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思想 【社会主義・共産主義】

わが青春の国際学連

わが青春の国際学連

プラハ1959~1968

石井保男

価格: 2000円+税
発行日: 2010年7月9日
版型: 四六判上製
ページ数: 192頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1479-3
Cコード: C0030
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詳細内容

全世界を獲得せよ! 安保全学連プラハへ。キューバ革命からチェコ民衆反乱にいたる激動の1960年代を疾走する。

【目次】

まえがき 9

第I部
医学連の活動、そしてプラハへ
一 そのころ、自分のおかれた座標 14
二 プラハへ出発(一九五九年二月) 18
尾崎秀実をかくまった吉田富三先生(医学部長)との面談 18
羽田空港で 22
香港から北京・モスクワを経てプラハへ 23
プラハでの生活 31
三 自己寸史「学生運動へのかかわり」――原水爆禁止のたたかい 36
死の灰――第五福竜丸と久保山愛吉さん 36
医学連の活動――そして全学連へ 41
四 1960年代――世界と日本 51
激動する世界の1960年代に 51
日本の1960年代――高度成長・繁栄する消費文化 56
五 「冷戦」時代にみる「東側体制」をどう把握するか 61
旧ソ連・東欧型の政治経済的分析――その「ことはじめ」 62

第II部
国際学連書記局(プラハ)を舞台に
一 国際学連(IUS)について 74
1939年11月17日 プラハ・9名処刑の反ナチ学生運動 74
国際学連の分裂(1956年 ハンガリー蜂起をめぐって)
  ――冷戦の「学生版」 77
国際学連の具体的な活動内容 80
二 1968年8月20日 チェコスロヴァキアの軍事制圧の現場 87
その日 87
「人間の顔をした社会主義」 93
市民の抵抗と困惑する若いソ連兵 96
三 国際学連内で日本全学連の占める確固たる位置 103
60年反安保闘争の全世界的名声「ゼンガクレン」 106
安保闘争後における国内全学連との連絡ルート選択 107
「新左翼全学連代表団」
 国際学連4大会(60 067年)に連続公式参加 110
四 世界各国歴訪 117
キューバ 118
ポーランド――「アウシュヴィッツ強制収容所」 135
アルジェリア 142
キプロス 143
五 プラハからベルリンへ 145
英国公共放送(BBC)テレビ討論会
 「反乱する学生層」に招待出席 145
ベルリン自由大学1?1?講師として1年間 152
加藤周一氏を教授に招請 154
六 国際活動で学んだこと 159
七 その後の「身のふり方」――14年遅れ四〇歳で医者に 164
八 21世紀の世界 170
 変貌したノメンクラトゥラが牛耳るロシア資本主義 170
 欧州連合に吸収され属国化する東欧諸国 173
 制御不能に陥るグローバル金融資本主義の運命 175
 当面のテーゼ(作業仮説):
  【「金融資本主義」はその強力な推進力の
   エンジンそのものの中に、
  「自己破壊的な装置を構造的に内包している。】 177
 「走資派」が操作展開する中国の未来像 183

書きおえて 189

著者略歴

石井保男
1933年8月2日 東京生まれ
1953年4月 東大教養学部理科2類入学
1955年4月 東大医学部進・入学
1959年2月25日 (3月31日卒業予定直前)
羽田空港よりプラハに向け出発
1959年3月’67年 国際学生連合(IUS)副委員長
’68年9月まで引き続き日本全学連代表としてIUS本部書記局に常駐
1968年9月’68年9月 ベルリン自由大学東洋研究所講師
1969年10月 帰国
1961年 東大医学部依頼退学
1972年4月 同学部復学
1973年3月 同学部卒業
1973年2008年 医療法人一陽会 陽和病院 勤務
副院長、附属高等看護学校校長を歴任
2004年4月’08年1月 老健「練馬ゆめの木」施設長
2008年2月現在 医療法人尚寿会 大生病院 勤務

書評

[労働運動研究 2010/12/1]

「発達した資本主義国からの」ただ1人の幹部として、IUSを背負って立つほどの活動をしてきて、本書は遅きに失した観もなくはないその報告である。しかし終章の「21世紀の世界」を読むと今日を待たねばならなかった事情が明らかになる。アメリカ新大統領オバマが外でもなくプラハで「核なき世界」の演説をしたのである。これが著者のプラハでの、またそこを基地とした世界的な国際活動を生き生きと甦らすことになったのである。

長瀬隆

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