トップ > 図書目録 > 思想 【哲学・社会学・思想史】 > 書籍詳細 : 消費の自由と社会秩序

図書目録

思想 【哲学・社会学・思想史】

消費の自由と社会秩序

消費の自由と社会秩序

18世紀イギリス経済思想の展開における消費者概念の形成

鈴木康治

価格: 2800円+税
発行日: 2012年12月1日
版型: A5判上製
ページ数: 210頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1815-9
Cコード: C0030

詳細内容

18世紀イギリスの8人の思想家、ジョン・ロック、ニコラス・バーボン、バーナード・マンデヴィル、ダニエル・デフォー、ジョージ・バークリ、デヴィッド・ヒューウム、ジェイムズ・ステュアート、アダム・スミスにおける「消費者」概念の理論的形成と展開を解明する。今日の消費社会分析への重要な論点を示唆する経済思想の研究。

【目次】

第1章 序論──消費論と18世紀イギリス経済思想………… 7
第2章 18世紀消費論の源流と消費者役割の未分的把握………… 31
第1節 消費者と貨幣保有
    ──J. ロック   31
2. 1. 1. ロックと消費論  31
2. 1. 2. 欲望と貨幣保有  33
2. 1. 3. 社会的役割としての消費者  35
2. 1. 4. 消費者の自由と貨幣保有  38
2. 1. 5. 小括  43
第2節 消費者と精神的欲望
    ──N. バーボン   44
2. 2. 1. バーボンと消費論  44
2. 2. 2. 消費の欲望論的基礎  45
2. 2. 2. 1. 精神的欲望の無限性  45
2. 2. 2. 2. 精神的欲望の社会性  47
2. 2. 3. 消費の社会的作用  49
2. 2. 3. 1. 消費と社会の富裕  49
2. 2. 3. 2. 消費と交易  51
2. 2. 4. 小括  53
第3章 奢侈是認論と消費者概念の脱道徳化………… 55
第1節 富裕層の奢侈的消費と貧困層の勤労
    ──B. マンデヴィル   55
3. 1. 1. マンデヴィルと消費論  55
3. 1. 2. マンデヴィルの消費論と豊かな社会  57
3. 1. 2. 1. 豊かな社会としての蜂の巣  57
3. 1. 2. 2. 豊かな社会の消費者像  59
3. 1. 3. 豊かな社会の消費論  61
3. 1. 3. 1 マンデヴィル消費論の射程  61
3. 1. 3. 2. マンデヴィル消費論の主要トピック  64
3. 1. 4. 小括  68
第2節 上流層の奢侈的消費と消費による社会的階序形成
    ──D. デフォー   69
3. 2. 1. デフォーと消費論  69
3. 2. 2. 奢侈をめぐる道徳論と経済論  70
3. 2. 3. 奢侈と社会秩序の紊乱  73
3. 2. 3. 1. ジェントルマン層の放恣と奢侈的消費  73
3. 2. 3. 2. 下流層の専横と顕示的消費  76
3. 2. 4. 消費と社会秩序の再構築  78
3. 2. 4. 1. 社会の階序とジェントルマンの有徳性  78
3. 2. 4. 2. 消費の階序とジェントルマン支配  82
3. 2. 5. 小括  86
第4章 奢侈概念の変容と消費者概念の脱社会階層化………… 89
第1節 富裕層の愚行的消費と消費者としての貧困層
    ──G. バークリ   89
4. 1. 1. バークリと消費論  89
4. 1. 2. 愚行としての消費  91
4. 1. 2. 1. 消費と流行  91
4. 1. 2. 2. 奢侈的消費と貧困  93
4. 1. 3. 社会的行為としての消費  96
4. 1. 3. 1. 欲望操作と文教政策  96
4. 1. 3. 2. 消費者と貨幣  98
4. 1. 4. 小括  100
第2節 中流層の中庸的消費と文明社会の消費文化
    ──D. ヒューム   101
4. 2. 1. ヒュームと消費論  101
4. 2. 2. 奢侈としての中流層の消費文化  105
4. 2. 3. 中流層の制度的有徳性と有徳な消費  110
4. 2. 4. 小括  115
第5章 ポリティカル・エコノミーと学知としての消費者概念の形成………… 117
第1節 勤労社会の中の消費者
    ──J. ステュアート   117
5. 1. 1. ステュアートと消費論  117
5. 1. 2. 消費と近代市場社会  119
5. 1. 2. 1. 消費の欲望と自由社会  119
5. 1. 2. 2. 貨幣的消費と勤労社会  121
5. 1. 3. 消費と社会秩序  124
5. 1. 3. 1. 奢侈的消費と消費者概念  124
5. 1. 3. 2. 富の均衡論と消費者概念  128
5. 1. 4. 小括  131
第2節 商業的社会の中の消費者
    ──A. スミス   132
5. 2. 1. スミスと消費論  132
5. 2. 2. 社会的行為としての消費  135
5. 2. 2. 1. 私悪としての奢侈的消費  135
5. 2. 2. 2. 私益としての顕示的消費  137
5. 2. 3. 社会的作用としての消費  141
5. 2. 3. 1. 消費と社会変動  141
5. 2. 3. 2. 消費と商業的社会  145
5. 2. 4. 小括  149
第6章 結び………… 151
注  157
文献  184
あとがき  204
人名索引  207

著者略歴

鈴木康治
1974年 東京都に生まれる
2005年 早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程満期退学
博士(学術)早稲田大学
現在 早稲田大学社会科学総合学術院助教
   早稲田大学国際言語文化研究所招聘研究員

▲ページTOPへ