現在開催中の『Cool Ja本』はこちら!


2010年2月下旬から3月末まで
三省堂神保町本店5階にて、社会評論社の変集者、
濱崎誉史朗を取り上げたフェア、
通称「ハマザキカク」が開催されました。
それを記念して、特設ページを設けます。

ご来場有難うございました! おかげさまでかなり売れ、話題になりました。


フェアの模様 新聞記事 ポップ 選書リスト 他のフェアの案 三省堂での紹介ページ 謝辞 ハマザキカク本 プロフィール


フェアの模様

  

最終日の一日前に撮影したのでだいぶ、本の高さが低くなっています。
西條暁史フロア長によると、写メを撮っている人が異常に多かった様です。
また自分も遠くから観察していましたが、とりあえず立ち止まって、本を手に取ってしまう人が多かったです。
「このフェアは何ですか?」と訪ねてくるお客さんも多かったみたいです。
実際に売り上げも通常のフェアで、50冊売れれば上出来のところ、
100冊以上は売れたみたいです
(最終集計はまだ)

また他の出版社でも話題になったらしく、取次に見本に行っている時に、
見覚えのない人から会釈されました。あれは誰だったのだろう?



新聞記事

『日本経済新聞』2010年4月4日に
「編集者が踊る販売最前線」

で紹介されました。

前略

これらはいずれも、珍書好きで「文系オタク本」というジャンルの確立を目指す、
濱崎誉史朗氏という編集者が手掛けた本だ。
特設コーナーでひときわ目を引くのが長髪にひげという一見、編集者らしからぬ濱崎氏の等身大パネル。
編集者といってもイメージがわかないだろうと設置した。
携帯電話で写真を撮る人もおり本の売れ行きは好調だったという。

もっと読みたい人は最寄りの日経販売店でバックナンバーをご購入下さい。
インタビューして下さった、日本経済新聞社の柏崎海一郎さんには深く御礼申し上げます。


『新文化』2010年3月4日に
「三省堂書店神保町本店“濱崎本”フェアを開催 社会評論社の異色編集者の本で」

が掲載されました。


ごく一部抜粋:

濱崎氏は、組版、装丁、帯コピーなど、基本的にすべての作業を
一人で行っているせいもあり、それらの本は統一感があるとの評判。
「濱崎さんの本は、手に取らされる力がある」と西條氏はその魅力を語る。


中略

濱崎氏は自身のなかに「一日一企画を立てる」、という目標をたてている。
現在も五〇程の企画を進行しつつ、月一点のペースで出版している。
「難しい内容を分かりやすく伝えられる、人文書サブカルを出していきたい」と意気込みをみせた。


インタビューをして下さった、新文化通信社の加勢さんには深く御礼を申し上げます。




ポップ

巷では名ポッパー、名オビスト、名ネーミングセンス、名コピーライターと呼ばれたがっているのですが、
今回のフェアで特別に作ったお気に入りの特設ポップを掲載します。

他の本や他社の本のポップも作ったのですが、今見直すと恥ずかしいので封印します。





(中国を「ニセモノ大国」とバカにする前に、「満州国」や冀東防共自治政府、中華民国臨時政府、
維新政府、南京国民政府など日本が中国の中に「ニセモノ国」そのものを作っていた事も忘れずに……)



選書リスト

以下が実際、フェアの棚に置かれた本です。一部、解説が実際のポップの文句と重複しています。
選んだ基準は自分が企画していそうな本、「その手があったか!」と悔しい思いをした本、
勝手に仲間意識を持っている「オバカ本」、造りがかっこいいので手本にしている本、
思い入れの深い本、そして皆さんに読んでもらいたい本です。

世界珍名偉人録 高井ジロル 世界の有名人の名前が日本語で卑猥な意味になっているのを集めた珍珍書。高井ジロルさんは真のアイデアマンだと思います。
ラディカリズムの果てに
仲正昌樹
左翼中二病完治薬!(左翼小児病のシャレ)このフェアを導いてくれた明月堂書店(旧イプシロン企画)の社長と仲正先生の作品です。
リバタリアニズム読本
森村進
左翼でもない!右翼でもない!上翼です!「極上」かも……従来の政治観を覆すリバタリアン宣言!
自意識過剰!
酒井順子
酒井順子さんの作品ですが、同じ様な思考回路で生きている人がいて、嬉しかったです。
モンゴルンルン
太田千絵
最先端モンゴル事情。ヒップホップやファッション雑誌、クラブなど意外と発展しているモンゴル。「共産趣味インターナショナルVol8」でやるつもりだったのに!
コズミックモ-タ-ズ
Daniel Simon
東ドイツ出身のCGカーデザイナーのグラフィック集。驚異的! 一説によると旧共産圏でもナイトライダーが見られたらしいのですが、そのせいか必要以上に近未来的。
そこに日本人がいた!
熊田忠雄
世界各国で初めてその国を訪れた日本人が誰か、なぜかを集めた労作。この逆、つまり諸外国人で初めて日本に来た人は誰で、何でかを書ける人、ご連絡下さい。
口説ける「統計」
本川裕(監修)
実はこのホームページ、目を付けていて依頼する直前だったのだが先を越されてしまった。
レトルトカレー★図鑑
水野仁輔
『コーラ白書』の様に、色々なレトルトカレーを見ているだけで興奮します。
刑務所良品
都築響一
刑務所で作られた数々の品物。この着眼点とネーミングには激しく嫉妬しました。やはり都築響一さんは凄いなー。
漢字で書く「欧米男子の名前」
スタジオタッククリエイティブ
この企画はウケる!絶対需要ある!もしかしたらIllutratorデータ、フォント付きのCD-ROMを入れてたかも。
へんな趣味オール大百科
ベストセラーズ
ゴム銃以外にもヘンテコリンな趣味がいっぱい載っています。
北朝鮮トリビア
加藤将輝/中森明夫
共産趣味的に綺麗にカワイクまとまった本だと思います。これのアルバニア版が『アルバニアインターナショナル』と言ってもいいです。北朝鮮に飽きた人は是非、買って下さい。
日本列島飛び地の謎
浅井建爾
いずれは『日本飛び地大全』もやろうと思っていたのですが、先を越されました。
ダーウィン・アワード
ウェンディー・ノースカット
ダサ過ぎる死に方をした人達を集めた本。葬式の時、笑っちゃったりして……。
ブラック・メタルの血塗られた歴史
マイケル・モイニハン他
ブラックメタルも細分化していてロシア・東欧ではNSBM(National Socialist Black Metal、要するにネオナチ)が猛威を振るっている。
完全HIP HOPマニュアル
架神恭介/辰巳一世
これはヒップホップを愛情を持って小馬鹿にしたパロディ書で、ブラックユーモア満載。Youtubeで世界のマニアックな国+Hip hopと検索するとマヌケな音楽クリップが出てきてウケる!
バカはサイレンで泣く'09
天久聖一/椎名基樹/せきしろ
有名すぎて、選書したのを後悔した。「ホームステイ先をがっかりさせたブス」など、ショート・シュールギャグ満載。
新しい外国語辞典
新しい外国語辞典製作委員会
世界の言葉が偶然にも日本語でエッチな言葉になっているのを集めた珍珍書。これも高井ジロルさんの作品。
ミンシュラン政権交代人物ガイド
ミンシュランリタイヤ
タイトルを見て、そのセンスとタイムリーさにショックを受けました。
写真集・大震災で壊れた建造物
第三書館編集部
これって死体写真集とかのノリだと思うんですよね……。かなり不謹慎だが、着眼点に脱帽。
日本のなかの世界一
知的発見!探検隊
実はこのホームページ、知っていて依頼しようと思っていたのですが、連絡先が分からなかったので断念。
武装親衛隊外国人義勇兵師団
クリス・ビショップ
ナチスマニア、枢軸マニアにはタマラナイ!何でアーリア主義の中にムスリムがいるの!? 今、同じAryanという理由でイランにネオナチが増殖しているらしい?!
紅色新聞兵
李振盛
これも見ちゃいけないものを見ちゃった系です。共産党幹部の三角帽ジェット式吊し上げのショッキングな写真など満載。ある意味、死体写真集よりショッキングです。
赤ちゃんを爆笑させる方法
岡部敬史/平井寿信
フェアで完売した本。童心に返っても笑えるし、ユーモア書としても楽しめる。オメデタの知り合いには最適のプレゼントです。
タブーな実験全部やってみた!!
ナックルズ
Jackass書籍版の様な物で、この悪ノリ、いいですね。編集部が楽しそう。
オヤジ★ジェスチャー
小野寺奈緒
かわいく、コンパクトにまとまった本。細部で芸が細かい。
世界おもしろ比較文化紀行1・ トイレはどこですか?
小屋一平
世界中のトイレを集めた本。色んな人にお勧めしたいサブカル文化人類学。ただし取り寄せられなかった。
超合法建築図鑑
吉村靖孝
違法建築に見えて、ギリギリ合法建築という建物を集めた、なかなかの珍書。
においカミングアウト
林雄司
人には言えない好きな臭いを集めた本で、造りが凝っていて、カワイイ。
Infinity2 Digital Vision 普通に書店で販売している本ではないのですが、Metalheartの流れを汲んだ、3Dデザインが一番カッコイイ! 個人的に自宅でよく練習してます。
チンペの飼い方
オリップマサシエ&ジローランタカディ
今まで見てきた珍書の中でも最高レベルの珍書。女性の視点に立って、男性器をあたかもペットの様に飼い慣らしてみようという、超フザケタ主旨の本。残念ながら在庫切れで取り寄せられなかった。これも高井ジロルさんの本。

(注意:世の中には『アホアホ本エクスポ』で紹介されている本の様に、よりディープでマニアックな珍書が存在しますが、
一応、出版社が現存し、三省堂が取り寄せる事が出来て、なおかつある程度、実際売れそうなのを選びました)

以下はその他の選考漏れの候補です(順適当)。万人受けする訳ではなかったり、
取り寄せられなさそうだったり、見栄を張ってると自覚していた本などです。
これらの本の一言レビューと、三省堂のどこのフロアにあるかを明記した選書リストを棚に配置していました。
第二次世界大戦とフランス領インドシナ―「日仏協力」の
研究
汪精衛と民主化の企て
自由のためのメカニズム―アナルコ・キャピタリズムへの道案内
無政府社会と法の進化
大英帝国の黒人
大人気!ゆるゲー150連発★ ヤングセレクション
駐日アメリカ大使
超接写・ロボットの「機構」
敵国人抑留
ディープコリア
比較連邦制史研究
極東共和国の興亡
世にも奇妙な遺言集
アメリカ南北戦争時の外交
世界の市場
不幸なスター・有名人 レコジャケ
印刷発注のための紙の資料
日本軍の捕虜政策
日本国際交流史事典―トピックス1853‐...
日本史を動かした外国人
非常階段東京―TOKYO TWILIGHT ZONE
変な給食
明治留守政府
冒険缶詰―開けてみないと始まらない
本当にあった嘘のような話
日本軍兵士になったアメリカ人たち
末期のめし 有名人がこの世の別れに選ぶ究極グルメ
体脂肪計タニタの社員食堂
面白サービスUSA―見た、聞いた、体験した
裏グッズカタログ
歴代陸軍大将全覧 明治篇
国粋主義者の国際認識と国家構想
自家製大図鑑
図解アリエナイ理科ノ教科書IIB
世界奇食大全
戦後ハイジャック全史
身長文庫
七年戦争 上・下
まずはこれだけチュニジア語
イスラム武闘派・過激派 全書
ヴィシー政府と「国民革命」
韓流ドラマ、ツッコミまくり
元勲・財閥の邸宅―伊藤博文、山縣有朋、
グレイテストヒッツ!困ったときのベタ辞典
サーモン料理大全
しょぼい自分を「大物」に見せる技術
ハイエクの政治思想
第一次大戦その戦略
ヒトラーを読む3000冊
ロシアの連邦制と民族問題
アンゴラ内戦と国際政治の力学
カレー大全 カレー伝道師の160話
笑えるけど超ヤバい!テレビ放送事故&ハプニング
新明快! 困ったときのベタ辞典 (笑のクスリ)
人われを漢奸と呼ぶ―汪兆銘伝
世界のピストル図鑑
書店員の小出版社巡礼記
ノシロ―日本で生まれた共生時代の国際簡易言語
中華民国の権力構造における帰国留学生の位置づけ
日本でいちばん小さな出版社
世界の葬送 125の国に見る死者のおくり方
ドイツ三十年戦争
恐怖の偶然の一致
見てみたかった!おもしろ断面図ワールド
画像で見る アイドル放送事故
一発ギャグの必殺ワザ (キミにもできる!必殺ワザ)
虚構戦記 研究読本
共産主義黒書
韓国の変
嫌われた日本
スコットランド啓蒙思想史研究
原爆で死んだ米兵秘史
怪しい商品ぜんぶ買って試した
限界集落ーMarginal Village
古代エジプトの性
外国人になった日本人
高橋敏也の動く!改造バカ一台
国際関係史 16世紀から1945年まで
批判的理性論考
国際関係図書目録2001‐2005〈3〉...
死ぬかと思った 1 - 9
イスラム建築がおもしろい!
自殺作家文壇史
上海租界興亡史
戦間期の日ソ関係
写真で知る世界の少数民族・先住民族 5巻セット
初期コミンテルンと在外日本人社会主義者
笑撃!!!北朝鮮テレビ
八丈島流人銘々伝
アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界
新・生活様式学入門
新版 日本外交史辞典
世界のマイノリティ事典
世界奇食大全
戦争とパリ
太平洋戦争図書目録〈1995‐2004〉
ヤンキー大集合―これがニッポンの不良30年史だ!
リバタリアニズムの人間観
ワルのすごい人心掌握術 こうすれば、相手は勝手に「いい人」と思ってくれる!
嘘のような恥ずかしい話スペシャル 笑激!
英語の起源と古低地ドイツ語
英語系諸言語
オーストリア・ファシズム
イギリス式いたずらの天才
華人ディアスポラ
我は苦難の道を行く 汪兆銘の真実 上下
海域アジアの華人街
現代人間国際関係史
国際通信の日本史―植民地化解消へ苦闘の九十九年
困ったときのベタ辞典 会社で家庭で合コンで。
時代を創った編集者101
写真集・大震災で壊れたマンション・ビル・鉄道
「忙しい」という人ほど、実はヒマである理由
世界の聖地
ん 日本語最後の謎に挑む
世界の先住民族
独ソ関係の史的分析
対外関係史総合年表
学食巡礼
大阪の国際交流史
知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎
中華民国史―専制と民主の相剋
東ドイツの新語
東京雪景
特濃シュミラン
独乙(ドイツ)平原―鉄血宰相ビスマルクの革命
独裁者の言い分―トーク・オブ・ザ・デビル
日本全国 ヤバい村
盲腸線‐行き止まり駅
和製漢語の形成とその展開
汪精衛と蒋汪合作政権
シニカル理性批判
こじき大百科
ルーマニアマニア
完全パンクマニュアル
ノージック―所有・正義・最小国家
「在外」日本人研究者がみた日本外交
野生動物最強決定戦
「日本研究」図書目録 1985‐2004―世界の中の日本
「在外」日本人
国家は、いらない
世界のお弁当―心をつなぐ味レシピ55
イギリス式いたずらの天才
おやじがき―絶滅危惧種中年男性図鑑
おやじギャグ大百科―まじめにふまじめかい...
キューバ紀行―南の島の「社会主義観光国」を歩く
ゲーリー家の人々 アメリカ奴隷制下の自由黒人
ジャパンスタディ「日本研究」人物事典
トルコ近現代史―イスラム国家から国民国家へ
パリの日本人
ビジュアル版 世界言語百科
へんないいわけ事件簿
ほめたくない部下をほめる技術
現代アフリカ・クーデター全史

(注意:以上は「今まで読んだ本」「これから読む本」という個人的に毎日記録している、
数万冊以上の読書リストから適当にピックアップしています。つまりまだ読んでない本もあります(笑)。

新刊は全て「TRCデータ部ログ 日刊新刊全点案内 新刊一覧」でチェックしています。
オススメしたい本はもっといっぱいあります。

この選書リストが案外好評で、三人の出版関係者から、この選書リストとポップ、レビューを本にしたら?
と言われました。超嬉しい! いつか書評コーナーを担当してみたい!)



ハマザキカク、プロデュース:

他のフェアの案


「一日店長はやってみたい! 一生店長は勘弁。(一生編集者でいたいので)

自分のフェアは終わってしまったけど、何だか名残惜しいな、寂しいなと思って、
他のフェアの案を通勤中に思考実験して、以下のアイデアを思い付きました。

どこかのお店で開催して頂ければ幸いです。もし実際開催して頂ける場合、全面的に協力します。
本気で選書します。等身大のパネルもお貸しします(二万円したので使い回して、元を取らないといけない)

変形本フェア 変な形をした本を集め、それをジグソーパズルの様に隙間無く、台を埋める。
万引きフェア 360度死角の棚に、ブックオフや古本で高く売れそうな新刊、高い本を置いておく。そして万引き常習犯に万引きさせたところを掴まえて、警察につきだして、今までの損害を賠償させる。また二度と万引きが出来なくなるので、企業防衛にもなり、売り上げアップ。
超高層ビビルフェア 『超高層ビビル』を天井高くまで積み上げて、ビルの形にする。GigazineやGizmodoなどで紹介され、ギネスブックに載る。ただし崩れてしまうのが怖ろしくて、誰も触れないので売れない。
初稿フェア 初稿や二稿、一部抜き、白焼きなど、本が出てからしばらくしたら、捨てています。しかし「これ、欲しがる人、いるよなー」とよく思います。多分、どの出版社の編集者の机、棚にも埃を被って放置されているはず。それを売る。一回に一冊分売り切ってしまうともったいないので、1ページ分だけ挟み込むとかして、300ページの本だったら300冊分、「初稿が入っている」という触れ込みで売る。
パクリ本フェア 『インド式計算ドリル』のパクリ、『インド式東大生が教える!超計算ドリル』『頭が良くなるインド式計算ドリル』などを一緒に展示し、犯行の手口を検証する。
参考文献フェア 参考文献として必ず挙げられる、もしくはその参考文献自体が読み物として面白い本を集める。
東大名誉教授啓蒙書フェア 東大名誉教授が一般人向けに書いた啓蒙書、新書などを集める。
赤本フェア 赤い本だけで台を埋め尽くす。「黒本フェア」「虹色本フェア」も可能。
遺作フェア 有名な作家、著者の最後の本を集める。
同一金額・同一厚さフェア ジャンルは全く無関係だけど、同じ金額で同じ厚さの本を一斉に台に並べ、どれが先に無くなるかを競うフェア。常に棒グラフ的に売り上げを把握出来て分かりやすい。
出版される前に死んでしまったフェア 本が完成する前に著者が死んでしまった本を集める。
未完フェア 実はまだ完成していない本を集める。
万引きフェア2 万引き出来たらその本をプレゼント、ただし見つかったら本の十倍の値段を払わなければいけない、という大食いチャレンジと似たような企画。書店員が万引き犯を見つけるトレーニングになり、長期的には売り上げアップ。万引きをしてないのに万引きしていると間違ってしまった場合は、そのお客さんに十倍の値段の読書カードを贈呈。
同姓同名フェア 同じ名前の著者の本を集める。『希望格差社会』の山田昌弘さんと『ダメ人間の世界史』の山田昌弘さんが違う人だと知って貰う。
10代著者フェア 10代のうちに書かれた本を集める。綿矢りさ、金原ひとみなど……。
自作自演フェア つまりヤラセフェア。どこかの出版社か著者が書店にお金を払って、フロアの一角を一定期間、自由に使える権利を販売する。書店で実際売れなくても、儲けになる仕組み。これだけ自費出版が流行っているのだから、この話に乗ってくる人も実際出てきそう。
芥川賞落選フェア 歴代の芥川賞の候補だったけど落選してしまった本を集める。
落丁本フェア 真のファン、マニアはむしろレアな落丁本の方が欲しいはず。出版社の片隅で放置されている不良在庫を高値でプレミア付けて売る。
100ページ未満フェア 100ページ以下で読みやすいのに、面白い本を選び普段本を読まない人に読ませる。
書店員シャッフルフェア 「人文書担当書店員が選ぶ理工書」「児童書担当が選ぶ医学書」「アルバイトが選ぶビジネス書」など、専門領域外の書店員にあえて選書してもらうと、新しい視点で、埋もれた本が浮かび上がるかも。
書店員シャッフルフェア2 例えば三省堂の人が、タコシェに行って同人誌を選書したり、模索舎の人が紀伊国屋にいって、自分の店ではできない事にチャレンジする。
超高齢著者フェア 80歳以上になってから書かれた本を集める。
過大評価本フェア AmazonとかCinemascape、食べログなど、辛口レビューの方が共感できて、読み応えがありますよね。本当の書評家、批評家に世の中で過大評価されている本を、ボロクソにけなして貰う。「どれどれ、そんな良くないのか」と結構気になって、怖いモノ見たさで買ってしまう。
横本フェア 『高架下建築』や『ゴム銃オフィシャルガイドブック』など、横本だけを集める。
Amazon高値フェア Amazonで高値で売っているのに、普通に出版社から取り寄せられる本を並べる。それを高値で転売し、暴利をむさぼる投資型フェア。
犯罪者フェア 犯罪を犯した事のある人の本。
福袋フェア 10000円分の本が入っているんだけど、中身は何だか分からない恐怖のフェア。これで不良在庫を捌ける。
編集者フェア 編集者が書いた本を集める。もしくはアクの強すぎる、個性的な編集者のフェア。要するにハマザキカクの続編。
Amazon古本より安いフェア 書店で衝動買いしようと思っても、「家に帰って、Amazonの古本で買えばいいや」と思う事ありますよね。そしたら実は送料入れたら、新本買った方が安くて、「だったらあの時、本屋で買えば良かった」と後悔する事多々あり。そんな人の為に、Amazonで買うより今買った方が安いですよとアピール。
政治家フェア 政治家が書いた本を集める。本文で書かれている公約が実現されていない事をパネルで明記。
獄中本フェア 獄中で書かれた本を集める。『我が闘争』など。
1000ページ以上フェア 事典以外の1000ページ以上の大著を集める。
障害者フェア 障害に打ち勝った人の本を集める。
激安フェア 企業とタイアップしていたり、何かの理由があって異常に低価格の本を集める。
問題作・失敗作フェア 大家、大作家、有名人の失敗作、問題作と称せられる本を集める。
飛行機で読む本フェア 例えばニューヨークに行く人には13時間で読み切れる、ニューヨークを舞台にした本。香港に行く人には4時間半で読める、香港気分になる本。
外国人が日本語で書いたフェア 外国人なのに日本語が達者で本を出してしまったのを集める。
重版100刷り以上フェア 100刷り以上重版された本を集める。
美人書店員フェア 「ミス三省堂」とか「ミス紀伊国屋」「ミスジュンク堂」「ミスツタヤ」と称して、全国チェーンの書店員の中から選りすぐりの美人を一ヶ月間、同じ店で働いて貰う。そのフロアは美人だらけ。美人の書店員に会いたい為に来る男性客を取り込み、最後に投票して「2010年度ミス書店員」を決める。いずれ「書店員アイドル」としてグループでCDデビュー。名前は「ブックリっ娘」(ビックリ+ブック+ブック売り+ブリッ子のシャレ)。もちろんハマザキカクプロデュース。「ミスツタヤ」だけ割とブス目の女性を選び、一般女性にも安心感を与える。アダナは「ミスッタヤ」(選んでミスしたという意味のシャレ)
図書館50人待ちフェア 人気があり過ぎて図書館で予約してもすぐに借りられない本を集める。つまり買った方が早いとアピール。
東京~大阪間フェア ビジネスマンが東京~大阪間で読み切れる様な手軽な本を集める。
競合店には売ってないフェア 例えばジュンク堂新宿店には置いていない本を、紀伊国屋新宿店で集める。
図書館にない本フェア 少しエロかったり、サブカル過ぎたり、一過性の話題を扱っていて、公共図書館には置かれていない本を集める。
訴訟本フェア その本が原因で訴訟、名誉毀損やプライバシー侵害などになった本。
つまらない本フェア つまらなさすぎてよく眠りに入れる、睡眠導入剤的な役割を果たすつまらない本を集める。いかにつまらないかコメント。
同名タイトルフェア たまにある、全く同じタイトルの本を集める。それぞれ違う本だとお客さんに知らせ、間違って違う方を買ってしまった人に本当の方を買わせる。
Amazon一点フェア Amazonに不当にも一点と書かれてしまったけど、実は凄い良い本を集める。
便所本フェア トイレに置いておきたい本。『やんごとなき姫君たちのトイレ』とか、1ページ単位で読み切れる本。
海外に住む日本人向けフェア 海外に住んでいると(特にアメリカとかヨーロッパ、近隣アジアではなく、中東とかアフリカ在住)日本語の本が懐かしくなるものです。そんな世界の僻地に住む日本人に読みたい本を選書して貰い、一時帰国の時、まとめて買える様に一カ所に揃える。
オモシロ博士論文フェア 博士論文の書籍化なんだけど、一般人から見ても面白い本を集める。結構あります。
美人編集者フェア たまに噂で聞く、美人編集者のフェアをやる。本人のサイン会も。
しりとりフェア 書名でしりとりをして、順に台にならべる。
社長フェア 社長が書いた本。子会社や系列会社、株主の会社の本を集め、業界地図っぽく並べる。これも相当、不良在庫があまってそうなので、捌けます。
連載コラムまとめ本フェア 人気の連載コラムやエッセイが単行本になったのを集める。
1000円均一フェア ジャンルは無関係に1000円の本だけを集める。
ブックガイドフェア ブックガイドに載っている本を全て並べる。その場でブックガイドを立ち読みしながら、紹介されている本をその場で買える。
日本語が分からない観光客向けフェア 英語ではない国の書店に行って、読めないけど現地の言葉の本を買うのが好きです。特に写真集や芸能人雑誌、ファッション誌、そして日本のガイドブックなど。逆に外国人の観光客が楽しめる、日本語が分からなくても母国に帰った時にみんなに自慢できる、お土産的な本を集める。
刑務所フェア 刑務所の図書室にある、更正を目的とした優良図書を集める。
犯罪者が読みたい本フェア 多分、上記の本達、つまらないと思うのです。牢屋に入れられている犯罪者達にアンケートして、どういう本が読みたいのか聞いてみる。
マイナー国著者フェア アルバニア人やチャド人とか、バルバドス人、セントクリストファーネーヴィス人などマイナー国の著者の本を集める。
社長編集フェア 大手ではないけど、中小の人文書の出版社は社長も本を作っている。そんな社長が手がけた本を紹介。
匂うフェア たまに臭い本ありますよね。特に外国の本で。そうしたなんか変な匂いがする本を集めて、フロアの一角を激臭にさせて、人が寄りつかない。
本で世界一周フェア 1国1冊、全世界の国をそれぞれ扱った本を順に並べていく。世界地図風に配置する。
学位・修士論文フェア 博論ではなく学位論文、修士論文なのに優秀で、出版にまで至った本を集める。
昔やったフェア 大昔に一度やった事があるフェアを、証拠写真、証言を元に忠実に再現して、デジャブ感を味わう。
オビフェア 本の中身より、オビが過激だったり、面白かったりする本を集める。
一人出版社フェア 結構、一人で出版社をやっている人がいるので(アニカ、岩田書院、その他多数)、そうした出版社にエールを送るフェア。
余命半年フェア 余命半年の人に、残りの人生、あとどの本を読みたいですか?と聞いて選書する。もしくは余命半年の人に読ませたい本を、宗教家、ホスピスの人、終末医療の人に選んで貰う。
増補改訂版フェア 増補改訂されて、超パワーアップした本を集める。初版を持っている人に、もう一度買わせる試み。
取次の運転手が選ぶフェア 毎日、本を集荷に来てくれているのですが、それほど重度の読書家という感じはしない。だからこそ、そのドライバーのおじさん達に「この本面白そうだね!」と言われると、普段あまり本を読まない人から見ても面白そうという事で、実際、そうした本は売れる。そのおじさん達は毎日色んな出版社に集荷しにいっている。ということはある程度、客観的にかなり多くの本を知っているはず。そうした取次の運転手が選ぶ本は、売れるはず。
誤植本フェア 誤植が異常に多い本を集める。
装幀家フェア それほど有名ではないブックデザイナーがデザインしたカバーの本を集めたフェア。
未来予測外れフェア ノストラダムスの予言や、2000年問題、氷河期など、未来予測が完全に外れた本を集める。「言ってる事が違うじゃないか!」とバカにする。不良在庫も捌けます。
処女作フェア 有名作家の処女作を集める。
リレーフェア 著者でも編集者でもいいので、一ヵ月、フェアを開催できて、次の人をテレホンショッキングみたいに指名できるフェア。
ダジャレ書名本フェア ダジャレ、言葉遊びのタイトルの本を集める。『刑務所良品』『超高層ビビル』『ミンシュラン』など……。
創立三年以内フェア 創立されてから三年以内の新興の出版社を応援するフェア。多分、積極的に協力してくれるはず。
フェアフェア フェア、イベント、ブース、出展、出し物のノウハウの本を集める。
自殺本フェア 書いた人がその後、自殺した本。
変ネームフェア クーロン黒沢とかポッチン下条とか、せきしろ、江口五郎など、ペンネームが変な本を集める。
海外進出本フェア 海外で翻訳されている日本語の本。
あとがきフェア 感動的な事が書いてあったり、あとがきが面白すぎる本。
2000年4月の新刊フェア 十年前の新刊の棚、台を再現し、時代を懐かしむ。1990年4月の新刊や2009年4月の新刊フェアなど、色んな時代で可能。
改名フェア 書名自体が、狙い過ぎて、中身がよく分からなくなってしまって知名度が低い本に対して、代わりに分かりやすい書名を付けて並べる。
立ち読み無駄フェア 長すぎたり、何度も読みたくなったり、とにかく立ち読みでなく、家で読まないと楽しめない本を集める。
「裏本」フェア 台の上に本を全て裏返して乗せる。通り過ぎる本人は、「この本達はなんなんだろう?」と思って、本をひっくり返す。そして「あ、この本、面白そう!」と思わせて買わせるフェア。
編集プロダクションフェア 編集者以上に表に名前が出てくる事が少ない、面白い本を作っている編集プロダクションのフェア。結構、これはいっぱいありそう。
ゴーストライターフェア 編集者以上に表に名前が出てくることが少ない、というか正体をバラしてはいけないのが条件で書いている、名文家のゴーストライターをバラし、その才能を褒めちぎり、本当の作家に育て上げる。
印刷所フェア 編集者よりも、編集プロダクションよりも表に出ないのが印刷所。しかし印刷所の技術力にも差がある。安かったり、綺麗だったり、早かったり、色々。他の印刷所に移り変わろうと思っている出版社、編集者向けに、印刷クォリティーの高い印刷所の本を陳列し、比較検討させる。
製本所フェア 編集者よりも、編集プロダクションよりも、もしかしたら印刷所よりも、表に出る事が少ない、製本所のフェア。どの製本所が凄いか分からせる。
焚書フェア 歴史上、焚書にされた事のある本を並べ、検閲、思想・表現の自由を学ぶ。
編集者の処女作フェア 有名な編集者の初めて手がけた本を並べる。「なーんだ、○○さんの本も最初はショボ……」と一安心。
ヤクザフェア わざと平積みの本が、崩れやすく積んでおき、お客さんが本を落としたら、「困ります、全額弁償して下さい」と言って稼ぐ、ヤクザフェア。
類似本妨害フェア たまたま同じタイミングに同じ様なテーマの本が出てしまった時、その似ている本をフェアの為にと称して、刷り部数の50%とかをわざと取り寄せる。そして他の店には流れないように、品薄にさせる。しかもフェアをやっているという事は一切、秘密にする。相手の出版社が、「増刷かな?」と思った矢先にフェアを終了し、大量の返品。
人脈図フェア この著者はあの著者と友達だから出させて貰っているだとか、この装幀家は編集者と愛人関係だからあまり才能ないのに仕事を貰ってるとか、この出版社の社長の娘があの出版社にコネで入ったので、その芸能人の本を担当しているとか、本の陳列で出版業界の人間関係を表す。
特殊紙・特殊加工フェア 特殊紙、特殊加工の本、やろうと思っても、ちょっと怖いので簡単にはできないですよね。それで実際本当の特殊紙、特殊加工の本を並べ、やろうか迷っている編集者達に手にとって貰って、検討してもらう。
編集者のサインフェア 無名の編集者がサインしてもゴミになるだけだけど、例えば見城徹さんのサインが入っているというだけで、幻冬舎の本だったら何でも売れそう。
『他のフェア案』出版記念フェア 以上の「他のフェア案」を、実際、本にしてまとめて刊行する。そしてその発売に合わせて、フェアを開催する、という自家製、自己発電型フェア。オチに適当な事思い付いてみました(笑)。誰か出版させて下さい(笑)。

(こういうアイデアは出そうと思えば、どんなテーマでも短時間でいくらでも出せます。
企画と同じ。人と1時間話せば必ず最低1企画出てくるし、
本を一冊読めば必ず10企画は思い付きます。
これぞ『編集者というヤ毎日』『編集者というヤバイ』『編集者という止まない』(笑)……。
『編集者という病い』ならぬ『企画魔という病い』という本を出したい)



謝辞


三省堂神保町本店5階フロア長の西條暁史さん、5階理工書フロアの方々、2階の大月由美子さん、
このフェアを導いて下さった明月堂書店(旧イプシロン企画)の社長、作品社の福田隆雄さん、

昨年末、濱崎フェアを開催して頂いたブックファースト梅田店の神内冬人さん

ハマザキカクを取材して頂いた、新文化通信社の加勢美佐緒さん、日本経済新聞社の柏崎海一郎さん


またスペースの都合上、「カバー+組み版、全て一人でやっている」と触れて回っていましたが、
正確に言うと、二冊例外があります。

一つは『いんちきおもちゃ大図鑑』で、この本はカバーも組み版も
合同会社エム・ビー[グラフィック・デザイン M.B.LLC]の
高橋力さん、北村卓也、大島寛子さんが作ってくれました。

そして『エロ語呂世界史年号』の組み版は、
閏月社の徳宮峻さんに作って貰いました。
ただしあのパロディーカバーは自分の仕業です。

またフェア期間中、そしていつも迅速に弊社のホームページを更新・管理してくれている
(株)カラーチップスの皆川暢さんにもお礼申し上げます。

他にもカメラマンやイラストレーター、協力者などお礼を述べたい人が沢山いるのですが、
この場でフルネームで実名を載せている人は全員、ご本人の了解を得ています。

全ての人に、それだけの為に久しぶりに連絡を取るのも大変なので断念します。
You know who you are! 本当にどうもありがとうございます。

最後に本を買ってくれた読者の方々、また著者の皆様には
深くお礼申し上げます。どうもありがとうございます。



ハマザキカク本

これからも続々と出ます。乞うご期待!


プロフィール

濱崎誉史朗

社会評論社の
変集者。趣味は共産趣味。
チュニジア、フィリピン、イギリス、日本育ち。

企画、組み版、カバー、全て一人で行っている。
毎日必ず最低一企画は立案している。

『超高層ビビル』等、誤植を装ったレトリック;「誤植法」を確立した事で知られる。
(本当に誤植の時も「ワザとです」と言い逃れられて便利)

文系オタク路線(共産趣味+国際関係)、変な物のコレクション、
そして「珍書」の三つの柱を軸に、常時30企画を進めている。

連絡先は
hamazakikaku●gmail.com(●→@)

もしくは

hamazaki●shahyo.com(●→@)


Tel:03-3814-3861 Fax:03-3818-2808
113-0033東京都文京区本郷2-3-10お茶の水ビビル