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戦後の始まり
コメンタール戦後50年(1)

栗原幸夫
A5判★3700円
0531-8
(1995・4)

天皇の戦争責任の回避とひきかえに広がった<解放空間>。その限りない可能性と限界性を刻みこんだ時代の空気を、あらためて読みなおされるべき文章群を通じて浮き彫りにする。
[収録資料]和平交渉の要綱=近衛文麿 全国民今ぞ猛省一番=石原莞爾 文化国家建設と新国民倫理=高山岩男より 天子非即神論=折口信夫 プレスコード=GHQ 人民に訴う=日本共産党出獄同志 冬に入る=中野重治より 『検閲旬報』第1号 わたくしの夢は実現したか=平塚らいてう 芸術・歴史・人間=本多秋五 第二の青春=荒正人 基準の確立=平野謙 続堕落論=坂口安吾 近代的人間類型の創出=大塚久雄ァ戦争体験としての国家=大熊信行より 共同研究「日本ファシズムとその抵抗線」より 東条政権の歴史的後景=服部之総、他 →目次へ



大衆社会と象徴天皇制
コメンタール戦後50年(2)

天野恵一
A5判★3700円
0532-6
(1995・5)

「封建遺制的天皇制打倒論」から「大衆天皇制論」、そして象徴天皇制の儀礼という「政治」の分析へ。戦後社会に浮上してきた問題としての天皇制をめぐる議論をあとづける。
[収録資料]天皇制について=室伏高信+清瀬一郎+牧野良三+徳田球一 権力と芸術=竹内好 大衆天皇制論=松下圭一 戦後天皇制の存在と意味=鶴見良行 国家と「天皇制」と=松浦玲 在日朝鮮人と天皇制=安宇植 天皇制の最高形態とは何か=菅孝行 「企業ぐるみの自分」「企業ぐるみの日本」「企業ぐるみの天皇」=小田実 “大御心”と“母心”=加納実紀代 マイホーム主義のシンボルとしての皇室=井上輝子 天皇制の現在=池田浩士 渡辺清『私の天皇観』について=平井啓之 儀礼と権力=野毛一起 皇族の結婚と「女性差別」=榊原富士子、他 →目次へ



戦争責任と戦後責任
コメンタール戦後50年(3)

池田浩士
A5判★3700円
0533-4
(1995・6)

戦後日本の最大の欠落点としてあった「戦争責任」の追求。それはアジアの被害当事者、遺族の人々の戦後補償を求める声によって鋭く問われている。われわれは新たな「戦前責任」を負いつつあるのだ。
[収録資料]戦争犯罪と国際法の革命=横田喜三郎 『戦没学生の手記』に寄せて=三井為友 心の傷は癒えず=乙羽信子 戦争文学について=火野葦平 吉川英治論=竹内好 前世代の詩人たち=吉本隆明 知識人の戦争責任=鶴見俊輔 天皇の戦争責任=村上兵衛 帰還農民兵士の立場から=渡辺清 戦後世代の視角=小田実 アジアは日本を告発する=在日学生・留学生座談会 庶民レベルの反戦とは何か=松田道雄 からゆきさんが抱いた世界=森崎和江 南京大虐殺は幻か=朝倉喬司 私の出会った人々=金時鐘 苦い<独立>=加納実紀代、他 →目次へ



反戦平和の思想と運動
コメンタール戦後50年(4)

●吉川勇一編
A5判★3700円
0534-2
(1995・7)

生々しい戦争の記憶を背景とした反戦平和運動の高揚。ベトナム反戦運動を契機に、大きく変わった運動の質とスタイル。再評価されるべき不戦・非武装の理念。
[収録資料]「平和問題談話会」の三つの声明 平和擁護大会決議 ソ連の核実験再開と日本人民=野坂参三より 森瀧日記より 根もとからの民主主義=鶴見俊輔“声なき声”の行進=小林トミ 平和への具体的提言=小田実 米軍解体とわれわれ=清水知久+和田春樹 アンチ安保第1号=小西誠 市民的権利の立場から=久野収より 日本国民としての断念=鶴見良行 不殺生戒=藤井日達 戦争回避がすべて=森嶋通夫 日常化した戦争に抗して=栗原幸夫 自治体の平和政策は今=林茂夫 神奈川県平和遺族会宣言 「不戦の誓い」に関する決議=保谷市議会、他 →目次へ



性と家族
コメンタール戦後50年(5)

●加納実紀代編
A5判★3700円
0535-0
(1995・8)

日本の敗戦、それは文字どおり女性の解放を意味した。そして70年代、リブの女たちによる男への糾弾は、解放の道行きを共に歩もうという女たちのラブコールでもあったのだ。浮遊する近代の「性と家族」。
[収録資料]私はこうして女性の権利条項を起草した=ベアテ・シロタ・ゴードンより 肉体の門=田村泰次郎 パール・バック女史へ=野上弥生子 団地の奥さんたち・ちぐはぐな風景=今和次郎 家の再発見=大熊信行 血の海のなかの黙示録=斎藤茂男より エロス解放宣言=田中美津 娼婦考=関根弘 性の収奪=飯島愛子 男性ライターの書いた「従軍慰安婦」問題を斬る=丸山友岐子より 自虐の子育てをするな!=武田美由紀 ゆきくれ家族論=森崎和江 <男らしさ>と近・現代=伊藤公雄 開かれた家族に向かって=鄭暎恵、他 →目次へ



労働・消費・社会運動
コメンタール戦後50年(6)

●小倉利丸編
A5判★3700円
0536-9
(1995・9)

日本の反体制運動にとって60年代はまさに分水嶺だった。伝統的<運動>から逸脱し、思いがけない課題をもって展開される社会運動の新たな展開。それを受け止められる思想的枠組みの再構築が問われている。
[収録資料]追われゆく坑夫たち=上野英信より 寄せ場とは何か=山岡強一 失業者たちの日本列島=鎌田慧 農とは何か=星寛治 自分の流儀で生きる=前田俊彦+津村喬 くそ袋と刀で戦うだ!=大木よね 万国博―芸街の思想的責任=宮内嘉久 外国(たとえばアメリカ)=ダグラス・ラミス 統合の場から出会いの場へ=粉川哲夫 つくる人々を思いながら=鶴見良行 アジアとの断絶、歴史との断絶=姜尚中 在日外国人管理の歴史と現在=吉永長生 社縁社会からの総撤退を=加納実紀代 放射線汚染のなかでの反原発=小出裕章、他 →目次へ



科学技術とエコロジー
コメンタール戦後50年(7)

●中山茂編
A5判★3700円
0537-7
(1995・10)

敗戦直後、科学技術はバラ色の未来を約束するかに見えた。しかし、高度成長の矛盾の中で、科学技術信仰は崩壊の道をたどる。これに対する<代案>として登場したエコロジー。その不可逆的なコースをたどる。
[収録資料]民主主義と自然科学者=小倉金之助 終戦後一ケ年の科学論を顧る=芳野秀 五大政党科学技術政策批判=福島要一 国家政策と科学研究=大来佐武郎 科学と行政の結びつき=都留重人 新産業革命の展望=星野芳郎 原子党宣言=渡辺慧 「科学者の社会的責任」についての覚え書き=唐木順三より 問い直される科学の意味=広重徹 科学技術と価値の世界=山田慶児 「反科学」の意味するもの=柴谷篤弘 科学はどのように変わりうるか=高木仁三郎より 土とテクノロジー=中岡哲郎より テクノ・キャピタリズムの歴史的位置=吉岡斉、他 →目次へ



憲法と世論
コメンタール戦後50年(8)

●伊藤公雄編
A5判★3700円
0538-5
(1996・1)

天皇制強化・再軍備・家制度復活を掲げた復古的改憲論は衰退し、戦後これに反対してきた「護憲派」もまた変化しつつある。戦後第四波ともいわれる改憲の動きが高まりつつある現在、市民生活の側から憲法を論じねばならない。
[収録資料]憲法解釈と中学校社会科教科書=小山常実 合わせ鏡としての翻訳文化=杉村昌昭 アジアから見た改憲論=姜尚中 憲法擁護運動の理論と課題=松下圭一 「世論」の政治的効用=南博 大学の自治と学生・警官=小田切秀雄 サドは無罪か=澁澤龍彦 日本国憲法「改正」史=渡辺治より ラディカルな日本国憲法=ダグラス・ラミス 在日外国人=田中宏より 戸籍を考える=福島瑞穂より オレは“平和憲法右翼”になってやる!=いとうせいこう 橋爪大三郎の憲法草案=橋爪大三郎 <市民的政治文化>と憲法=今井弘道、他 →目次へ



もうひとつの戦後へ
コメンタール戦後50年・別巻

●コメンタール戦後50年編集委員会編
A5判★3000円
0539-3
(1996・2)

戦後50年をどのようなものとして評価し、位置づけるか、歴史認識をめぐる思想的攻防が本格化しつつある。編集委員座談会、総目次、戦後日本思想史年表(160頁)、他。


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 ●最終更新日 2005年 8月 25日