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図書目録

思想 【社会主義・共産主義】

レーニン・革命ロシアの光と影
価格: 3200円+税
発行日: 2005年6月
版型: A5判
ページ数:
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1312-3
Cコード:

詳細内容

11人の論者によるボルシェビキの卓越な指導者・レーニンの理論・思想・実践の多角的な解明。革命ロシアの光と影を浮き彫りにする現代史研究の集大成。(2005・6)

【目次】

はしがき 上島武


第一部 ロシア革命とレーニン主義

第一章 レーニンの農業・農民理論をいかに評価するか  十月革命後の現実を通して 梶川伸一
一 勝者の歴史としてのロシア革命 
二 レーニンの農民・農業問題をどのように捉えるべきか 
三 ロシア革命の現実━「労農同盟」神話について
四 ロシア革命の現実━農業政策=穀物工場幻想
五 ロシア革命の現実━ネップは宥和政策か 

第二章 レーニンと「収奪者の収奪」  森岡真史
はじめに 
一 革命直前のレーニンの構想
二 下からの収奪
三 旧体制の破壊 
四 工業国有化
五 金融資産の収奪
六 階級差別の制度化
七 赤色テロル 
八 収奪の帰結 
おわりに 

第三章 ロシア革命と宗教  上島 武
はじめに 
一 レーニンはエンゲルスをどう読んだか 
二 宗教的「偏見」とのたたかい 
三 教会とのたたかい 
四 宗教の克服をめざして 
エピローグ 

第四章 「ルースキー・ブントロシア的反乱」の歴史的意味  川端香男里
歴史における「もしも」 
インテリゲンツイ

第二部 レーニン主義の思想史的検証

第五章 レーニンとオーストリア社会主義  村岡 到
はじめに 
一 なぜ、いまレーニンなのか? 
二 なぜ、オーストリア社会主義なのか? 
三 オットー・バウアーの軌跡と業績 
四 小冊子『社会主義への道 社会化の実践』 
五 社会主義とイデオロギーおよび愛 

第六章 マルクス主義思想史の中のレーニン  太田仁樹
一 はじめに 一九八九年の意味
二 「無国家・無法共同体」思想としてのマルクス思想 
三 ドイツ語圏マルクス主義━「市民的マルクス主義」の挫折 
四 ボリシェヴィズム━「無国家・無法共同体」思想の復権 
五 むすび 

第七章 日本におけるレーニン像の転換  千石好郎
はじめに 
一 ロシア革命からフルシチョフのスターリン批判までのレーニン受容 
二 フルシチョフのスターリン批判とマルクス主義の諸宗派(Secte)段階への移行 
三 ソ連崩壊と日本におけるレーニン像の転換 
おわりに 

第三部 レーニンの経済学・哲学への批判

第八章 レーニン帝国主義論の脱構築  斉藤日出治
はじめに 
一 帝国主義認識の方法概念 
二  帝国主義の政治的な練り上げ 
三  蓄積と収奪━資本主義と帝国主義 
四  集団的主体形成と帝国主義 
結び 帝国主義から帝国へ 

第九章  レーニン哲学の総括とマッハ哲学への評価  島崎 隆
ソ連社会主義とウィーン世紀末の交錯
一 議論の第一の前提━「実践的唯物論」とは何か? 
二 議論の第二の前提━エンゲルス哲学への評価 三 レーニン哲学への一般的評価
四 レーニン哲学への一般的評価
五 マッハという人物 
六 マッハは何を問題としたのか━中立的要素論と形而上学批判 
七 マッハ哲学の妥当性━物体は感覚複合体か? 198
八 マッハ哲学の妥当性━形而上学批判とボグダーノフ 

第十章 第一次アジア的生産様式論争とレーニン主義  堀込純一
はじめに
一 激烈な党内闘争の下での論争 
二 中国封建制を前提とした論争 
三 問題の核心点は封建制概念 
おわりに

あとがき村岡 到

著者略歴

太田仁樹
1950 年生まれ
岡山大学経済学部教授
『レーニンの経済学』御茶の水書房、1989年
『社会思想史を学ぶ人のために』(共著)、世界思想社、1994年
『民族問題: 近代のアポリア』(共著)、ナカニシヤ出版、1997年
『歴史としての資本主義』(共著)、青木書店、1999年

梶川伸一
1949 年生まれ
金沢大学文学部教授
『飢餓の革命 ロシア十月革命と農民』名古屋大学出版会、1997年
『ボリシェヴィキ権力とロシア農民 戦時共産主義下の農村』ミネルヴァ書房、1998年
『幻想の革命 十月革命からネップへ』京都大学学術出版界、2004年

川端香男里
1933 年生まれ
東京大学名誉教授
『薔薇と十字架 ロシア文学の世界』青土社、1981年
『ロシア文学史』岩波全書、1986年
『ユートピアの幻想』講談社学術文庫、1993年
『ロシア その民族と心』講談社学術文庫、1998年

斉藤日出治
1945 年生まれ
大阪産業大学経済学部教員
『都市の美学』(共著) 平凡社、1996年
『ノマドの時代』(増補版) 大村書店、1999年
『国家を越える市民社会』現代企画室、1998年
『空間批判と対抗社会』現代企画室、2003年

島崎隆
一橋大学社会学研究科教授
1946 年生まれ
『ヘーゲル弁証法と近代認識』未来社、1993年
『ポスト・マルクス主義の思想と方法』こうち書房、1997年
『ウィーン発の哲学 文化・教育・思想』未来社、2000年
『現代を読むための哲学 宗教・文化・環境・生命・教育』創風社、2004年

千石好郎
1936 年生まれ
松山大学人文学部教授
『社会体制論の模索』晃洋書房、1997年
『<近代> との対決』法律文化社、2001年
『ポスト・マルクス主義の形成と確立』松山大学総合研究所、2003年

堀込純一
1946 年生まれ
自由業
「中世の一揆と惣村」、『カオスとロゴス』No.13 、1999年
「日本近代化の特殊性」、『QUEST』No.8 、2000年
「日本の人治主義と法治主義」、『QUEST』別冊『希望のオルタナティブ』、2003年
「戦前・戦中の賃金論と電産型賃金体系」、『カオスとロゴス』No.23、2003年

村岡到
1943年 4月6日生まれ
1962年 新潟県立長岡高校卒業
1963年 東京大学医学部付属病院分院に勤務(1975年に失職)
1969年 10・21闘争で逮捕・有罪
1980年 政治グループ稲妻を創成(1996年に解散)
現在  『もうひとつの世界へ』(ロゴス社)編集長。
http://www.nn.iij4u.or.jp/~logos/

森岡真史
1967 年生まれ
立命館大学国際関係学部助教授
「ボリス・ブルツクス. 活動と著作の概観」、『立命館経済学』48巻3 号、1999年
「初期ソヴェト政府の銀行政策」、『比較経済体制研究』第9 号、2002年
「初期ネップ下の提言にみるブルツクスの経済発展観」、『ロシア・東欧学会年報』32号、2004年

上島武
1935 年生まれ
元大阪経済大学教授
『ソビエト経済史序説』青木書店、1977年
『模索する現代社会主義』世界思想社、1981年
『トロツキーからゴルバチョフへ』窓社、1989年
『ロシア革命・ソ連史論』窓社、2003年

村岡到
1943年 4月6日生まれ
1962年 新潟県立長岡高校卒業
1963年 東京大学医学部付属病院分院に勤務(1975年に失職)
1969年 10・21闘争で逮捕・有罪
1980年 政治グループ稲妻を創成(1996年に解散)
現在  『もうひとつの世界へ』(ロゴス社)編集長。
http://www.nn.iij4u.or.jp/~logos/

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