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海外事情 【地理の本】

大使館国際関係史

大使館国際関係史

在外公館の分布で読み解く世界情勢

木下郁夫(著)

価格: 2200円+税
発行日: 2009年4月20日
版型: A5判並製
ページ数: 352頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-0973-7
Cコード: C0030
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詳細内容

なさそうでなかった! なんでこんな国にこんな国の大使館が? 国際関係マニア・外交オタク・大使館萌えには刺激が強すぎる!時代・国ごとの在外公館の分布表+地図+グラフ251であらゆる国際陣営&二国間関係が一目瞭然!

【目次】

1 東京大使館大図鑑

43 序章 国際社会の解剖

45 外交の進化 - 古今東西大使館設置数ランキング

51 第1 章 ヨーロッパでの出発

52 起源 - イタリア都市国家からナポレオンまで
55 ウィーン会議 - 使節団長の階級
57 ドイツ連合 - 極小国の延命措置
62 ベルリン会議 - 大国の支配・バランス・協調
64 民主化 - 貴族の退場

67 第2 章 ヨーロッパの拡大

68 相互依存 - 国際化バロメータとしての領事機関
71 ベレポック - 外交の都パリ
73 イギリス帝国 - 世界の6 分の1 を領有した重荷
77 帝政ロシア - 「鉄のカーテン」以前
79 第一次世界大戦 - 中立国による利益保護
83 革命外交 - 「共産主義者の陰謀」と「女性大使」
87 スペイン内戦 - 外交団の洞が峠
88 第二次世界大戦 - 英独外交戦

91 第3 章 ヨーロッパの転回

92 冷戦 - ハルシュタイン・ドクトリン
94 大使館 - 小国差別の終わり
96 高等弁務官 - コモンウェルス(英連邦)という家族
99 KGB?諜報と防諜
101 デタント - 両独間基本条約下の常駐代表部
103 冷戦終結 - ドイツ統一とソ連崩壊
105 欧州連合 - 世界2 位の在ブリュッセル外交団
109 外交ネットワークの諸パターン - 国際構造が分かる

111 第4 章 米州の独立

112 共和国 - 独立13 邦の民兵外交
113 モンロー・ドクトリン - 争乱の19 世紀
118 フロンティア - 西部開拓とアメリカ的生活様式
122 自由主義 - ラテンアメリカにおける貿易と移民
125 棍棒外交 - 合衆国、大国に昇格
129 パンアメリカニズム - 善隣外交と真珠湾

135 第5 章 米州の支配

136 国際連合 - ニューヨークに出現したフラットな世界
140 CIA - スパイという万能な(?)奥の手
142 キューバ革命 - カストロと冷戦
146 テロ支援国家 - 指定解除が進行中
149 トランスナショナリズム - ロビイストとしての大使

153 第6 章 中東の転落

154 レバント - 治外法権の蔓延
155 東方問題 - スエズ運河と保護国化
158 「中東」 - 白人流国盗り物語

163 第7 章 中東の激動

164 ナセリズム - アラブ・ナショナリズムとスエズ戦争
167 イスラエル - 国家承認への遠い道
174 国際テロリズム - 大使館攻撃の傾向と対策
176 石油 - イスラム革命と反革命
180 ならず者国家 - サダム・フセインの野望
182 文明の衝突 - 「シオニスト」と「テロリスト」

187 第8 章 中国の復活

188 半植民地化 - 広州・上海・北京・天津・満州
193 ナショナリズム - 主権国家への脱皮
195 満州国 - ヨーロッパへの窓
197 新中国 - 「一つの中国」に向けて
200 強盛大国 - ナショナリズムか、トランスナショナリズムか

205 第9 章 アジア太平洋の断層

206 パクス・ブリタニカ - 海の大動脈
211 大東亜共栄圏 - 工作拠点に仕立てられた在外公館
215 中立非同盟 - ネルーの朝鮮戦争
221 ASEAN - 中国による革命輸出
226 黙示録 - 殺戮のベトナム戦争
228 人権外交 - アジアにおける民主化の波
232 カウンターテロリズム - 宗教対立の果て
236 アジアは一つ - 渦に輪郭はない

243 第10 章 日本の挑戦

244 攘夷 - 開国・維新・文明開化
248 居留地 - 不平等条約時代とその後
252 大使交換 - 日露戦争の一戦果
255 東京 - 戦前の大公使館
259 海外発展者 - 世界を闊歩した日本人
264 武官府 - 多機能化した大使館
268 西側の一員 - 冷戦構造への順応
275 危機管理 - 平和国家も楽じゃない
280 国際化 - 現代における在日大使館・領事機関

285 第11 章 アフリカの新生

286 暗黒大陸 - 「文明国」になれなかった現地勢力
288 コモディティ - 独立をかけた戦い
292 アフリカの輪 - アラブ世界からの影響
297 モンスター - カダフィ大佐の友人達
301 アパルトヘイト - 南アフリカとイスラエルの外交的抹殺
304 破綻国家 - 紛争・貧困・抑圧下の大使館

309 第12 章 教皇庁・極小国

310 教皇庁 - 世界最小国家は仮の姿
316 聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団) - 国連にもオブザーバー
317 ル クセンブルク、リヒテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、アンドラ - 外交権復活の傾向
318 ハワイ王国 - 商人外交官の国
320 小島嶼国 - 市町村規模の国家も

323 結論

326 データについて

328 注

著者略歴

木下郁夫
1971年、東京都生まれ。2000 年、早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程を単位取得後退学し、愛知県立大学外国語学部専任講師。現在、准教授。専門は国際政治学。国際ガバナンス、国際仲裁、そして外交関係、特に在外公館を研究。

書評

[日本経済新聞 2009/6/14]

この本は、外交のあり方や世界情勢の変化を映し出す鏡でもある在外公館と、そこに駐在する外交官についての歴史を記した本だ。類書がほとんどないだけに、多くの文献からデータとエピソードを引用してまとめた本書はなかなか興味深く読める。
外交官が貴族から官僚の職に変わった歴史、海運・物流の発展と密接な関係があった領事の役割、在外公館と情報活動、相手国の世論に働きかけるパブリック・ディプロマシーなど、本書はさまざまな事象を幅広く取り上げた。

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