●森正孝編 A5判★2200円 0530-X (1995・6)
「戦争を知らない」世代が、日本の侵略戦争の実態調査のため中国を訪れた。教科書問題をめぐって公然たる歴史の偽造が進みつつあるいま、生体実験、万人坑など新たな写真・資料から「昭和」を証言する。
●金圭昇 A5判★4300円 0232-7 (1987・4)
第1部で、日本の朝鮮植民地支配において確立・整備された法律体系を解明し、第2部で戦後日本の在日朝鮮人に対する法律体系を解明する。法律の側面から、戦前戦後を通じて変わらない支配体制の本質を明らかにする。
●金圭昇 A5判★4500円 0242-4 (1991・12)
1874年以降の「征韓外交」から開始された日本の朝鮮侵略は、甲午農民戦争後の列強の角遂のなかで、武断統治として確立した。日本の敗戦までの70年間にわたる過程を、「植民地統治と法」の視座に基づいて分析する。
●樋口雄一 美本なし★2300円 0505-9 (1986・7)
戦時下、内務省の指導により、在日朝鮮人の統制を目的としてつくられた「協和会」の実証研究。皇民化政策の実態と、それに対する在日朝鮮人の抵抗の姿を明らかにする。
●小沢有作・序/樋口雄一・解題 A5判★10000円 0238-6 (1990・11)
1939年に結成された在日朝鮮人統制団体・協和会の実態を明らかにする第一級の原資料である年鑑(昭和16年版)を完全復刻。皇民化教育がいかに遂行されていったか、生々しく語られる。
●樋口雄一 四六判★2670円 0240-8 (1992・1)
拡大する日本の侵略戦争の過程で、在日朝鮮人はいかなるかたちで戦争に動員されていったのか。朝鮮人に対する徴兵・徴用・志願兵制度など、現代史の隠された「暗部」に光をあてた初の本格的研究の書。
●樋口雄一 A5判★3800円 0269-6 (1998・12)
総動員体制が本格化した時代における植民地・朝鮮における農村状況と生活の実態を分析。当時の農民の衣食住の細部にわたる分析は、朝鮮人の強制連行・動員の背景を照らし出す。 →目次へ →書評・読者カードを見る
●石坂浩一 A5判★3400円 0248-3 (1993・10)
「脱亜入欧」をかかげた近代日本の変革をめざした近代日本の社会主義者たちは、そのはじめから民族・植民地問題としての朝鮮と向かい合わざるをえなかった。幸徳秋水・山川均から30年代日共―全協まで。
●佐野通夫 A5判★3400円 0249-1 (2000・3)
日本の近代公教育は国民国家の形成とともに確立し、民衆支配のための学校として制度化された。そしてそれは、植民地朝鮮における支配の道具として動員された。戦前・戦後を通じた教育と朝鮮との関係を問い直す。→目次へ
●松本武祝 A5判★3500円 0266-1 (1998・3)
「産米増殖計画」に積極的に呼応した朝鮮人新興地主層の出現と、朝鮮農村に頻発する小作争議。旧来の支配/抵抗図式を越えて、植民地支配下の朝鮮農村社会の動態を明らかにする。→書評・読者カードを見る
●浄土卓也 四六判★2500円 0243-2 (1992・8)
三菱の製錬施設と軍事施設を控えた香川において、朝鮮人はいかに戦争に動員されていったのか。強制連行に携った三菱の労務課員の日誌をはじめ残されたさまざまな史料をもとに、日本の戦争責任の具体相を明らかにする。
●織井青吾 四六判★2600円 0282-3 (2004・3)
1995年4月7日、清水伝三郎死亡のエアメールが韓国から届く。清水の本名は、韓仁守、広島の国民学校の同級生。学徒動員のさなか共に被爆。韓仁守の生涯をたどり、鎮魂の旅が始まる。一人の韓国人の出会いと別れの軌跡は、現代史の暗部を照らす。→目次へ →書評を見る
●高大勝 四六判★2000円 0554-7 (2001・10)
ワールドカップ日韓共催を前に、教科書問題などで揺れる日韓関係。その始点に位置する日本の代表的政治家・伊藤博文。日本と韓国とでこれほど評価の別れる人物は稀である。幕末の志士・有能な官僚・初代総理大臣・韓国統監・安重根による暗殺に至る生涯を活写し、一コリアンの目からその功罪を問う。→目次へ
●「おしえてください!『慰安婦』情報電話」1992京都編 A5判★4000円 0247-5 (1993・8)
「懐しい思い出」「個人的にはふれあいも」「可哀想だが仕方ない」……。侵略者の性欲処理の「道具」とされた中国や朝鮮などの女性たちに対する「反省」なき言説の数々。「使った側」の証言による「性と侵略」の実態。
●謝永光/森幹夫訳 四六判★2300円 0342-0 (1995・5)
多くの日本人観光客が訪れる香港。しかしこの地は、太平洋戦争下の3年8か月にわたって日本軍の軍政下にあった。強姦、略奪、人狩り、言論弾圧など香港人ジャーナリストが告発する知られざる日本の戦争犯罪。 →書評・読者カードを見る
●小林英夫・柴田善雅 四六判★2700円 0363-3 (1996・11)
太平洋戦争の勃発と共に香港は日本の軍政下におかれた。従来顧みられることの少なかったこの地域の軍政支配の総体を、経済政策と庶民政策のあり方を中心に体系的に概説する。植民地研究の第一人者による実証研究。→目次へ
●伊東昭雄・林敏編著 四六判★2700円 0363-3 (2001・1)
日中戦争下、北京は日本の占領下にあった。その時代を生きた学者・董魯安と、歴史家・陳垣という二人の知識人の当時の著作を通じて、市民の生活と意識、日本軍や傀儡政権に対する抵抗・不服従がどのように行われたかを読み解く。 →目次へ
●木元茂夫 A5判★2800円 0526-1 (1995・6)
近代日本の初めての本格的対外侵略戦争となった日清戦争から100年。日本のアジア侵略は、いかなる思想と行動とに基づいてなされたのか。その全過程を豊富な資料を駆使して明らかにする。
●松岡環編著 A5判★4200円 0547-4 (2002・10)
1937年12月、南京に進攻した日本軍は、中国の軍民に殺戮・強姦・放火・略奪の限りを尽くした。1997年から4年間にわたり、この南京戦に参加した日本軍兵士を訪ねて、聞き取り・調査を行い、歴史の事実を明らかにする証言の記録を集大成する。 →目次へ →書評・読者カードを見る
●松岡環編著 A5判★3800円 0548-2 (2004・5)
60年以上たってはじめて自らの被害体験を語り始めた南京の市民たち。殺戮、暴行、略奪、性暴力など当時の日本兵の蛮行と、命を縮めながら過ごした恐怖の日々。加害兵士の証言として反響を呼んだ『南京戦・閉ざされた記憶を尋ねて』とあわせ、南京大虐殺の実態を再現する、生々しい証言。 →目次へ →書評・読者カードを見る
●津田道夫 四六判★2500円 0529-6 (1995・6)
1937年12月13日、中国の首都南京を占領した「皇軍」兵士は、一般市民を含む中国人に対して、虐殺・略奪・放火・強姦のかぎりをくりひろげた。日本人はなぜ、このような大規模な戦争犯罪を犯しえたか、その精神構造を分析する。
●津田道夫 四六判★2600円 0546-6 (2002・6)
中国への侵略戦争において、「皇軍兵士」による性暴力はいかに行われたのか。天皇制社会における中国・中国人蔑視観の形成過程、加害兵士や被害者の証言、文学作品に現れた戦時性暴力など多面的な分析をとおして、戦争と性暴力の問題の本質に迫る。 →目次へ →書評を見る
●王智新編著 A5判★3800円 0387-0 (2000・1)
「満州国」「関東州」など中国各地域で行われた、教育を通じた日本の植民地支配。分析方法をめぐる日中の差異、「満州事変」前後の教育の変化、初等・中等教育、建国大学、儒教との関係など、その諸相を、現代中国の一線研究者が論じた文集。→目次へ →書評・読者カードを見る
●王智新・君塚仁彦・大森直樹・藤澤健一編 A5判★3800円 0769-8 (2000・12)
着実に蓄積が積み重ねられてきた植民地研究。だが、少なからぬ研究が歴史認識を曖昧にさせる結果をもたらしている。植民地教育史の問題構制、文化支配と反植民地ナショナリズムなどをめぐる、日本・沖縄・中国・朝鮮の気鋭の研究者による批判的研究。→目次へ
●小林英夫・加藤聖文・南郷みどり編 A5判★7800円 1439-2 (2004・4)
満鉄経済調査会金融班主任をつとめたテクノクラート・南郷龍音。彼は「満洲国中央銀行」の設立と「満洲国」の幣制統一事業の実質的な責任者でもあった。1934年〜37年の克明な日記と、当時の文章・資料から、「満洲国」建国前後期の満鉄調査部の活動を見る。 →目次へ
●山口隆 四六判★2000円 0346-3 (1994・8)
1932年4月29日、上海。日本軍観閲式で、一発の爆弾が軍政指導部を吹き飛ばす。その犯人として金沢で処刑され、「暗葬」された尹奉吉。金沢の市民グループによって掘り起こされた現代史の「暗部」。
●山口隆 四六判★2500円 0375-7 (1998・7)
上海を舞台にした韓国独立運動家・尹奉吉のレジスタンスと、その後。三〇年代の東アジアにおける日本・朝鮮・中国の姿をいきいきと描き出す。 →目次へ →書評・読者カードを見る
●天野恵一編 四六判★2200円 0494-X (1997・9)
それは東京裁判史観、大東亜戦争肯定史観を克服する新たな歴史観なのか? 藤岡信勝氏の思想遍歴、教育論、戦争責任論をめぐる言説、彼が援用する司馬遼太郎の歴史観など、多角的に徹底検証。
●和仁廉夫 四六判★1800円 0770-1 (2001・6)
新ナショナリストの教科書がやってきた! 教科書攻撃の「第三の波」の主役である「新しい教科書をつくる会」の申請本を解読し、あわせて戦前から戦後、八〇年代から現在にかけての教科書と教育に対する攻撃、アジア各国の反応などを総ざらいする。 →目次へ →書評へ
●和仁廉夫 四六判★1700円 0771-X (2001・6)
ついに検定合格した「つくる会」教科書。「大幅修正」にもかかわらず、そのスタンスは変わらず、韓国・中国・台湾・香港など、アジア各地からのきびしいまなざしが注がれている。好評の既刊『歴史教科書とナショナリズム』の著者による「その後」の徹底検証。 →目次へ →読者カードを見る
●池田浩士編 A5判★3700円 0533-4 (1995・6)
戦後日本の最大の欠落点としてあった「戦争責任」の追求。それはアジアの被害当事者・遺族の人々の戦後補償を求める声によって鋭く問われている。われわれは新たな「戦前責任」を負いつつあるのだ。