・自治体の行政的現状を鋭く穿つ。



日本の指紋制度

●金英達
四六判★2000円
0206-8
(1987・3)

外国人登録法との関連でクローズアップされた指紋制度。指紋の生物学的機能と社会的応用、日本の指紋制度の歴史、犯罪者管理と指紋登録、外国人管理と指紋登録、指紋の権利構成と利用の原則など、多方面から解明する。



指紋拒否者が裁いたニッポン

●韓さんの指紋押捺拒否を支える会編
四六判★1650円
0236-X
(1990・7)

1980年9月、新宿区役所で韓宗碵さんの「たった一人の反乱」がはじまる。以降、9年にわたる闘いが展開されたが、政府は「天皇恩赦」によって法廷という戦場さえも奪ってしまった……。誰が誰を裁いたのか?



沖縄・天皇制への逆光

●新崎盛暉・川満信一編
四六判★2600円
0509-1
(1988・5)

沖縄にとって天皇制とは何であったか。琉球弧からヤマト=天皇制を照射する。川満信一、新崎盛暉、崎原盛秀、安仁屋政昭、照屋寛徳、三宅俊司、比屋根照夫、谷川健一、大江志乃夫、小田実、色川大吉ら。



在日六〇年・自立と抵抗
――在日朝鮮人運動史への証言

●張錠壽
四六判★2600円
0235-1
(1989・11)

1926年、玄海灘をこえて渡日。メリヤス工場などで働き、労働争議に参加。敗戦後の激動期、朝鮮人連盟に加盟し、朝鮮人学校閉鎖反対闘争などの最前線に立つ……。在日朝鮮人運動史の貴重な証言。



わたしを呼ぶ朝鮮

●平林久枝
四六判★2000円
0241-6
(1992・1)

1945年8月2日、東京八王子は空襲で焼けた。そのとき13歳の少女の前にあらわれた白いチマ・チョゴリのオモニと子どもたち……。青春を朝鮮人の妻として生きたある女の自分史。



〈民族〉であること
――第三世界としての在日朝鮮人

●高演義
四六判★2400円
0267-X
(1998・5)

「歴史の終焉」が叫ばれる中、溶解されゆく「民族」をめぐる言説。ファノンやサイードら、第三世界を問題化した思想家を、在日朝鮮人としての自己と重ね合わせて読み直し、「可能性としての民族」を探る。 →目次へ



[増補改訂版]朝鮮学校の戦後史
――1945-1972

金徳龍
A5判★4500円
0785-X
(2004・1)

日本の敗戦後、植民地宗主国・日本の地に生きた朝鮮人たちは、同化教育のくびきを脱し、自らの手で子どもたちを教育するための学校を作り出した。寺子屋式の「国語講習所」から始まるその歴史、民族団体とその教育路線との関連、教育制度、教科書編纂事業と教員養成など、豊富な資料・聞き書きをもとに、草創期から戦後四半世紀に渡る、朝鮮学校における民族教育の実態を明らかにした、在日朝鮮人研究者による初の本格的研究。 →目次へ →書評を見る



[増補改訂版]アジアの交差点
――地域社会と在日外国人

●会沢勲編著
A5判★2800円
0264-5
(1996・10)

「国際化」以前の問題として、「共生」がある。同じ地域で、外国人とつき合い、交流するところから始まらなければならない。四国学院大学のメンバーによるフィールドワークの成果。



私の抗日天命・ある台湾人の記録

●林歳徳
四六判★2200円
0528-8
(1994・12)

抗日ゲリラだった父親、軍夫として連れて行かれた大虐殺直後の南京、日本への脱走、闇市での生活と新橋・渋谷事件、不当な中国人差別、指紋押捺拒否の闘い……。日本の戦争・戦後責任を問い続けてきた、一人の台湾人の自分史。 →目次へ



東京-ダッカ ジャパニーズ・ドリーム物語

●相川俊英
四六判★1800円
0918-6
(1994・12)

バングラディッシュから来た青年ジョニーは町工場で働いている。日曜日、狭い彼のアパートは千客万来だ。しかしある日逮捕され、強制送還されてしまった。雇用主の須藤さんと僕の、ダッカへの旅が始まる。





■沖縄

沖縄・琉球弧への旅
[シリーズ旅の本](1)

●高沢皓司
B6判★1300円
0901-1
(1987・11)

風土と生活、離島の光と影、開発の夢と現実、軍事基地の状況、自然、民俗、文化と歴史……。沖縄への旅のガイドブック。観光コースではない沖縄の素顔と歴史を知ることは、アジアのなかの日本を発見することだ。



沖縄・天皇制への逆光
天皇制論叢(9)

●川満信一・新崎盛暉編
四六判★2600円
0509-1
(1988・5)

沖縄にとって天皇制とは何であったか。琉球弧からヤマト=天皇制を照射する。川満信一、新崎盛暉、崎原盛秀、安仁屋政昭、照屋寛徳、三宅俊司、比屋根照夫、谷川健一、大江志乃夫、小田実、色川大吉ら。



争点・沖縄戦の記憶

石原昌家大城将保保坂廣志松永勝利
四六判★2300円
1420-1
(2002・3)

「軍人中心」の展示から「住民の視点」による展示へと転換していった沖縄県立平和祈念資料館の展示内容が、「反日資料館」攻撃の一環として、保守県政によって改ざんされようとした。70年代以降掘り起こされてきた日本軍による住民虐殺など、沖縄戦の認識をめぐって「対立」させられてきた争点とは何か?→目次へ →書評を見る



反国家の兇区
――沖縄・自立への視点

●新川明
四六判★2800円
0484-2
(1996・9)

72年「沖縄返還」前夜、祖国復帰運動の奔流に抗して、国家への呪縛を断ち切り、沖縄自立論を展開した名著の復刻。「『亡国』のすすめ」など、新たな論考を増補した本書の思想的想像力はいま鮮烈に甦る。



近代沖縄の精神史

●比屋根照夫
四六判★2300円
0485-0
(1996・9)

沖縄近代100年の歴史は、日本への同化と自立への志向のはざまで苦脳する歴史の連続だった。太田朝敷、伊波普猷、島袋全発などの思想と生涯を通して、近代沖縄の精神史を照射する。



旗焼く島(ムラ)の物語
――沖縄・読谷村のフォークロア

●高澤秀次
四六判★1800円
0911-9
(1988・6)

卒業式、国体でひきずりおろされた2本の「日の丸」。同化と屈伏を迫るヤマトに対し、南島の風土と感性に培われた「悪意」がむかう。沖縄の原基をさぐるフォークロアの試み。朝日、公明など各紙で好評。



白地も赤く百円ライター
――知花昌一・新非国民事情

●下嶋哲朗
四六判★1500円
0913-5
(1989・7)

14年前の9月のこと、ぼくは家族とともに石垣島に移住した。そして読谷・国体会場で「火の丸」した知花昌一との出会いがはじまった。まことにやっかいで手にあまる日の丸。「事件」は急速に広がった。



沖縄の経済開発
――本土復帰から二〇年

●高槻博
四六判★2330円
0818-X
(1992・4)

「本土との格差是正」と「経済の自立的発展」をめざした沖縄振興開発計画はどう実現されたか? 交通機関整備・電子・石油など大型投資から観光・リゾート開発へ。沖縄「復帰」後20年の沖縄経済の歩み。



沖縄・大交易ルネッサンス

●吉川博也+緒方修
四六判★1700円
0483-4
(1996・7)

沖縄がいま大きく変わろうとしている。中国をはじめアジア各地に広がる貿易ネットワーク構想。米軍基地撤去後の21世紀のプランとしての「大交易ルネッサンス」。ラジオ沖縄で放送されたトークの記録を中心にした論集。



沖縄経験 〈民衆の安全保障〉へ
――[反戦運動の同時代史]1998.7→2000.5

天野恵一
四六判★2000円
1408-2
(2000・6)

この間、持続的に噴き出す沖縄の反基地運動。「国家の安全保障」ではなく「民衆の安全保障」を訴える沖縄の人々の声は、沖縄戦をはじめとする歴史的な体験に裏付けられている。「ヤマト」で反安保に取り組んできた著者による、沖縄連帯の思想と行動。
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近代沖縄教育史の視角
――問題史的再構成の試み

藤澤健一
A5判★3600円
0766-3
(2000・4)

近代沖縄教育史は、「国民」としての〈統合〉と〈同質感〉を強固に唱えながらも、制度的な局面においては、〈排除〉と〈異質感〉をこそ、その本質とするものであった。――従来の歴史解釈への批判を媒介に、教育における「沖縄問題」の解明へと至るための試み。
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沖縄/教育権力の現代史

●藤澤健一
A5判★3700円
0791-4
(2005・10)

敗戦後沖縄における「教育権力」とは、米国による対沖縄教育政策だけを意味しない。米日の国家権力と対抗する立場からも、教育制度やシステムを通じて、沖縄は関係としての「教育権力」に支配され続けてきたのだ。日教組などに主導された「戦後教育」のなかの「沖縄」という問題を探る。





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●開設 1998年12月31日
 ●最終更新日 2005年 8月 25日