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図書目録

思想 【人と歴史】

国分一太郎 抵抗としての生活綴方運動

国分一太郎 抵抗としての生活綴方運動

津田道夫

価格: 4300円+税
発行日: 2010年1月24日
版型: A5判上製
ページ数: 382頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-0593-7
Cコード: C0030
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詳細内容

小学校教師・国分一太郎はなぜ、免職され〈有罪〉になったのか。娘身売りされた農業危機下の東北の寒村で、子どもたちと真摯に向き合ったひとりの青年教師の〈生〉の記録をとおして読みとく「昭和」前期の教育運動。

【目次】

改訂新版の解題─いま、なぜ国分一太郎か   7
旧版のはしがき   25
プロローグ 国分一太郎像を索めて 27
・ わがふるさとのふところの…… 31
1 自然と生活  31
2 頑固な町に生をうけ  35
3 無欠課無欠席の師範優等生  41
4 ほのかな目ざめ  51
・ 抵抗としての生活綴方運動 57
1 つめえり服の小学校教員  57
2 時世にそむく道をきて──教労事件  76
3 東北大凶作と生活綴方──運動の下地  98
4 北方性教育運動の栄光と悲惨  126
5 一九三六年という年  145
6 転向と抵抗──中野重治と国分一太郎  159
7 方法としての生活綴方  179
8 はるけき道をふりかえり──『教室の記録』事件ほか  195
・ 戦争協力か抵抗か 221
1 南支派遣軍報道部員として  221
2 尾崎秀実『現代支那論』と国分一太郎  228
3 『戦地の子供』をどうみるか  244
4 一九四一年という年──『外国権益』ほか  262
・ 生活綴方事件と国分一太郎 285
1 警察の留置場で……  285
2 『小学教師たちの有罪』の検討・──「過剰転向」  300
3 『小学教師たちの有罪』の検討・──「空中楼閣」  315
4 なお故郷は恋しとや  334
エピローグ 戦後への出発 345
国分一太郎略年譜  361
改訂新版のあとがき  368
人名索引 巻末

著者略歴

津田道夫
1929年、埼玉県に生まれる
東京教育大学史学科卒業
著書:『国家と革命の理論』青木書店、1961年(増補版、論創社、1979年)
   『国家論の復権』盛田書店、1967年(増補版、福村書店、1972年)
   『日本ナショナリズム論』盛田書店、1968年(増補版、福村書店、1972年)
   『ヘーゲルとマルクス』季節社、1970年
   『認識と教育』三一書房、1979年
   『実践的認識論への道』論創社、1984年
   『イメージと意志』社会評論社、1989年
   『弁証法の復権』社会評論社、2000年
   『国家と意志 意志論から読む『法の哲学』と『資本論』』績文堂、2006年
   『君は日本国憲法を知っているか』績文堂、2009年
   他に思想史論、障害者教育論など著書多数

書評

[山形新聞 2010/5/9]

50年代、戦後の生活綴方運動が復興する。その復興と前進に大きな役割を果たしたのが、国分であり、また無着成恭の「山びこ学校」をはじめとする、本県の多くの教師たちによる生活綴方教育のすぐれた実践であった。その水先案内人的な国分の〈生〉の記録である本書を通して、身近な私たちの問いかけるものは大きい。

鈴木実

[新社会 2010/4/27]

教育の反動化がますます進行する今日、社会評論社から副題を『抵抗としての生活綴方運動』と変えて改訂新版が出版されたことは時宜にかなったことと思われます。

近藤宏子

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