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カルチャー 【本】
老辣無双のリベルタンの軌跡。
『吉本・谷川新聞』などと戯称されつつ、安保闘争後の思想状況を切り開いた『日本読書新聞』。
低迷する八〇年代に思想の孤塁をまもった『伝統と現代』。
この両者を主宰した巖浩は前者の読者をうならせた名コラム『有題無題』の筆者でありながら、青臭い観念が大嫌いな柔道とりでもあった。
思想とは生きるスタイルのことだと信じ、出版界から離脱して労務者暮らしまで経験した老辣無双のリベルタンの軌跡がいま明かされる。
(文・渡辺京二)
【目次】
プロローグ 桜の奈良で
第1章 「日本読書新聞」時代
第2章 「伝統と現代」時代
第3章 沼津・松蔭寺時代
第4章 臼杵・津久見・佐伯への旅
第5章 アフリカの海へ
第6章 奈良に移り住む
第7章 三重県津に行く
第8章 終の棲家か、京都へ移住
あとがき
井出彰
1943年神奈川県箱根町生まれ。早稲田大学卒業。日本読書新聞編集長、三交社取締役を経て、1988年より図書新聞代表。
著書に『監督術』(編著、洋泉社)『里川を歩く』(風濤社)『休日、里川歩きのすすめ』(平凡社)小説『精進ヶ池へ』(河出書房新社)など。






