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思想 【哲学・社会学・思想史】

吉本隆明と共同幻想

吉本隆明と共同幻想

Auslegung Yoshimoto Takaakis Ⅱ

高橋順一

価格: 1800円+税
発行日: 2011年9月20日
版型: 四六判並製
ページ数: 224頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1807-4
Cコード: C0030

詳細内容

『共同幻想論』という幻想性の構造についての原理的考察にまで至りつく、吉本隆明の思想の軌跡とその核心を読み解く。『吉本隆明と親鸞』に次ぐ第二弾。

【目次】

吉本隆明と共同幻想*目次


はじめに……………7


I 敗戦期におけるマルクス体験……………15

  (1) 論理の力   15
  (2) 「マチウ書試論」   18
  (3) 日本マルクス主義の思想的負性   25
  (4) 観念による現実否定の「倫理」   29
  (5) 「関係の絶対性」という視点   33


II 安保闘争の意味と第二のマルクス体験……………47

  (1) 問題の発端   47
  (2) 「転向論」   50
  (3) 安保闘争   62
  (4) 第二のマルクス体験 『カール・マルクス』   69

III 「大衆の原像」と「自立」……………87

  (1) 「模写と鏡」   97
  (2) 「自立の思想的拠点」   108


IV 『共同幻想論』の世界……………121

  (1) 『共同幻想論』をめぐるふたつの誤解   121
  (2) 『共同幻想論』の三部構成   127


V 『共同幻想論』以降の課題……………159

  (1) 『情況』   159
  (2) 「対幻想」のゆくえ   170


しめくくりに代えて――吉本隆明と竹内好――……………183


あとがき   207

著者略歴

高橋順一
1950年宮城県生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻思想史。2010年4月から1年間ライプツィヒ大学東アジア研究所客員教授。
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了。
主要著作は『市民社会の弁証法』(弘文堂)、『ヴァルター・ベンヤミン』(講談社現代新書)、『響きと思考のあいだ―リヒャルト・ヴァーグナーと一九世紀近代』(青弓社)、『戦争と暴力の系譜学』(実践社)、『ヴァルター・ベンヤミン解読』(社会評論社)、『吉本隆明と親鸞』(社会評論社)、『ニーチェ事典』(共編著 弘文堂)ほか。翻訳にベンヤミン『パサージュ論』(全5巻、共訳、岩波現代文庫)、アドルノ『ヴァーグナー試論』(作品社近刊)がある。
雑誌『情況』編集委員。「変革のアソシエ」共同代表。

書評

[図書新聞 2012/1/21]

本書のなかで、わたしが最も喚起されたのは、「生(誕)」から「死」へと至る時空間に共同幻想を措定して論及していく箇所だ。

久保隆

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