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カルチャー 【民俗】

生死 (いき・しに) 叢書・いのちの民俗学3

叢書・いのちの民俗学

生死 (いき・しに) 叢書・いのちの民俗学3

看取りと臨終の民俗/ゆらぐ伝統的生命観

板橋春夫

価格: 1900円+税
発行日: 2010年12月15日
版型: 四六判並製
ページ数: 272頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1701-5
Cコード: C0030
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詳細内容

「いのち」の伝統的な営みは揺らぎ始めた──先立つ人から教わる「死」の現実。生死をくりかえし歴史はつくられてきたはずだが…。民俗の実例をたぐりよせ“死の学習”へ誘う。
「叢書・いのちの民俗学」第1期完結巻。

【目次】

◆第1部 いのちの人生儀礼

第1章 生死のこと

第2章『徒然草』にみる生死
問題の所在 
1 生老病死と自然観 
2 人生の見方 
3 老いと長命 
まとめと課題

第3章 いのち観と人生儀礼
問題の所在 
1 「いのち」と「生命」の捉え方 
2 生まれ変わりと先祖観 
3 循環的生命観と個人の生命過程 
まとめと課題


◆第2部 身体と霊魂の民俗

第1章 名前と人生
問題の所在 
1 名付けの諸相 
2 悪霊から逃れる悪名 
3 名前を明かさない習俗 
まとめと課題

第2章 霊魂と箸の伝承
問題の所在 
1 くしゃみとあくび 
2 『眠る男』とタマヨビ 
3 箸に宿る霊魂と私有観 
4 箱膳からチャブダイへ 
まとめと課題

第3章 夜の民俗
問題の所在 
1 夜の境目 
2 夜の時間 
3 夜の明かり 
まとめと課題

第4章 長寿民俗にみる老人観
問題の所在 
1 「諸国風俗問状」にみる八十八の祝い 
2 喜寿・金寿・米寿 
3 長寿祝いに用いる物品 
4 沖縄のトーカチ祝い・カジマヤー祝い 
5 米寿の戒名授与 
6 高齢社会を象徴する長寿銭 
まとめと課題


◆第3部 看取りと死の民俗

第1章 病気をめぐる民俗
問題の所在 
1 民俗的病気観 
2 病気見舞いの本義 
3 縁起を担ぐ手術日と退院日 
4 急病人搬送の民俗 
5 疱瘡と麻疹にみる病気観 まとめと課題

第2章 看取りと臨終 石川県白山麓の山村の事例から
問題の所在 
1 自宅から離れる死 
2 人生儀礼の中の看取りと臨終 
3 看取り・臨終の諸相 
4 死の身体的表象と看取り作法 
5 死のサインの中なおり現象 
まとめと課題

第3章 死の儀礼 その変容と現代的課題
問題の所在 
1 非日常性を強調する儀礼 
2 葬式の変化 
3戒名の文化 
4 ケガレと清め 
5 散骨の流行と墓石の必要性 
6 葬式の画一化 
まとめと課題

第4章 伝統的葬送習俗 群馬県みどり市大間々町の事例

地域の概観 
1 長寿祝い 
2 死の前後 
3 葬式の準備と手伝い 
4 死者の扱いと儀礼 
5 死後の供養と年忌供養 
6 葬法その他

コラム
・ヒノエウマ俗信撲滅へ孤軍奮闘
・死者に吹きかける酒
・ジャンボンまわりは時計まわり

著者略歴

板橋春夫
民俗学者。博士(文学・筑波大学)。
1954年 群馬県に生まれる。
1976年 國學院大學法学部卒業。
國學院大學文学部、群馬パース大学保健科学部、群馬大学大学院医学研究科の非常勤講師。

著書
【単著】『誕生と死の民俗学』(吉川弘文館、2007年)、『叢書いのちの民俗学1 出産』『叢書いのちの民俗学2 長寿』(社会評論社、2009年)、『平成くらし歳時記』(岩田書院、2004年)など。
【共著】『民俗学講義』(共著、八千代出版、2006年)、『葬儀と墓の現在』(共著、吉川弘文館、2002年)など。

書評

[上毛新聞 2011/2/13]

「無縁社会」という言葉が生まれるようになった背景にも触れ、「伝統的な先祖観とは相いれない考えが広まっている。地域社会や家族のあり方などが 変わってしまった」と価値観の変化に危機感を募らせる。

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