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思想 【哲学・社会学・思想史】

唯物史観と新MEGA版『ドイツ・イデオロギー』

唯物史観と新MEGA版『ドイツ・イデオロギー』

大村泉(編著)

価格: 2800円+税
発行日: 2018年10月29日
版型: A5判並製
ページ数: 304頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1857-9
Cコード: C0030

詳細内容

唯物史観の成立解明に新段階を画する『ドイツ・イデオロギー』研究の集大成。待望の新MEGA I/5刊行にあわせ、ドイツ、中国、日本の研究者がマルクスの唯物史観の原像に迫る。

 『マルクス/エンゲルス全集』(MEGA)の本格的編纂(新MEGA)は1967年に、ソ連と東ドイツの両共産党の共同事業として開始された。1989年のベルリンの壁崩壊に続くソ連、東独の消滅後、その事業は1990年10月、国際マルクス/エンゲルス財団(本部アムステルダム)が結成され引き継がれた。
 2017年11月27日、『ドイツ・イデオロギー』を収録する新MEGA I/5がリリースされた。本書は、この新資料をテキストとするドイツと中国の研究者による『ドイツ・イデオロギー』をめぐる諸問題の論究を収録し、日本における今日までの論争的課題を詳細に再検証する。
 本書はマルクス生誕200年記念として刊行された。その理論的作業は、マルクスによる唯物史観の原像を照射する、新たな地平を切り拓くであろう。


執筆者
大村泉:東北大学名誉教授、国際マルクス/エンゲルス財団(IMES)編集委員
A.デミロヴィッチ:ゲーテ大学特任教授 D.シュヴァルツ:雑誌〝Z.〟協力者
D.フィライシス:在野マルクス研究者 F.O.ヴォルフ:ベルリン自由大学栄誉教授
渋谷正:鹿児島大学名誉教授 渡辺憲正:関東学院大学経済学部教授
盛福剛:中国・武漢大学哲学院講師 窪俊一:東北大学大学院情報科学研究科准教授

【目次】

主要目次
第Ⅰ部 新MEGA Ⅰ/5と刊行後ドイツにおける反響
第1章 新MEGA 刊行を報じるIMES事務局長のプレスリース(大村泉)
第2章 『ドイツ・イデオロギー』がそもそも存在しなかった(A.デミロヴィッチ、窪俊一訳)
第3章 「フォイエルバッハ」章におけるテキストの配列変更――新版『ドイツ・イデオロギー』の刊行によせて(W.シュヴァルツ、窪俊一訳)
第4章 大転換期のマルクス/エンゲルス研究――『ドイツ・イデオロギー』テキストの批判的新版によせて(D.フィライシス/F‐O.ヴォルフ、大村泉・窪俊一訳)
第Ⅱ部 オーサーシップ、草稿編訳をめぐる論争
第5章 唯物史観の第1発見者(大村泉)
第6章 唯物史観の成立に関する廣松渉のエンゲルス主導説批判(渋谷正)
第7章 マルクス社会理論の生成――『経済学・哲学手稿』と『ドイツ・イデオロギー』の接合(渡辺憲正)
第8章 イデオロギー批判は、いつ、いかにして成立したのか――新MEGA Ⅰ/5解題に対する異論(渡辺憲正)
第9章 中国における『ドイツ・イデオロギー』編訳史概観――中国語訳廣松版(2005年)と大村/渋谷/平子による批判以後を中心に(盛福剛)
補 章 中国語訳廣松版刊行前後の研究史とオンライン版(大村泉)
附 編 新MEGA全4部門114巻と既刊一覧
(編訳・窪俊一)

著者略歴

大村泉
東北大学名誉教授、国際マルクス/エンゲルス財団(IMES)編集委員

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