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図書目録

思想 【哲学・社会学・思想史】

マルクス剰余価値論形成史

マルクス剰余価値論形成史

森田成也

価格: 2800円+税
発行日: 2018年8月30日
版型: A5判並製
ページ数: 296頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1854-8
Cコード: C0030

詳細内容

マルクスの理論を正確に知るためには、それがどこからどこへ、そして何を経由して成立・発展してきたのかを知る必要がある。そのような成立と発展の複雑な過程を理解して初めて、マルクスの理論を深く学ぶことができるのであり、またそれをいっそう発展させるためにはどのような方向をたどればいいのかのヒントも得ることができる。

本書はそうした理論的作業のひとつとして、マルクスの剰余価値論の形成史を、主として前期著作の『哲学の貧困』や『賃労働と資本』から、後期著作の『賃金・価格・利潤』や『資本論』(初版および2版とフランス語版を含む)に至るまでを批判的に検証し概観する。

特設ページ
http://shahyo.sakura.ne.jp/wp/?p=4889

【目次】

序文
第1章 マルクス剰余価値論形成小史 ―『賃労働と資本』から『賃金・価格・利潤』へ ─
第1節 『資本論』への長い道のり
第2節 『賃労働と資本』の背景と全体像
第3節 『賃労働と資本』の内容とその諸限界
第4節 「賃金」草稿の意義とその具体的内容
第5節 エンゲルスによる序論と修正
補 論  シスモンディにおける「労働」と「労働能力」との区別
第6節 『賃金・価格・利潤』の背景と意義
第7節 『賃金・価格・利潤』の具体的内容

第2章 マルクス剰余価値論の形成と「リカードのドグマ」
第1節 「リカードのドグマ」とは何か?
第2節 初期・前期マルクスにおける「リカードのドグマ」
第3節 「リカードのドグマ」の克服Ⅰ ―剰余価値の発生メカニズムの解明
第4節 「リカードのドグマ」の克服Ⅱ ―「追加的な絶対的剰余価値」論の確立
補 論 『資本論』における労働日延長と労働力価値増大の論理
第5節  「リカードのドグマ」の克服Ⅲ ―「内包的な絶対的剰余価値」の発見
第6節  『資本論』における到達点と限界
第7節 「リカードのドグマ」の二重性

第3章 マルクスにおける「価値生産物」概念の形成と 「スミスのドグマ」
第1節  「スミスのドグマ」と「価値生産物」概念
第2節  現行版『資本論』における「価値生産物」
補論1 現行版『資本論』各版の「事項索引」における 「価値生産物」
第3節  「経済学批判要綱」における「価値生産物」と「v+mのドグマ」
第4節 1861~63年草稿における「価値生産物」と「v+mのドグマ」Ⅰ ―前期段階
第5節 1861~63年草稿における「価値生産物」と「v+mのドグマ」Ⅱ ―中期段階
第6節 1861~63年草稿における「価値生産物」と「v+mのドグマ」Ⅲ ―後期段階
第7節 1863~65年草稿における「価値生産物」概念の登場Ⅰ ―『直接的生産過程の諸結果』と3巻「主要草稿」前半
補論2 1863~65年草稿の執筆順序
第8節 1863~65年草稿における「価値生産物」概念の登場Ⅱ ―2巻「第1草稿」と3巻「主要草稿」後半
第9節 初版『資本論』とそれ以降における「価値生産物」 概念の確立

著者略歴

森田成也
国学院大学非常勤講師。著書・訳書に『家事労働とマルクス剰余価値論』(桜井書店)『ラディカルに学ぶ「資本論」』(柘植書房新社)デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』『資本の<謎>』(共に共訳、作品社)など多数ある。

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