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思想 【社会主義・共産主義】

マルクスを日本で育てた人

マルクスを日本で育てた人

評伝・山川均Ⅰ

石河康国

価格: 2600円+税
発行日: 2014年11月10日
版型: A5判並製
ページ数: 272頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1533-2
Cコード: C0030

詳細内容

没後半世紀以上たって今なお理論的生命力が感じられる日本の社会主義者は山川均を措いていない。どこかで育った「マルクス」を移植するのはなく、日本でマルクスが生まれたらこう行動するだろうと探求したのが山川だった。第1巻は、社会主義運動の成長期における彼の卓越した仕事を追う。

【目次】

第一話 早熟な青年 11

プロローグ 肩書きのない人生 11
1 好奇心旺盛な少年 14
2 同志社時代-妥協なきクリスチャン 16
3 「青年の福音」事件と父と義兄 18
4 巣鴨監獄で「経済学者」に 21
5 初期社会主義者たち 25
6 薬屋の丁稚奉公 28
7 平民社と日本社会党で 30
8 「直接行動」に共鳴 33
9 幸徳、堺の仲介役として 36
10 『資本論』第一巻の紹介 38
11 反省の千葉監獄 40
12 大須賀里子と「仰臥」の記 46
13 宇野の薬屋と鹿児島の山羊牧場 54

第二話 飛 躍 59

1 売文社の番頭 59
2 『新社会』で活躍 62
3 青山菊栄と出会う 64
4 ロシア革命と高畠素之の刺激 69
5 民本主義批判で「名士」に 74
6 「青服事件」後、一気にひろがる世界 78
7 普通選挙権運動に消極的 85
8 日本社会主義同盟結成へ 88
9 『社会主義研究』-ロシア革命の紹介と小泉信三批判 92
10 大森の山川村-水曜会 98
11 大杉との別れ 101

第三話 「方向転換」と第一次日本共産党 105

1 日本共産党の結党 105
2 意図せぬ指導者 111
3 「方向転換」への道 116
4 「無産階級運動の方向転換」 120
5 日本共産党事件と関東大震災 124
6 垂水・御影時代-頭の整理 128
7 堺、荒畑-共産党への態度それぞれ 134
8 ボルシェヴィズムの相対化とレーニンへの敬意 136
9 定まる立ち位置-鎌倉に住む 140

第四話 孤 高-福本イズム 146

1 政治運動への進出 146
2 単一無産政党論の成熟 150
3 総同盟分裂へのかかわり 154
4 ビューローへの危惧 157
5 鈴木茂三郎の「中間派左翼論」を批判 160
6 労働農民党大会-対決を決意 163
7 「二七年テーゼ」をめぐって 165
8 福本イズム批判に起つ 170
9 「邸宅」をたてる 174

第五話 『労農』-傾注と失意 179

1 『労農』に合流する面々 179
2 『労農』の創刊 181
3 「政治的統一戦線へ!」 185
4 猪俣、大森、向坂との間合い 191
5 普選実施-懐柔と弾圧 194
6 無産大衆党 198
7 「原稿地獄」のころ 200
8 日本大衆党に期待 204
9 日本大衆党の失敗-清党運動 207
10 『労農』同人を脱退 213

第六話 筆の力 216

1 猪俣津南雄との「調停」 216
2 「絶望を延期」して 221
3 堺の衆院選立候補をめぐって 224
4 大森を「エランド・ボイ」に 226
5 社会主義・労働組合・無産政党「三部作」 229
6 全国大衆党とファシズムのにおい 234
7 困難への覚悟を求める 236
8 コミンテルンの「第三期」論をめぐって 239
9 共同戦線党論のおさらい 242
10 「当分休むよ」 250
11 『労農』最後の抵抗 253
12 「引退」の意思と準備 256

山川均年譜(Ⅰ) (1)~(20)

人名索引 Ⅰ~Ⅴ

著者略歴

石河康国
社会主義青年同盟、社会主義協会、新社会党などで活動
主な共著書・編著
『日本労働者運動史① 日本マルクス主義運動の出発』(1975 河出書房新社)
『政治的統一戦線へ! 山川均論文集』(編著 1975 社会主義青年同盟)
『三池と向坂教室』(1989 社会主義協会)
『戦後日本政治史』(1992 社会主義協会)
『山川均・向坂逸郎外伝』(上2002 下2004 社会主義協会)
「灰原茂雄さんの足跡」(2005 早田昌二郎『労働者には希望がある』所収 非売)
『労農派マルクス主義』(上・下2008 社会評論社)
『あのとき このひと 社会主義二代』(2011 塚本健聞き書き 非売)

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