トップ > 図書目録 > カルチャー 【アート・コミック・アニメ】 > 書籍詳細 : 和のおもちゃ絵・川崎巨泉

図書目録

カルチャー 【アート・コミック・アニメ】

和のおもちゃ絵・川崎巨泉

和のおもちゃ絵・川崎巨泉

明治の浮世絵師とナニワ趣味人の世界

森田俊雄(著)

価格: 2500円+税
発行日: 2010年5月15日
版型: A5判並製
ページ数: 223頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-0948-5
Cコード: C0030
購入する
大阪・中之島の「街事情」マガジン『月刊島民』Vol.25(2010/8/1)に紹介されました。
http://www.nakanoshima-univ.com/index.html


詳細内容

はんなり、笑いのヘソ。
歌川国芳の系統にあり、浮世絵師からデザイナーに転職、おもちゃ絵やら上方趣味やら…、日本画家・巨泉センセの大大阪モダン文化網。

【目次】

案内・巨泉の魅力
   1 巨泉の“おもちゃ絵”は関西の食の味
   2 “旧おもちゃ絵”と“新おもちゃ絵”のこと
   3 近現代の“新おもちゃ絵”という新たなジャンル
   4 大供の無邪気というキーワード
   5 巨泉は玩具愛好家・趣味家に支えられた
   6 巨泉の批評・挑戦 そして持続的精神
   7 巨泉の後継者たち


川崎巨泉論【1】巨泉おもちゃ絵展と画業の周辺
1 人魚洞文庫とおもちゃ絵
    人魚洞文庫の展示について
    人魚洞主人川崎巨泉について
    おもちゃ絵とは何か
    おもちゃ絵(玩具の絵)の始まり
     有坂與太郎の『江都二色』/『うなゐの友』の誕生
    おもちゃ絵を描いた人たち
     淡島寒月/竹久夢二/巌谷小波/永光・佐四郎・是空
    玩具と戦争
    おもちゃ絵の出版と販売
    巨泉の自家版
    自家版・おもちゃ絵集、箱、千種
    同好の士というネットワーク
    『おもちゃ画譜』について
    浪花おもちゃ学の鼻祖、研究家
    おもちゃ絵集の値段
    おもちゃ絵を楽しむ
    巨泉のおもちゃ絵作法


川崎巨泉論【2】浮世絵師からおもちゃ絵画家への軌跡
2 浮世絵師 
    浮世絵師芳瀧への入門
    巨泉の師・中井芳瀧
    版画の制作
3 版画への道程 
    写生の人
    図案家時代
    図案からおもちゃ絵開眼へ
4 巨泉の道楽趣味 
    我楽他宗と浪華趣味道楽宗
    巨泉と三好米吉
    巨泉と名古屋の愛玩家たち
    娯美会について
    青賢肇と巨泉
    肥田渓楓と巨泉
    巨泉と落語
5 巨泉忌の客たち
6 雑誌『鯛車』の巨泉追悼号
7 趣味人たちのゆとりと笑い
8 巨泉という人

巨泉の紋章とマーク
巨泉の印譜
中之島図書館小史
川崎巨泉・著作解説
きょせんねんぷ【川崎巨泉年譜】

著者略歴

森田俊雄
1948年東京生まれ。獨協大学経済学部卒。1980年大阪府立中之島図書館司書。1985年~1987年豊能町立図書館初代館長。社会教育課新府立図書館準備室、府立中央図書館を経て2003年から府立中之島図書館に在職、大阪資料・古典籍、ビジネス支援各課長を経て現在は大阪城南女子短期大学教員。

論文:「第十五代住友友純の大阪図書館寄附について」(『大倉山論集』55号、2009年)、「大阪府の史蹟調査と大阪府立図書館の皇室関係大阪府郷土資料展示(前)」(『大阪城南女子短期大学紀要』43号、2008年)、「『大原文庫』をめぐって─第一部」(『大阪府立図書館紀要』35号、2006年)等。

メディア登場歴

毎日新聞(2010年6月20日付)「余録」に『和のおもちゃ絵・川崎巨泉』が紹介されました。
本書18頁に巨泉画「饅頭喰い」を載せています。

書評

[日本経済新聞 2012/4/4]

巨泉のことを多くの人に知ってもらいたいと、調べたことを「和のおもちゃ絵・川崎巨泉」(社会評論社)という本にまとめた。だがこれだけではまだ 足りない。巨泉は集めた玩具の民俗学的な由来も書き残している。彼がおもちゃを通じて何を見ようとしていたのか、これからゆっくり調べていきたい と思う。

[月刊島 2010/6/1]

浮世絵師でありデザイナーでもあった巨泉は、日本各地の郷土玩具をこよなく愛し、蒐集していた。大正期には、それらの絵を描く「おもちゃ絵師」と なり、その作品は好事家たちに飛ぶように売れた。

▲ページTOPへ