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図書目録

思想 【ポスト・マルクス主義】

マルクスの物象化論

マルクスの物象化論

資本主義批判としての素材の思想

佐々木隆治

価格: 3700円+税
発行日: 2012年1月27日
版型: A5判並製
ページ数: 416頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1809-8
Cコード: C0030

詳細内容

マルクスのテキストからつかみとるグローバル資本主義批判のアクチュアリティ

【目次】

目 次
凡 例 7
序 論 9
第Ⅰ部 「実践的・批判的」構えとしての「新しい唯物論」 19
第1章 マルクスの「唯物論」にかんする諸説 21
第1節 「マルクス・エンゲルス問題」を考慮しないアプローチ 23
第2節 「外挿法」的なアプローチ 28
第3節 「実践的唯物論」によるアプローチ 30
第4節 「マルクスの唯物論そのもの」を考察対象とするアプローチ 34
第5節 小 括 36
第2章 マルクスにおける「新しい唯物論」 39
第1節 『資本論』における「唯物論的方法」 39
第2節 初期の諸著作における唯物論 45
第3節 『経済学哲学手稿』の唯物論 48
第4節 テーゼ(1)と『経済学哲学手稿』の差異 57
第5節 「フォイエルバッハ・テーゼ」におけるフォイエルバッハ批判の意味 60
第6節 テーゼ(4)における「唯物論的方法」 71
第7節 小 括 74
補注 『ドイツ・イデオロギー』における唯物論の用語法 79
第3章 哲学批判と「実践的・批判的」構えとしての「新しい唯物論」 83
第1節 「哲学的意識の清算」と「新しい唯物論」の確立 84
第2節 『経哲手稿』と「テーゼ」・『ドイツ・イデオロギー』における哲学批判の差異 87
第3節 「実践的・批判的」構えとしての「新しい唯物論」 95
第4節 哲学批判の深化とプルードン批判 100
1.『経哲手稿』および『聖家族』におけるプルードン評価 100
2.「アンネンコフへの手紙」および『哲学の貧困』におけるプルードン評価 107
3.哲学批判から経済学批判へ 113
第5節 小 括 115
第Ⅱ部 物象化論の「実践的・批判的」意義 117
第4章 物象化論の理論構成 119
第1節 物象化論をめぐる諸説 122
第2節 物象化とはなにか 133
第3節 物象化論の核心と無意識の形態的論理としての「商品語」 150
1.「相対的価値形態の内実」について 155
(1) 「価値物Werthding」について 156
(2) 「回り道」について 165
(3) 「内実論」第6段落以降 169
2.「商品語」とはなにか 173
3.「商品語」の論理とその現れ 181
第4節 認識論的転倒としての物神崇拝 187
1.「物神性」節における物象化と物神崇拝 187
2.「等価形態」における物神崇拝 194
3.近代主義としての「実体」批判 198
第5節 物象化のもとでの実践的態度の形成 205
1.物象の人格化 208
2.物象化による素材に対する態度の変容 215
(1) 貨幣の成立 215
(2) 貨幣蓄蔵 223
第6節 小 括 229
第5章 物象化と疎外 234
第1節 「疎外論」の陥穽 235
第2節 『経哲手稿』と『要綱』における外化と疎外 243
第3節 マルクス疎外論の核心 254
第4節 小 括 256
第6章 物象化と所有 258
第1節 既存の所有論解釈の諸困難 258
第2節 近代的私的所有の特異性 264
1.物象化と近代的私的所有 264
2.共同体的所有と近代的私的所有 272
第3節 領有法則転回と本源的蓄積の差異と意義 285
1.近代的私的所有にたいする批判としての領有法則転回 285
2.マルクスにおける共同性と「個人的自由」 297
3.「個人的所有」の再建の意義 309
第4節 小 括 314
第7章 価値の主体化としての資本と素材的世界 317
第1節 価値概念と素材的次元 318
1.叙述の方法と論理的展開の意義 318
2.価値の発生と歴史的次元 322
3.価値と価値実体 325
4.価値量について 333
5.価値概念の「実践的・批判的」意義 336
第2節 価値の主体化としての資本 337
1.価値の自立化の深化 337
2.資本の存立と物象の人格化および人格の物象化 342
(1) 資本家 345
(2) 賃労働者 348
(3) 生産過程における資本家と賃労働者 353
第3節 資本による素材的世界の編成──直接的生産過程を題材として 360
1.資本のもとへの労働の形態的包摂と素材的編成 362
2.資本のもとへの労働の実質的包摂と素材的論理の変容 371
(1) 形態的包摂にともなう変化 372
(2) 素材的次元での従属的態度の形成 374
(3) 社会的労働の資本の生産力としての現象 381
第4節 小 括 391
結 論 素材の思想家としてのマルクス 397
あとがき 403

著者略歴

佐々木隆治
1974年生まれ。一橋大学社会学研究科特別研究員。
一橋大学社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。
著書:『マルクスの構想力』(共著、社会評論社、2010年)

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