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思想 【哲学・社会学・思想史】

ローザ・ルクセンブルク思想案内

ローザ・ルクセンブルク思想案内

伊藤成彦

価格: 2700円+税
発行日: 2009年2月18日
版型: 四六判上製
ページ数: 344頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1333-8
Cコード: C0030
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詳細内容

赤のローザは、いましもかき消されどこにいるのか、だれも知らない。真実を、彼女は貧しいものらに語った 。
だから金持ちどもが追放したのだ、この世から。
(ベルト・ブレヒト石黒英男訳)
彼女の人生と思想が残した21世紀のメッセージを読む「ローザ読本」決定版!

【目次】

ローザ・ルクセンブルク思想案内*目次
まえがき  7

プロローグ ロシア革命90周年とローザ・ルクセンブルク
─ヤーコフ・ドラプキンさんの九〇歳を祝って  15

Ⅰ 民族問題は人類のアポリアか? 現代世界における民族と革命

はじめに─冷戦終結・社会主義体制の崩壊と民族問題の台頭  48
第1章 ローザ・ルクセンブルクの民族理論の特徴とその背景  53
第2章 マルクス・エンゲルスのポーランド独立支援論との対決  67
第3章 民族の国家的独立か、自治か?─レーニンとの理論的葛藤  92
第4章 『民族問題と自治』への助走  110
第5章 『民族問題と自治』の位相  129
第6章 『民族問題と自治』への批判と評価  157

Ⅱ 世界にひろがるローザ・ルクセンブルク 
ローザ・ルクセンブルクとカール・マルクス─思想継承の一形態に関する考察
一九九四年・北京  182
ローザ・ルクセンブルク・ワルシャワ国際会議での挨拶
一九九六年・ワルシャワ  200
今日、ローザ・ルクセンブルクはどのように見られているか
─三篇のローザ・ルクセンブルク伝と一つの研究から
一九九六年・ワルシャワ  203
ロシア革命とローザ・ルクセンブルク
─ドイツ、エルガースブルクでのロシア革命八〇年記念国際会議での報告
一九九七年・エルガースブルク  213
修正主義論争から一〇〇年を記念して
─ローザ・ルクセンブルク・シカゴ会議での挨拶と問題提起
一九九八年・シカゴ  228
「ロシア革命論草稿」執筆八〇年を記念して
一九九八年・タンペレ  239
ローザ・ルクセンブルク/ベルリン会議での挨拶と問題提起
一九九九年・ベルリン  247
世紀の転換期に─二一世紀に向けて
─ローザ・ルクセンブルクの思想から何を学ぶか
二〇〇〇年・チューリヒ  253
グローバル化・不平等及び自立性の確立に対するローザ・ルクセンブルクの視角
二〇〇一年・プレトリア  265
ローザ・ルクセンブルク/ボーフム国際会議での開会挨拶
二〇〇二年・ボーフム  277
ローザ・ルクセンブルクの党学校講義記録「古代奴隷制」について
─ローザ・ルクセンブルク・モスクワ国際会議での報告
二〇〇四年・モスクワ  280
アネリース・ラシッツァさんの七〇歳の誕生日を記念して
二〇〇四年・ベルリン  289
ローザ・ルクセンブルク国際会議での開会挨拶
二〇〇四年・広州  294
ローザ・ルクセンブルク研究の状況
二〇〇四年・モスクワ/ベルリン/広州  298
ローザ・ルクセンブルクにおける民族と国家
─中国・武漢のローザ・ルクセンブルク国際会議での報告
二〇〇六年・武漢  313
ローザ・ルクセンブルクの世界体制論
─武漢大学での問題提起
二〇〇六年・武漢  326
ローザ・ルクセンブルク研究の新しい波
─第一五回ローザ・ルクセンブルク国際会議について
二〇〇七年・東京  329
二一世紀の社会主義の創造に、これから必要な思想家─ローザ・ルクセンブルク
二〇〇七年・東京  338

著者略歴

伊藤成彦
1931年、石川県金沢市に生まれる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。同大学院国際関係論修士・博士過程終了。社会思想史専攻。文芸評論家。現在、中央大学名著教授。
ローザ・ルクセンブルク国際協会代表、平和憲法21世紀の会、憲法を生かす会、9条連、かながわ平和憲法を守る会、神奈川憲法アカデミアの共同代表。

著書:『「近代文学派」論』(八木書店)、『共苦する想像力』『戦後文学を読む』(ともに論創社)、『反核メッセージ』(連合出版)、『軍隊のない世界へ─激動する世界と憲法第九条』『軍隊で平和は築けるか─憲法第九条の原理と私たちの選択』『ローザ・ルクセンブルクの世界』初版・第2版(いずれも社会評論社』)、『時標としての文学─1984-1995』『パレスチナに公正な平和を!』『9・11事件以後の世界と日本』『東北アジア平和共同体に向けて』(いずれも御茶の水書房)、『物語・日本国憲法第九条』『武力信仰からの脱却』(ともに影書房)など。
翻訳書:パウル・フレーリヒ『ローザ・ルクセンブルク─その思想と生涯』(東邦出版)、G.ルカーチ『歴史小説論』(白水社)、ローザ・ルクセンブルク『ヨギヘスへの手紙』第1巻(河出書房新社)、同『友への手紙』『ロシア革命論』(ともに論創社)、クリス・ペレス・ハワード『マリキータ─グアムのひとつの物語』(ホルプ出版)など。

書評

[毎日新聞 2009/3/9]

20世紀初頭、マルクス経済学を中心に才能を発揮し、今のグローバル経済を予言したともされるローザ・ルクセンブルクの入門書『ローザ・ルクセンブルク思想案内』(社会評論社)=写真=が出た。著者の伊藤成彦・中央大名誉教授はローザ研究の権威だ。中略。本書では、学会「ローザ・ルクセンブルク国際協会」での94年以降の発表などを元に、ローザの政治理論や経済学、民族問題への視点などを分かりやすく論じている。

鈴木英生

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