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教育・子ども 【教育評論】

人に育てられて生きる

人に育てられて生きる

社会が子どもの学校だ

淡路雅夫

価格: 1800円+税
発行日: 2009年6月15日
版型: 四六判並製
ページ数: 232頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-0644-6
Cコード: C0037
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詳細内容

絶大な人気がある浅野中学校・淡路先生の心あたたまるお話が本になりました。子どもには目をかける、声をかける、心をかけることが大切です。子ども受難時代の子どもとの関わり方を説いた本。子育てをしているお母さん、お父さんに読んでほしいし子どもにも読んでほしい。

【目次】

Part・1 人に育てられて生きる
  段取り人生がはじまった
  恥ずかしいということ
  赤十字と青少年赤十字(JRC)
  JRCの活動から学んだこと
  九州への修学旅行を計画して
  行動することからすべてがはじまる
  常に意識して自分探しをしてきた
  大学では図書館から講義に出た
  現場から学ぶことの大切さを知った
  幼児教育へのかかわりが生まれた
  自分の力を蓄積していくことが大事だった

Part・2 浅野学園の現場から
  浅野学園に勤めることになった
  豊かさとは何かを教えてくれた先輩の先生
  自分の問題、課題は自分の頭上にある
  不確実な世界だから、マニュアルを超えなければ
  ラグビー部の生徒の話
  自分を見つめてごらん
  休むことは無駄ではない 
  休み時間も使い方で変わる 
  戦後からの国民意識の変化 
  女性の社会的地位が向上した 
  集団生活のあり方が見直されてきている 
  親があっても子が育たない 
  子どもは変わっていません 
  寛容さがなくなっている 
  楽しみも苦しみもあって人が育てられる 
  子どもを観察することが大事 
  自己表現は生活のなかから生まれてくる  
  自分の振り返りを考えて授業している 
  「リーダーシップ・トレーニングセンター」のこと 
  『成長カルテ』の意味 
  『広報あさの』という新聞発行の意味
  浅野学園ホームページから「受験生の皆さんへ」 

Part・3 浅野学園の創立者 浅野總一郎翁に学ぶ
  人から人へと導かれて 
  九転十起の男――浅野總一郎の人生を追う
  東京で一からやり直す 
  石炭商への道 
  コークスを燃料化する 
  渋沢栄一との出会い 
  コールタールの使い道 
  深川セメント工場の払い下げ 
  海運業への道 
  横浜港築港への夢 
  安田善次郎との絆 
  外国航路への夢――東洋汽船 
  石油事業へ乗り出す 
  鉄の分野への道 
  浅野造船所を設立する 
  浅野綜合中学校を創立 
  安田善次郎の死 
  打越の丘に銅像が建立される 
  總一郎――83歳の生涯を閉じる 
  稼ぐに追いつく貧乏なし 

Part・4 子ども受難時代の教育
  原点に返って考える 
  育ち方を教えることが教育の基本 
  台所は対話の生まれる大切な場 
  ルールやマナーの指導は身の周りから 
  失敗は受け止め方が大切 
  子どもの育て方は親の演出力につながる 
  伸びるチャンスは「遊び」のなかにある 
  自分らしさを取り戻そう 
  葛藤は人生の試練 
  外へ目を向けることが大切 
  自分の羅針盤をもとう 
  人は人のなかで育ちます 
  反抗期には凧揚げ教育を 
  バランスのとれた指導を 
  夢を実現するための道具を磨こう 
  どこでも学習できるチャンスがある 
  エントリーシートを書くことのススメ 
  自然へのまなざしを 
  家族旅行を大切に 
  受験はゴールではありません

著者略歴

淡路雅夫
1944年、神奈川県に生まれる。浅野中学・高等学校を卒業後、國學院大學、同大学院、同日本文化研究所で、家族問題を法社会学、民俗学、民族学的見地から考察。1970年に浅野中学・高等学校に勤務。その後も漁業家族の法社会学的調査を続け、家族問題の研究を継続。一方、子どもと親のかかわりについての考察を続け、長年にわたって子どもの発達、青少年の自立のためのボランティア活動や研修指導にも従事。授業は、「政治・経済」「現代社会」を中心に、現在は、「総合的学習」を通して、キャリアデザインの指導にあたっている。1999年に浅野中学・高等学校の教頭に、2002年4月からは同校校長に就任。2006年に神奈川県高等学校文化連盟副会長に就任。2008年神奈川県私立学校教育功労者として表彰を受ける。2009年に横浜市生徒指導部会副会長に就任。現在に至る。著書『児童福祉概論』(八千代出版)『農村と国際結婚』(日本評論社・共同執筆)『大辞泉』(小学館・共同執筆)。主な論文「漁業社会の法社会学的研究(上)(下)」「漁業社会における婚姻の性格」「児童福祉の基本的問題」「農業後継者の婚姻問題」「家庭科の男女共修のための課題について」等。

書評

[合格アプローチ 2009年8月号 2009/7/20]

著者が本書において訴えたい内容は、おそらく「人と人の関係を大切にしてほしい」ということではなかろうか。それは、中学校・高等学校という教育現場だけではなく、各家庭においても、親子がよく話し合うことによって、それぞれの人格を尊重していくことが、子どもたちの健やかな成長につながっていくと著者は考える。現代が抱えるさまざまな社会的諸課題を解決していくためにも、一人ひとりの子どもたちに、いかに温かい目を向けていくことができるかを著者は説く。

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