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思想 【哲学・社会学・思想史】

歴史知と学問論

歴史知と学問論

石塚正英

価格: 2500円+税
発行日: 2007年2月
版型: 四六判
ページ数:
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1460-1
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詳細内容

歴史は発展、または進歩、そして循環するか?  長らく問われ続ける問いかけに、「歴史知」という概念で新たな議論の提示を試みる評論集。考古学・郷土史・現代史の研究現場からの視線で「歴史学」へ誘う。(2007・2)

【目次】

はしがき 
第一部 歴史理論と歴史観

第一章 歴史知の着想 ─インターディシプリナリーな歴史理論の構築に向けて 
一、「歴史知」の説明 
二、新たなレベルでの「知」の連合─経験知・科学知・歴史知の相関 
三、歴史知体系の三要素─フェティシズム・歴史知・個別事例 
四、五感のおごりを克服したい 


第二章 歴史知と多様化史観 
一、文化史と世界史─酒井三郎にみちびかれて 
二、歴史意識と歴史知 
三、多様化史観 


第三章 唯物論的歴史観再考察 
一、再考察の意味 
二、歴史を動かす主体 
三、歴史の法則性 
四、歴史の発展過程 
五、歴史の連続と断絶 
六、歴史の例外的発展 
七、唯物論的歴史観の理論的限定性 

第二部 歴史研究の現場

第四章 文化財科学と歴史家の任務 ─弥生時代は遡ったか? 
一、年代測定の先端技術 
二、事例の検討 
三、歴史研究における科学偏重主義の陥穽 
四、歴史研究における単系的進化主義の陥穽 
五、科学知と歴史知 

第五章 郷土史研究と歴史知的視座 
一、地方史と郷土史の相違点 
二、郷土史あるいはエコ・ヒストリー 
三、歴史研究における科学知的視座と歴史知的視座 

第六章 ファシズム思想に関する歴史知的討究 
一、歴史知的視座の解説 
二、ファシズムの大衆心理 
三、ファシズムの成立基盤としての民主主義 
四、民主主義の成立基盤としての自然法思想 
五、ファシズムと民主主義に関する歴史知的規定 
六、河合栄治郎における神話としての自由主義 
七、関係論としての歴史知パラダイム 

第三部 学問研究の態度

第七章 村瀬興雄教授のナチズム研究によせて 
一、フィッシャー学説への接近 
二、連続性─支配勢力の連続、そして民衆生活の連続 
三、村瀬学説のアクチュアリティ 
四、最晩年の仕事など 

第八章 戦争と学問 ─満鉄時代における政治的葛藤と文化的葛藤の差異 
一、問題設定 
二、大井正のインドネシア研究 
第一節 満鉄時代の若き大井正
第二節 同時代人・中村孝志の追想的証言
三、 布村一夫のシベリア研究 
第一節 満鉄時代の若き布村一夫
第二節 同時代人・石堂清倫の追想的証言
四、 二〇世紀後期の大井と布村 
第一節 大井『フォークローアとエスノロジー』(一九九一年)への歩み
第二節 布村『正倉院籍帳の研究』(一九九四年)への歩み
五、 学問における政治的葛藤と文化的葛藤の差異 
第一節 政治的葛藤
第二節 文化的葛藤
第九章 学問論の構築へ向けて 

一、 学問について 
第一節 学問の基点
第二節 科学としての学問
第三節 科学の幻なる中立性
第四節 科学と思想
二、 思想について 
第一節 思想の自己展開
第二節 意識された存在
第三節 思想の存在基盤
三、 労働について
第一節 労働の二重性
第二節 労働と社会科学
四、 社会科学批判 
第一節 〈対象としての社会〉批判
第二節 運動としての〈批判〉

あとがき 
初出一覧 
索引 

著者略歴

石塚正英
1949年生。新潟県出身。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学。東京電機大学理工学部教授、立正大学史学会理事、博士(文学)。歴史知学・文化史学専攻。

主要業績(歴史知に関するもの)
『歴史知の想像力』(編著)理想社、2007年
『儀礼と神観念の起源』論創社、2005年
『歴史知の未来性』(共編著)理想社、2004年
『歴史知とフェティシズム』理想社、2000年

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