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海外事情 【中国・香港・台湾】

徳王の見果てぬ夢

徳王の見果てぬ夢

南北モンゴル統一独立運動

佐々木健悦

価格: 2000円+税
発行日: 2013年11月8日
版型: 四六判並製
ページ数: 222頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1349-9
Cコード: C0030

詳細内容

徳王(デムチュクドンロブ)は、南モンゴルにおけるモンゴル統一独立運動の指導者。一九三〇年代から日本軍に協力し、モンゴル人の独立政権・蒙古聯合自治政府樹立しその主席を務めた。本書は徳王の闘争と挫折を主軸に、二〇世期初頭から半世紀に及ぶ動乱の国際情勢下のモンゴル民族の自治・独立運動の軌跡を描く。

【目次】

 梗概 9

 凡例 10

 前説 13

第一話 フルンボイル独立運動--バルガ族のダムディンスレン 17

第二話 関東軍の内モンゴル政策 27

     (1)日本陸軍にとっての内モンゴル 27
     (2)不透明な「満蒙」という地域名 28
     (3)関東軍の内モンゴル統治政策策定 29

第三話 内蒙古人民革命党の樹立と瓦解--郭道甫[メルセー] 37

第四話 第二次大戦末期までの内蒙高度自治運動 43

     (1)徳王、内蒙高度自治運動開始まで 43
     (2)徳王の百霊廟蒙政会を樹立 50
     (3)徳王政権の変遷 [蒙古軍政府・蒙古連盟自治政府・蒙古連合自治政府/蒙古自治邦] 61
     (4)徳王の二度目の日本訪問 80
     (5)皇民化教育 83
     (6)大戦末期の駐蒙軍 85
     (7)徳王の北京行き 87
     (8)ソ蒙連合軍の進攻と蒙古軍の背叛逃亡 97

第五話 大戦後に統合独立運動、再燃 101

    [一] 請願団、ウランバートルへ 101
       (1)東蒙古人民自治政府(四六年二月) 102
       (2)内蒙古人民共和国臨時政府(四五年九月) 104
       (3)四五年一〇月一日「フルンボイル自治省」、「フルンボイル地方臨時政府」と改称(四六年三月に) 105
       (4)内蒙古自治運動連合会(四五年五月) 106
       (5)「蒙古青年同盟」(四七年一月) 112


    [二] 徳王の再起、「蒙古自治政府」の樹立と瓦解、北モンゴルへ 113
       (1)蒋介石との折衝 113
       (2)米国に接近 116
       (3)内蒙西部の混乱 119
       (4)徳王、西蒙に再び自治政府 120
       (5)蒙古自治政府瓦解、そして北モンゴルへ 125

第六話 南北モンゴル統合問題と受け入れ事情 133

     (1)ヤルタ会談後のソ連と中国の動向 133
     (2)北モンゴル[モンゴル人民共和国]側の動向 143

第七話 脱南者たちの明暗 153

     徳王/陳国藩/ソヨルジャブ/シャリブー満洲国軍上佐/B・ビレクト
第八話  中国送還後の徳王 167

     収監中の徳王/回想録執筆

第九話 汎モンゴル主義の現在 173

     内モンゴル自治区での弾圧/抗議行動/ダライ・ラマ一四世のウランバートル訪問/「世界モンゴル民族会議」

[補遺] 一九四五年八月「蒙古軍幼年学校事件」の真相とその後 183

    幼年学校生の動向/夜中行軍/惨劇/事件後、逃避行/北行

  徳王の内蒙高度自治運動に協力した主なモンゴル人 207

  参考文献 213

  あとがき 216

著者略歴

佐々木健悦
宮城県志田郡三本木町(現・大崎市三本木)出身。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。2008年3月まで千葉県下の高校で英語教員。同年4月から6月までモンゴル国のオトゴンテンゲル大学人文学部東洋言語学科にて日本語講座を担当。同年9月、同国のダルハン外国語大学(現・国立人文大学ダルハン分校)に日本語講座を開設、英語も担当。2010年4月からウランバートルの「モンソダル」出版社でモンゴル語・日本語辞典の編纂作業に従事。同年6月から12年7月末までモンゴル国営「モンツァメ」通信社で日本語週刊紙『モンゴル通信』の翻訳編集監修を担当。現在、フリーのジャーナリスト。専門は社会言語学とモンゴル近現代史。著書に『検証・民主化モンゴルの現実』(社会評論社、2013年)。教育、言語、モンゴルなどに関する論文・記事多数。

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