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図書目録

思想 【ポスト・マルクス主義】

アソシエの経済学

アソシエの経済学

共生社会を目指す日本の強みと弱み

本山美彦

価格: 2500円+税
発行日: 2014年4月1日
版型: A5判並製
ページ数: 302頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1825-8
Cコード: C0030

詳細内容

資本家のアソシエーションが機能しなくなったのなら、労働者のアソシエーションを創り出そうではないか─。
本書はその意味を込めて、「アソシエの経済学」の構築を意識し、共生(個々人が連帯しながら共に生きる)社会を生み出すことのできる可能性を日本社会の伝統に求めた。

【目次】

はしがき 1
序章 回復されるべき「労働の尊厳」 11
 はじめに 12
 1. 財務省を遠ざけた初期段階のアベノミクス 13
 2. 安倍首相の友人関係で推進されるアベノミクス 16
 3. アベノミクスで軽視されている領域 19
 おわりに 22
 「日本の強み・弱み研究会報告」(序)─設立趣旨 27
第1章 労働の尊厳 29
 はじめに 30
 1. 情報化社会到来論の錯誤 31
 2. 労働者の集合的力を削いだリエンジニアリング 32
 3. 「集合的力」、「統治」、「人民銀行」を重視したプルードン 41
 4. 経営権を持つ労働者か?自主管理型労働者か?
   ─ESOPとワーカーズ・コープ 48
 おわりに 52
  「日本の強み・弱み研究会報告』?─郵政事業に見る 59
第2章 生活の経済学 61
はじめに 62
 1. 労働の破壊 63
 2. 正統派から拒否されたJ. A.ホブソン 65
 3. J. A. ホブソンの生活の経済学 67
 4. ラスキンによる富の定義 71
 5. 「経済」とは「抑制」のことであり、「ポエム」である
   ─ラスキンの感覚 74
おわりに 76
 「日本の強み・弱み研究会報告」?─フード産業に見る 83
第3章 組織の共有知 85
 はじめに 86
 1. 集合的能力重視の企業論へ 88
 2. 暗黙知の共有とステーク・ホルダー 93
 3. 企業統治に関する1990年代の国際的合意 95
 おわりに 101
 「日本の強み・弱み研究会報告」?─パーツサプラーヤーに見る 108
第4章 イノベーションの壁 109
 はじめに 110
 1. 理化学研究所の進化過程 111
 2. イノベーションの行く手に立ちはだかる壁 116
 3. MIT産業生産性調査委員会『Made in America』の視点は
   誤っていたのか? 120
 おわりに 125
 「日本の強み・弱み研究会報告」?─化学産業に見る 133
 第5章 ESOP(エソップ) 135
はじめに 136
 1. ESOPの生みの親=L.ケルソ 137
 2. ERISAに至るまで 142
 3. ERISAの促進 148
 おわりに 150
 「日本の強み・弱み研究会報告」?─鉄鋼業に見る 156
第6章 利潤分配論 157
 はじめに 158
 1. J. S. ミルの分配制度の変革=社会主義論 159
 2. プルードンの労働者会社論 161
 3. 日本の利潤分配論の提唱者たち 167
 おわりに 173
 「日本の強み・弱み研究会報告」?─情報サービス産業に見る 177
第7章 貧困と孤独 179
はじめに 180
1. 増える孤独死 180
2. 食の砂漠化 184
3. デトロイト市の破綻 187
4. 再生の芽が大きくなってきたデトロイト 189
5. 白川村民の高いコミュニティ意識 194
6. 賀川豊彦の労働の尊厳論 199
おわりに 205
 「日本の強み・弱み研究会報告」?─統計に表されない局面 210
第8章 災害社会 211
はじめに 212
1. 「自治体財政健全化法」 212
2. 逃げ道としての道州制 214
3. 道州制論議の系譜 216
4. 形を変えた中央政府指令 221
5. 防災に無防備な日本の大都市 222
6. 再燃し出した道州制の大合唱 227
おわりに 232
 「日本の強み・弱み研究会報告」?─地域活性化について 238
終 章 アソシエのモラル 239
 はじめに 240
 1. 思考回路の自由を大前提にするアソシエ 242
 2. 金融のモラル 249
 3. 倫理と現実 251
 4. ジャン・ジャック・ルソーの道徳への尊敬 253
 5. ルソーの自己愛論 256
 6. ルソーの自由論 259
 7. カントの「根源的な誤謬」 261
 8. カントの「創世記」理解 264
 9. 「哲学」と「形而上学」 269
 10. 「形のあるもの」と「形のないもの」 273
 おわりに 274
 「日本の強み・弱み研究会報告」(まとめ)─討論から 292
あとがき 293

著者略歴

本山美彦
世界経済論専攻。1943年神戸市生まれ。京都大学名誉教授。公益社団法人・国際経済労働研究所理事。元・日本国際経済学会長(1997~99年、現在、顧問)。元・京都大学大学院経済学研究科長兼経済学部長(2000~02年)。元・日本学術会議第18期第3部(経済学)会員(2000~03年)。元・大阪産業大学学長(2010~2013年)。
 金融モラルの確立を研究テーマにしている。
主な著書、『世界経済論』(同文舘、1976年)、『貿易論序説』(有斐閣、1982年)、『貨幣と世界システム』(三嶺書房、1986年)、『国際金融と第三世界』(三嶺書房、1987年)、『国際通貨体制と構造的権力』(三嶺書房、1989年)、『環境破壊と国際経済』(有斐閣、1990年)、『南と北』(筑摩書房、1991年)、『豊かな国・貧しい国』(岩波書店、1991年)、『ノミスマ(貨幣)』(三嶺書房、1993年)、『新・新国際分業と構造的権力』(三嶺書房、1994年)、『倫理なき資本主義の時代』(三嶺書房、1996年)、『売られるアジア』(新書館、2000年)、『ドル化』(シュプリンガー・フェアラーク東京、2001年)、『ESOP・株価資本主義の克服』(シュプリンガー・フェアラーク東京、2003年)、『民営化される戦争』(ナカニシヤ出版、2004年)、『売られ続ける日本、買い漁るアメリカ』(ビジネス社、2006年)、『姿なき占領』(ビジネス社、2007年)、『格付け洗脳とアメリカ支配の終わり』(ビジネス社、2008年)、『金融権力』(岩波書店、2008年)、『金融危機後の世界経済を見通すための経済学』(作品社、2009年)、『オバマ現象を解読する』(ナカニシヤ出版、2010年)、『韓国併合と同祖神話の破綻』(御茶の水書房、2010年)、『韓国併合』(御茶の水書房、2011年)。

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