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思想 【宗教】

坊主白書

坊主白書

仏教も坊主も嫌いなあなたのための日本仏教入門

井上暉堂

価格: 1700円+税
発行日: 2006年8月21日
版型: 四六判
ページ数:
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1457-1
Cコード:

詳細内容

葬儀・墓参り・法事。現代社会になっても、坊主の世界と関わりを持たずに生きることは難しい。日本の社会・文化と仏教は骨がらみ。禅の師号を持つ著者が、堕落した日本仏教と坊主の世界を論じる。永六輔推薦。(2006・8)

【目次】

0 はじめに─坊主は勝手気ままな商売なのか?     
  仏教・坊主を問題にしなければならない理由
  職業としての坊主

1 坊主と寺院の基礎知識      
  「坊主」という言葉
  坊主は階級社会 衣と袈裟の意味 坊主の戒律はどうなっているのか 高級車を乗り回す坊主 僧侶資格と修行 お寺は「役所」の意味だった 寺院配置の基本パターン 仏教の信者は総人口を超えている?

2 檀家制度・宗教法人・ガバナンス 檀家と寺の契約関係 檀家制度が矛盾の始まり マンネリ化する宗教儀式 十三宗五十七派の宗派 宗教法人とは? 宗教側の自浄努力が大事 寺にはオーナーはいない 寺のガバナンス・システム 課税・非課税の線引き 寺院のサイドワーク 宗教法人は厳しくチェックされなければならない 「カルト」は取り締まれるのか 

3 葬式仏教と葬祭業者 仏教と葬儀は別のものだった 坊主仲間の葬儀がモデル 専門家としての葬儀屋 戒名をめぐるトラブル 「家族葬」を提案する パソコンで檀家管理をする坊主 

4 お墓はどこへ? 寺院によるお墓マーケットのセグメント 静かに広がる自然葬 宇宙葬まで登場 

5 「本末転倒」した本山─末寺構造 お寺のランク付けは幕府の思惑から 寺の格と坊主の格 宗教法人法で打撃 本山と宗派のシステム 布教活動と社会活動 時代に適応した改革ができるか 今後の教団の姿は

6 十三宗五十七派・堕落する既存仏教教団         
  大乗仏教の日本伝来 鎌倉時代に生まれた新宗教 奈良仏教の宗派 日本仏教の諸悪のルーツ・天台宗 やらずぶったくりの真言宗 金集めに熱心な浄土宗 差別法名と戦争協力をすすめた浄土真宗 本末制度を進言した臨済宗 邪命食を食らう曹洞宗 権力に「親近」する日蓮宗 なぜあらゆる教団が開祖の教えに反したのか

7 現在の仏教体制を変えるオルタナティブ 仏教再生のプログラム・縁の会 寺子屋の復権 若者が集う超モダンな寺院 教化情報センター 二十一の会 仏教ルネッサンス塾 本格的な「寺小説」 仏教再生の可能性はあるのか?

8 仏教界は変わらなければ生き延びられない 宗教法人法そのものの見直しへ アメリカの宗教法人法 宗教法人の免税特権はいきすぎ 生前契約をするNPO 思いつくこといくつか

9 おわりに─私の仏教論 私が仏教に開眼するまで 坐禅のススメ 二十一世紀は宗教の時代になるのか

著者略歴

井上暉堂
1957年、横浜生まれ。 本名憲一。宗教ジャーナリスト。慶応大学卒。 中学3年生のとき交通事故に遭い、死の境をさまよう。留年後の不満のはけ口を暴走族に求めるが、17歳で、京都・建仁寺専門道場で雲水の修行。 復学後、プロボクシングの門をたたき、4回戦ボーイデビュー。2勝1敗1分の戦績を残すが、怪我のため断念。 その後、毎日新聞・経済界などジャーナリズムの世界を経てニューヨークへ渡り、ロッキー青木の秘書などを務める。この間、MBA取得。 臨済宗の隠山系(いんざんけい)、卓州系(たくじゅうけい)の諸老師に歴参(禅問答)し、2002年、小池老師より法号として「暉堂」の名をいただく。 著書:『無門関入門』、『臨済宗の常識』(朱鷺書房)、『サラリーマン大反乱』(総合法令)ほか多数。

書評

[寺門興隆 2006/10/6]

元新聞記者で禅僧の宗教ジャーナリストが現代日本仏教と僧侶の世界を鋭く描く。

[毎日新聞 2006/9/18]

特に伝統教団には厳しく「諸悪のルーツ」「金集めに熱心」と辛口コメントが並ぶが、最後は「ボーズ・ビー・アンビシャス」と愛情も見える。

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