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思想 【哲学・社会学・思想史】

現代文明の哲学的考察
価格: 2600円+税
発行日: 2010年9月22日
版型: 四六判並製
ページ数: 360頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1801-9
Cコード: C0030
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詳細内容

哲学のルネサンスへ。11人の哲学研究者による哲学の古典解読と現代的課題の探求。

【目次】

現代文明の哲学的考察*目 次
まえがき 3
第一部 哲学の古典から読む                
人類の将来と歴史認識 西田照見
─マルクス・エンゲルスの思想に関連して─
一 現状と変革 18
二 歴史の動向 23
三 人類生態性 25
四 原点回帰観 30
フランス革命についてのカントの見解 小谷英生
─バーク、ペイン、ゲンツとの比較をつうじて─
はじめに 49
一 フランス革命の伝達性 52
二 バークによる反フランス革命の論理 54
三 ペインによるバーク批判と、フランス革命の擁護 57
四 ゲンツによるフランス革命批判 60
五 カントの革命批判─人間の権利と抵抗権をめぐって 63
六 カントのフランス革命評価 69
おわりに 出来事を記憶する 71
ニーチェの歴史観における人間の位置づけ 本郷朝香
はじめに 77
一 主体性の形而上学としてのニーチェ解釈 78
二 生に奉仕する認識 82
三 近代の認識 88
四 個人と典型 93
結びにかえて 104
ハンナ・アーレントの技術批判─自然・世界・人間 小山花子
はじめに 111
一 自然と世界の思想 112
二 エコロジズムの中のアーレント 120
三 自由の構成に向けて 123
おわりに 127
自然の諸相─前期ハイデガーにおける自然についての議論 武井徹也
はじめに 135
一 『存在と時間』における自然についての議論 137
二 『存在と時間』以降の自然についての議論 145
三 前期ハイデガーにおける自然の理解─「存在者」と「存在」との差異と連関─ 153
おわりに 161
デモクラシーの光に潜むファシズムの影 米田祐介
─エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』を読む─
はじめに 168
一 若き日の経験 169
二 社会研究所時代から『自由からの逃走』へ 171
三 「自由からの逃走」の論理と心理 175
四 ファシズム論への寄留 178
五 再び『自由からの逃走』へ 184
おわりに─永久革命としてのデモクラシー 190
第二部 哲学の現代的課題                 
環境倫理学に見る人間と動物の関係 田上孝一
─現代文明の哲学的考察のために─
はじめに 200
一 人間の環境への関りに対する根本的反省 202
二 人間の再配置 205
三 人間の価値と動物の権利 208
四 理想の高さと実践の容易さ 215
おわりに 219
Self as the In(ter)dependent 紺野茂樹
─世界とつながりあう、かけがえのない私─
はじめに 228
一 「エコ・セルフの実現」 230
二 「精神作用」の生態学 235
三 「相互依存的連係生起」による自己理解の転換 242
四 from Dependence THROUGH INDEPENDENCE to Interdependence 249
無神論の現代的意義 木島泰三
─デネット『呪文を解く』に見る宗教の進化論的解明と「新無神論」─
はじめに 254
一 アメリカの宗教状況と無神論者 255
二 新無神論とブライト運動 258
三 デネットとダーウィン主義 263
四 『呪文を解く』の内容 268
五 検討と考察 279
おわりに 282
業縁を生きる─親鸞思想の「近代性」再審 角田玲子
はじめに 288
一 因果と縁 289
二 親鸞における「業縁」 300
おわりに 316
現代日本におけるオカルト・擬似科学の動向と問題点 平岡 厚
一 オカルト・スピリチュアルと擬似科学のブーム 320
二 科学の基準及び科学と擬似科学との関係 322
三 現代日本の擬似科学の特性 325
四 オカルト・擬似科学に対抗する運動について 326
五 近年、話題となっている諸擬似科学と、その周辺 329
六 オカルト・擬似科学ブームの背景と、それらに騙されない方法 336
七 「スピリチュアリズム」と宗教と唯物論の関係 341
あとがき 353

著者略歴

小谷英生
一橋大学大学院社会学研究科博士課程在籍
1981年生まれ。「防衛戦争は是認されうるか─ホッブズとカントをめぐって─」(唯物論研究年誌第16号、2010年)、「カントの政治概念─アーレントおよび理念の「移行理論」を手がかりに」(倫理学年報第59号、2010年)

本郷朝香
立教大学非常勤講師
1972年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了 博士(人文科学)
「ニーチェ哲学における主体の存続の可能性」(田上孝一・黒木朋興・助川幸逸郎編著『〈人間〉の系譜学─近代的人間像の現在と未来』東海大学出版会、2008年)、「遅れてきた主体─ニーチェ哲学においてボスコヴィッチ学説が開く、新たな主体概念の可能性─」(『理想』第684号、2010年)

武井徹也
立正大学非常勤講師
1972年生まれ。立正大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得満期退学
「アレーテイアと存在─前期ハイデガーにおけるアリストテレスの現象学的解釈と論理学的・存在論的思惟─」(『立正大学哲学会 紀要』第5号、2010年)、「論理学とアレーティア─前期ハイデガーにおけるアリストテレスの現象学的解釈と論理学的・存在論的思惟─」(『立正大学哲学会 紀要』第3号、2008年)

小山花子
1974年生まれ。ニュースクール・フォア・ソーシャルリサーチ(新社会研究所)政治学博士
Frontiers of Diversity: Explorations in Contemporary Pluralism. Amsterdam: Rodopi Press, 2005 (共著、Avery Plaw, ed.). “Politics, Judgment, Speech: Rereading Hannah Arendt’s The Life of the Mind.” International Journal of Humanities, Volume 3, Number 10, 2005/2006.

米田祐介
立正大学人文科学研究所研究員
1980年生まれ。立正大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得満期退学
「マルクスからの希望をつなぐ─エーリッヒ・フロムの〈在る〉ことへのまなざし」岩佐茂編『マルクスの構想力』(社会評論社、2010年)、「エーリッヒ・フロムとファシズム」『現代の理論』第8号(明石書店、2006年)

紺野茂樹
法政大学現代法研究所客員研究員
1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学分野博士課程単位取得満期退学
「犠牲者のことを、その味わった苦しみを共にしつつ、忘れずにいるということ─フランクフルト学派における“神学”をめぐって─」、石塚正英編『歴史知の想像力─通時的・共時的に他者とどうかかわるか─』(理想社、2007年)、「“自然”支配から“自然”に対するリスペクト(驚愕・感嘆・尊重・敬意)へ─エヴリン・フォックス・ケラーによる科学の心理学的・認識論的基礎の探究─」(共生社会システム学会編『共生社会システム研究』第4号、2010年)

木島泰三
法政大学文学部非常勤講師
1969年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学
『〈人間〉の系譜学─近代的人間像の現在と未来』共著、第二章「スピノザ─人間の「擬人的」理解への批判」担当(東海大学出版会、2008年)、『自然と人間─哲学からのアプローチ』共著、第八章「ホッブズとスピノザにおける自然と人間─科学革命と自然主義の哲学」担当(梓出版社、2006年)

角田玲子
1972年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程退学
『知のエクスプルージョン』(共著 司馬 春英・渡辺 明照編、北樹出版、2009年)、『悪と暴力の倫理学』(共著 熊野純彦・麻生博之編、ナカニシヤ出版、2006年)

平岡厚
杏林大学保健学部准教授
1948年生まれ。東京都立大学大学院理学系研究科生物学専攻博士課程単位取得退学 理学博士
主要論文:(1) Hiraoka, A.: High-performance capillary electrophoresis of proteins in the human body fluids:Applications of isoelectrofocusing and sodium dodecylsulfate capillary-gel electrophoresis modes to the protein analyses of cerebrospinal fluid and serum samples from patients with neurological disorders (review)., Trends in Chromatography, 1, 53-61 (2005). (2)Hiraoka, A. Tominaga, I. and Hori. K: One-step capillary isoelectrofocusing of the proteins in cerebrospinal fluid and serum of patients with neurological disorders., Journal of Chromatography A, 961, 147-153 (2002).

西田照見
立正大学名誉教授
1930年生まれ。法政大学大学院終了(政治学修士)
『マルクス思想の限境』(新評論、1979年)、「将来社会についての自治的連合体の構想と終末論的発想の残基─マルクス」(杉原四郎・石塚正英他『アソシアシオンの構想力』平凡社、1989年)、「マルクス主義における終末論的発想」(『思想』、1973年11月号)

田上孝一
立正大学非常勤講師
1967年生まれ。立正大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了 論文博士(文学)
『本当にわかる倫理学』(日本実業出版社、近刊)、『実践の環境倫理学』(時潮社、2006年)、『初期マルクスの疎外論』(時潮社、2000年)

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