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図書目録

思想 【哲学・社会学・思想史】

貨幣と金融

貨幣と金融

歴史的転換期における理論と分析

中村宗之 / 勝村務

価格: 3400円+税
発行日: 2013/4/19
版型: A5判並製
ページ数: 384頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1819-7
Cコード: C0030

詳細内容

貨幣理論の展開と金融制度の歴史・現状分析をとおして、今日のグローバル金融危機の構造を解明する

【目次】

まえがき 勝村 務 7
第Ⅰ部 金融危機と貨幣理論 11
第1章 シャドウバンキングのプルーデンスについて 木下信行
はじめに 12
1 倒産手続きの意義 13
2 倒産手続きの機能の限界 14
3 危機対応とプルーデンス規制 19
4 シャドウバンキングのプルーデンス規制 24
第2章 今回の世界金融危機から何を学ぶか
─経済学の視点からの小論─  神津多可思
はじめに 31
1 何が起きたか 32
2 経済モデル作成に当たっての含意(1)
─マクロ・モデル─ 37
3 経済モデル作成に当たっての含意(2)
─ミクロ・モデル─ 40
4 経済モデル作成に当たっての含意(3)
─マクロ政策での利用─ 42
おわりに 44
第3章 国際金融システムの再構築に向けて
─ブレイディ構想以降の国際金融の動向を踏まえて─  本澤 実
はじめに 46
1 累積債務危機とブレイディ構想 47
2 金融グローバル化の進展と通貨・経済危機 50
3 サブプライム危機と世界同時金融危機 56
終わりに 62
第4章 グローバル金融危機と金融規制強化 冨家友道
1 金融危機の特性 65
2 基本的問題点と対応 68
3 包括的な提言 76
結 び 78
第5章 貨幣の価値を決めるもの 勝村 務
はじめに 79
1 MV=PTと貨幣の価値 80
2 信用貨幣と貨幣の価値 84
おわりに 91
第6章 市場の成り立ちに関する一試論
─近年の政府紙幣発行論を手掛かりとして─  泉 正樹
1 近年の政府紙幣発行論 96
2 貨幣の国家理論─クナップの貨幣観─ 99
3 市場の成り立ちに関する一試論 102
第7章 金保有に向けた政府紙幣オペレーション
─仮説的提案─  松田 学
1 日本政府による金の買い上げ 112
2 政府紙幣の発行 113
3 デフレ対策として金融政策の限界を突破 114
4 金との交換性 116
5 時限性と永遠性 117
6 激甚災害時に限定した政府紙幣発行(震災対応の特別措置) 118
第Ⅱ部 金融グローバル化の諸相
第8章 1998年、SEC規則「プレーン・イングリッシュ」の
成立 米山徹幸
1 「プレーン・イングリッシュ」をSEC規則に
~レビットSEC委員長のイニシアティブ~ 122
2 「プレーン・イングリッシュ・ハンドブック」の刊行 126
3 プレーン・イングリッシュ、
二転三転する歴代大統領の取り組み 128
4 「21世紀情報開示イニシアティブ」にラッツ教授を指名 131
第9章 金融(資本)市場を支えるコーポレート・
ガバナンス─注目される監査役制度の課題と展望─  加藤裕則
1 金融(資本)市場の問題意識 135
2 監査役の理想と現実 138
3 監査役の将来 144
第10章 電子マネーの新展開と電子マネー論争 竹内晴夫
はじめに 149
1 電子マネーの最近の展開 149
2 電子マネー論争 155
第11章 シンガポールと日本の電子マネー
─普及の特徴と進化の動向─  青木登美子
はじめに 168
1 シンガポールの電子マネー 168
2 日本の電子マネー 177
3 シンガポールと日本の電子マネーの普及の違い 186
4 日本の電子マネーの今後の進化と課題 190
まとめ 192
第12章 ロシアにおける「安定化基金」の設立と再編
─第2期プーチン政権の経済政策との関連から─  日臺健雄
はじめに 199
2.安定化基金の設立前史 202
3.第2期プーチン政権の経済政策と安定化基金 203
4.結びに代えて 210
第13章 韓国上場企業の所有構造と
パフォーマンスに関する実証研究 劉 忠實
はじめに 214
1 韓国における大企業集団の特徴 216
3 先行研究 223
4 仮説 227
5 推計方法とデータ 231
6 推計結果についての解釈 234
7 結論と今後の課題 236
第14章 中国の外貨準備について 薛 俊
はじめに 243
1 外貨準備の理論 243
2 中国の外貨準備の変遷 245
第Ⅲ部 貨幣理論の展開と市場の形成
第15章 十八世紀の銀行券論
─ジョン・ローとジェームズ・ステュアート─  古谷 豊
はじめに 254
1 ローの銀行券論、その形成過程 255
2 ステュアートの銀行券論、その形成過程 261
結 語 264
第16章 マルサス貨幣理論 佐藤 宏
はじめに 274
1 貨幣理論生成史におけるマルサスの位置づけ 275
2 「貨幣の中立性」問題 277
3 食料価格論・地代論から見たマルサスの貨幣観 279
3 マルサスとパティンキン 283
おわりに 285
第17章 デリバティブの歴史と今後の研究課題 新井栄二
はじめに 290
1 金融商品の取引方法 291
2 オフ・バランスについて 292
3 ヘッジ会計について 293
4 取引相手の倒産リスクについて 294
5 デリバティブの契約書について 295
6 デリバティブの法律について 296
結 語 298
第18章 市場における主体の生成
─インセンティブ論を契機として─  山口系一
はじめに 300
1 インセンティブ論と所有する主体 301
2 市場と所有─商品論における二様の主体 304
3 主体とイデオロギー 307
4 欲望する主体の受動性
─〈持たざるモノ〉としての「主体」 310
おわりに─本源的インセンティブとしての欲望─ 313
第19章 「シーニアの節欲説」批判と「スミスのドグマ」批判
─数式による解釈─  栗原春樹
概 要 317
1 シーニアの節欲説 317
2 スミスのドグマ 324
第20章 ホモ・サピエンスの交換性向
─類人猿の比較研究─  中村宗之
はじめに 329
1 類人猿の生態と社会構造 330
2 直立二足歩行の利点と欠点 333
3 集団生活かつ単婚という社会構造 335
4 子殺しの圧力 336
5 理性一般と交換性向 338
結 語 339
第21章 法における「後期近代」と段階論
─厳罰化と「世間」をめぐって─  佐藤直樹
はじめに 349
1 「第一の黒船」としての刑事司法の「近代化」
─自由主義刑法と帝国主義刑法 350
2 「後期近代」とは何か─包摂型社会から排除型社会へ 353
3 日本における「後期近代」と「世間」
─なぜ厳罰化がおきたのか 355
4 「第二の黒船」としての「後期近代化」
─新たな段階規定を意味するか 359
追悼 金研究家・高橋靖夫
奥山山脈に孤峰なす独創の人 谷口智彦
はじめに 366
1 奥山門下におけるその位置 369
2 金研究に向かわせた原点 372
3 金本位制復活信じた根拠 378
あとがき 中村宗之 383

著者略歴

中村宗之
立正大学経済学部準教授
1969年7月、神奈川県に生まれる。1993年3月、埼玉大学経済学部卒業
2000年3月、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了
2006年4月~2012年3月、上武大学ビジネス情報学部専任講師および準教授
2012年4月より現職
主要論文:「価値の生産と分配をめぐって」、SGCIME編『現代マルクス経済学のフロンティア』所収、御茶の水書房、2006年8月。「搾取論と自己所有権」、『経済理論学会年報』第38集、経済理論学会、2001年9月。「貨幣の流通と価値─D.ヒュームとマルクスの貨幣論をめぐって─」、『社会科学論集』第91号、埼玉大学経済学部、1997年6月。

勝村務
北星学園大学経済学部準教授
1968年8月、東京都に生まれる。1992年3月、東京大学経済学部卒業
2000年3月、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了
2006年4月、北星学園大学経済学部専任講師に就任。2004年4月より現職
主要論文:「労働力商品論の課題」、『北星論集』第46巻第2号、北星学園大学経済学部、2007年3月。「ミッション志向企業としてのNPO」、SGCIME編『模索する社会の諸相』所収、御茶の水書房、2005年11月。「地代論研究の問題群」、『経済学研究』第40号、東京大学経済学部、1998年2月。

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