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思想 【ポスト・マルクス主義】

市場経済という妖怪

市場経済という妖怪

『資本論』の挑戦と現代

永谷清

価格: 2500円+税
発行日: 2013/6/19
版型: 四六判並製
ページ数: 352頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1820-3
Cコード: C0030

詳細内容

20世紀末から市場経済が資本主義の枠を次第に壊し、資本主義を崩しはじめた。21世紀の現代は、世界史の流れのなかでどのような位置にあるのか。第一部で、市場経済・資本主義・市民社会をめぐる『資本論』の挑戦を再考察する。第二部で、フリードマン、ハイエク、ポラニー、ジャック・アタリ、ハーヴェイ等に対する理論的批判も加えながら、現代資本主義の金融経済化を解明し、21世紀の現代世界のゆくえを読む。

【目次】

市場経済という妖怪─『資本論』の挑戦と現代*目次

はじめに 3

序 論 市場経済と資本主義と近代市民社会 11

第一部 市場経済と『資本論』
第一章 市場経済を理解するための基礎知識 ──── 28
  補論 『資本論』の価値論の理解のために 49
第二章 市場経済を捉える論理─価値形態論 ──── 58
1 単純な価値形態Aの問題 64
2 拡大された価値形態Bから一般的価値形態Cへ 75
3 一般的価値形態Cと貨幣形態Dの本質的相違 81
4 商品世界の現実的成立─商品論の構成 89
第三章 貨幣の役割 ──── 92
1 商品価値を計る貨幣 93
2 商品流通と貨幣 113
第四章 資本とは何か ──── 128
1 安く買い高く売り利潤を得る─商人資本 128
2 金貸し資本─高利貸し 138
3 資本主義を成立させた資本─産業資本 141
第五章 資本の生産過程と価値の実体規定 ──── 153
1 『資本論』が挑戦した問題 155
2 生産物価値の形成と増殖─価値法則の成立 171
3 価値法則の意義 183
  補論 『資本論』の価値法則に関する混乱 187
第六章 資本主義の物神性 ──── 195
1 労働力商品の特殊性と賃金形態 195
2 市場経済の物神性 202

第二部 市場経済と現代
第一章 市場経済は善玉か悪玉か ──── 214
1 悪魔の碾き臼としての市場経済─ポラニー対マルクス 214
2 絶対善としての市場経済─ハイエクとフリードマン 221
3 経済的自由と政治的自由 234
第二章 資本主義 対 社会主義 ──── 238
1 社会主義計画経済の問題点 239
  補論 マルクスの市場経済批判と社会主義論 247
2 社会主義国家と市民社会 250
3 旧社会主義国家の破綻の原因 253
第三章 現代資本主義の金融経済化とグローバリゼーション ──── 262
1 金融経済の独走 262
2 世界金融恐慌へ 271
3 「スーパー資本主義」の意味 280
第四章 脱資本主義の二つの局面─福祉国家と新自由主義 ──── 291
1 資本主義の終焉説 291
2 脱資本主義の第一局面─福祉国家 296
3 脱資本主義の第二局面─市場経済による資本主義の熔解 300
終 章 新しい社会への展望 ──── 314
1 マルクスの新社会論の検討 314
2 アタリの新しい社会への展望 324
3 グローバル市民社会 331

終わりに 340

参考文献 3

著者略歴

永谷清
信州大学名誉教授
東京大学大学院社会科学研究科 修士・博士課程単位取得
立正大学経済学部教授、筑波大学社会科学系助教授、信州大学経済学部教授を歴任

著書
『資本主義の基礎形態』御茶の水書房、1975年。
『科学としての資本論』弘文堂、1980年。
『価値論の新地平』有斐閣、1981年。
『価値論史の巨峰──スミス・リカード・マルクス』世界書院、1988年。
『資本主義の核心』世界書院、1997年。
『労働価値説から価値法則へ』御茶の水書房、2001年。
『資本主義とは何か 原理論』DTP出版、2004年。

監訳書
アルブリトン『資本主義発展の段階論』社会評論社、1995年。

ホームページ
http://island.geocities.jp/wsxcvgy7/index.htm

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