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図書目録

カルチャー 【サブカルチャー】

アイラブユーゴ2

アイラブユーゴ2

ユーゴスラヴィア・ノスタルジー男の子編

百瀬亮司 / 亀田真澄 / 山崎信一 / 鈴木健太

価格: 2000円+税
発行日: 2014年11月21日
版型: 四六判並製
ページ数: 176頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1108-2
Cコード: C0022

詳細内容

サッカー・団地・車…男の子ゴコロくすぐる要素がギッシリ詰まったレトロフューチャーの国は民族共生の理念のもといかなるユートピアを思い描いていたのか? シリーズ第2弾となる男の子編はユーゴスラヴィアのスポーツや建物・乗り物など最もユーゴノスタルジーを実感できる巻!

【目次】

002 はじめに
004 目次

006 ★ 経済・産業
006 労働者自主管理の歩み―労働者のための分権化がもたらした光と影
010 最高額だったティトーのお札もインフレで無価値に―社会主義ユーゴを彩ったお金
014 「ユーゴ○△□」―「自給自足」的な産業と企業
018 重工業―ユーゴスラヴィア全体としての成長が最優先
020 東欧分業体制から締め出され、西側企業と協力―社会主義ユーゴスラヴィアの自動車産業
024 鉱業―連邦を支え、連邦を解体したユーゴスラヴィアを代表する産業
026 観光―西側の観光客もひきつけた自然と文化
030 アドリア海から世界の大海原へ―海洋国家ユーゴの海運と世界第4位にもなった造船
034 自動車メーカー「ザスタヴァ」社製のカラシニコフ銃がイラクなど非同盟諸国に広まる
036 原子力①―核兵器は計画したとしても、もたず、つくらず、もちこませることは考えず
038 原子力②―アメリカはウェスティングハウス・エレクトリック社製のクルシュコ原発
040 原子力③―ユーゴスラヴィアにおける「チェルノブイリ」とその余波
042 個人経営―社会主義体制における私的な(サイド)ビジネス
044 「SS」―自主管理ゆえに、存在感薄がたまにきずな労組組織

048 ★インフラ
048 高速道路―国土建設奉仕事業の一環
050 「青年鉄道」―子供達にただ働きさせて作らせた
052 「社会主義的」ニュータウン建設―張り切り過ぎる若者、たまに困惑気味のティトー
056 「社会主義団地」―住宅や共産主義者の「夢」の跡
074 ノヴァ・ゴリツァ―イタリアとスロヴェニアの国境に分断された街
076 ホテル・ユーゴスラヴィア―世界のVIPも宿泊したかつての最高級ホテル
078 「ジェルダップ」―ティトーとチャウシェスクの「共作」による水力発電ダム
080 地下鉄計画―初期段階も達成できずに潰えた計画倒れの一大事業
082 スコピエ地震―破壊された街の再建を担った丹下健三らの都市計画とその「遺産」

088 ★乗りもの
088 ユーゴ45―アメリカにも輸出された社会主義ユーゴスラヴィアの「国民車」
092 ナンバープレート―知られざる国家のシンボル
094 人力共産主義車「ポニー」―懐かしまれ、乗り継がれる小径の自転車
096 チンチン電車―クロアチアの国産車両に割って入るチェコスロヴァキア車両「タトラ」
102 バス―英国はレイランドから、国内最大の「TAM」、そしてユーゴの「イカルス」まで
106 トロリーバス―風前の灯火から一転、オイルショックを機に見事復活!
108 かつては1つの「ユーゴスラヴィア鉄道」、現在は8つの鉄道会社
110 最大の鉄道敷設事業「ベオグラード~バール線」
114 狭軌鉄道の引退、そして復活の「シャルガン・エイト」
116 航空会社「ヤットJAT」―その三文字とともに大空を翔けた三色の航空機

126 ★スポーツ
126 ユーゴスラヴィアのスポーツ―国家を支える根幹の一つ
128 サッカー―ユーゴのナショナル・スポーツから各共和国のナショナル・スポーツへ
132 ピクシーとオシム―日本にゆかりの深いユーゴスラヴィア・サッカー最高の選手と監督
134 バスケットボール―国際的にも活躍するユーゴスラヴィア出身選手たち
138 ビッグフォー―ユーゴスラヴィア・サッカーを代表する四強
142 サポーター文化―フーリガニズムが民族主義に
146 「東欧」における最初で最後のオリンピック―モスクワとロサンゼルスのはざまで
150 オリンピックにおけるユーゴスラヴィア代表のメダル獲得総まとめ
154 水球―サッカー、バスケをもしのぐ国際的名声
156 スキー―スロヴェニア人のナショナル・スポーツ
158 射撃―社会主義時代は女性が活躍
159 体操―王国時代から続くスロヴェニア人の系譜
160 ボクシング―コソヴォやマケドニアなど南部出身選手が活躍
164 レスリング―席巻するは「アレクサンダーの末裔たち」か?
166 柔道―意外に広い裾野から生まれた「ユーゴスラヴィア人柔道家」
168 チェス―世界的名手が率いる盤上の「スポーツ」
170 世界中で大活躍!―ユーゴスラヴィア移民のスポーツ選手

172 あとがき
174 社会主義ユーゴスラヴィア関連略年表

著者略歴

百瀬亮司
1975年長野県松本市近郊に生まれる。京都大学文学部(現代史学)、東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究)修士課程を経て、同博士課程単位取得満期退学。現在、跡見学園女子大学兼任講師ほか。ユーゴスラヴィア紛争を契機に当地に関心を持ち始める。空爆後のベオグラードに2001年~2003年留学。研究分野は、欧州近現代史、東欧史学史、バルカン地域研究。旧ユーゴスラヴィアにおける人びとの対立・和解と、歴史認識の関係に特に関心を持つ。編著書『旧ユーゴ研究の最前線』(渓水社、2012年)、著書『セルビア語読解入門』(大阪大学出版会、2012年)。

亀田真澄
1981年奈良県生まれ。東京大学文学部卒。同大学で修士課程(欧米系文化研究専攻)修了後、ザグレブ大学博士課程に2年間留学したのち、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学文学部助教。専門はロシア東欧におけるプロパガンダ表象。著書に、『国家建設のイコノグラフィー―ソ連とユーゴの五カ年計画プロパガンダ』(成文社、2014年)。

山崎信一
1971年長野県松本市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。少年時代に出会った坂口尚『石の花』に感化されユーゴスラヴィア研究を志し、1995年~1997年、紛争の時代のベオグラードに留学。現在、東京大学教養学部非常勤講師。ユーゴスラヴィアを中心とするバルカン地域の現代史を研究する傍ら、ユーゴスラヴィアとその継承諸国における大衆文化(特に大衆音楽)をまとめる作業も行っている。共著書に『映画『アンダーグラウンド』を観ましたか?―ユーゴスラヴィアの崩壊を考える』(彩流社、2004年)。

鈴木健太
1980年名古屋市生まれ。東京外国語大学外国語学部(スペイン語専攻)卒。だが、とあるサッカー選手に魅せられ、既に在学中からユーゴスラヴィアの歴史を学ぶ。そのまま東京大学大学院総合文化研究科修士課程および博士課程(単位取得退学)、また2年半のベオグラード留学を経て、旧ユーゴスラヴィア地域を中心に東欧・バルカンの現代史/地域研究を専門とするようになる。現在、日本学術振興会特別研究員PD。研究の関心はとくにユーゴスラヴィアの解体における政治社会とナショナリズムの関係等。共著論集に『東欧地域研究の現在』(山川出版社、2012年)ほか。

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