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カルチャー 【民俗】

マタギのむら

マタギのむら

民俗の宝庫・阿仁を歩く

野添憲治

価格: 2100円+税
発行日: 2011年2月28日
版型: 四六判並製
ページ数: 360頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1902-6
Cコード: C0030
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詳細内容

秘境のふところで暮らす──。およそ30年前に秋田県阿仁地方で仮住まいを営み、失われゆくマタギや鷹匠、民話を取材した記録を集大成。しなやかであたたかな筆致が、「みちのくの遺産」に光を当てる。(※『みちのく民の語り1 マタギを生業にした人たち』大幅増補、新編集版。

【目次】

第1部 阿仁のむら・根子だより 正
住んでこそ見える現実
根子だより 一~七

第2部 マタギを生業にした人たち
ある伝承者のこと
阿仁の民俗と民情
秋田と関係深い民話研究家 瀬川拓男さんのこと
金沢マタギ 伊藤謙之助さんの話
伝説の巨人 万事万三郎のこと
クマ撃ちの名人 “仙人”高関辰五郎の一生
阿仁マタギと戊辰戦争 佐藤松五郎の墓が語るもの
秋山郷の秋田マタギ 上信越の秘境探訪から
阿仁の積石墳墓
マタギとは何か
最後のマタギ集落だった根子
マタギの語り1 クマは山のめぐみ マタギ・村田佐吉さんの話
マタギの語り2 根子に生きる 佐藤佐吉さんの話
マタギの語り3 最後のシカリ 鈴木松治さんの話
マタギの語り4 マタギ一代 鈴木辰五郎さんの話
マタギの語り5 マタギの里に生きる 山田富治さんの話
マタギの文化に何を学ぶか

第3部 がっこにまんま ─食の変化─
「青物」が消える
花ごよみも用を足さない様変わり
白の世界に仄めく“青”
土曜日の宅急便
蕎麦花幻想 甘い香りに魔力がひそむ
“稔りの秋”を満喫する
雪割り納豆 

第4部 マタギと野生動物たち ─昔話採集─ 
【語りを読む前に】野の鷹匠のこと
鷹匠口語り(土田林之助さんの話)
【語りを読む前に】昔話採集のこと
むかしばなし1 狐の映画会(高堰祐治さんの話)
むかしばなし2 敵の首(高堰祐治さんの話)
むかしばなし3 安兵衛の猫(高堰祐治さんの話)
むかしばなし4 判官と照君姫(村田スヱさんの話)

第5部 阿仁のむら・根子だより 続
念願の地、阿仁へ
男たちの後を雪が追う
根子トンネルで聴いた歌声
七月は草との戦い
お盆 年に一度の盛大なうたげ 
冬仕度 薪割り・ブナの実拾いを楽しむ
「根烈岳に雪が三度降ると里にも雪が……」
春の音
土間のない家で
橋・道・役場
男七人に嫁二人
消えるか薬行商
家を壊す
湿田と減反
熊がいない秋
のっぺら棒な畑
雪下ろし事故
ナカ婆さんの一生

結び マタギの近くに生きて

著者略歴

野添憲治
1935年、秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土方の出稼ぎ、国有林の作業員を経て秋田総合職職業訓練所を終了。木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て著述業。能代文化出版社を営む。
1995年、『塩っぱい河をわたる』(福音館書店)が第四二回産経児童出版文化賞を受賞。
2010年、『企業の戦争責任』『遺骨は叫ぶ』(社会評論社)が平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)の第一六回奨励賞を受ける。

著書に『企業の戦争責任』『遺骨は叫ぶ』『秋田県における朝鮮人強制連行』など多数。著作集は第一期『みちのく・民の語り』(全6巻 内、第1巻「マタギを生業にした人たち」は品切れ。2011年に改題の上、大幅増補・新編集版『マタギのむら』として刊行)、第二期『シリーズ・花岡事件の人たち 中国人強制連行の記録』(全4巻)がある。

書評

[世界へ未来へ 9条連ニュース 2011/5/1]

秘境のふところで暮らす、およそ30年前に秋田阿仁地方で仮住まいを営み、失われていくマタギや鷹匠、民話を取材した記録を集大成しました。

[図書新聞 2011/5/1]

マタギとは、共同で狩猟を行う狩猟者のことで、秋田阿仁地方には、こうした狩猟者たちが定住した集落が残っている。

[東京新聞 2011/4/29]

独特な狩猟の文化を持つ秋田県北部・阿仁のマタギたち。その根子集落に移り住み、古老たちの語りから、マタギや鷹匠の民俗や民話を三十年かけて集めた記録集。

[北羽新報 2011/2/25]

野添さんは昭和60年から阿仁町内奥深くにある根子集落に家を借り、1カ月のうち10日程度を暮らす生活を9年間にわたって続けた。

[図書新聞 2011/3/5]

日本キリスト教団の牧師であり、山谷労働者福祉会館の館長であり、また反天皇制運動家でもある小田原紀雄の対談集である。

管孝行

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