トップ > 図書目録 > 海外事情 【韓国・北朝鮮】 > 書籍詳細 : 光州 五月の記憶

図書目録

海外事情 【韓国・北朝鮮】

光州 五月の記憶

光州 五月の記憶

尹祥源・評伝

林洛平(著) / 高橋邦輔(訳)

価格: 2700円+税
発行日: 2010年4月26日
版型: A5判上製
ページ数: 240頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-0296-7
Cコード: C0030
購入する
詳細内容

1980年5月27日未明、光州の全羅南道道庁に立て籠もり、戒厳軍の銃弾に倒れた市民軍スポークスマン尹祥源の生涯。光州市民の民主化のたたかいの全容と尹祥源をとりまく青春群像を描く。

【目次】

口絵 i

はじめに~訳者から 005

用語と表記について 008

改訂版の出版に当たって 010
復活の歌 初版序文 018

序章 023

第一部 農夫の子として 029

少年の夢 030
思春期の森をかき分けて 034
絶望の中で出会った女生徒 038
「老」新入生・尹サンウォン 041

第二部 目覚めの苦しみ 047

復学はしたけれど 048
学んで前進 055
労働者だった弟と妹 059
行動しなければ 061
現実に押された就職 065
ソウル暮らし 068

第三部 闘いのために 077

労働の現場へ 078
共に野火になって 081
風雨の中 咲く社会運動の花 084
われらの永遠の姉・朴キスン 088
悲しみを礎に 090
夜学に迫る北風 093
野火の試練 097
愛と信念 104
坂道を転げ落ちる独裁 110
いまや立ち上がる時だ 116
激変の時 120
奪われた野にも春は来たが 125
全民労連の中央委員として 131
五月を駆け上りながら 134
民族民主化「たいまつ聖行進」 137
第四部 光州よ、無等山よ 143

抗争前夜 144
五月十八日 朴クァニョンとの別れ 147
燃え上がり始めた抗争の炎 149
人間狩り 153
市民の目となり耳となろう 156
命をかけた闘い 162
釈迦降誕の日 錦南路の血風 168
われらも銃を 173
解放光州の街路を縫って 178
大衆の中から浮上し始めた指導部 187
昼夜なく、走る野生馬 192
新抗争指導部の代弁人・尹サンウォン 197
死の行進 205
死は永遠に生きる道 211


闘志たちのその後~訳者あとがき 218
参照した主な資料 224

年譜 236

著者略歴

林洛平
・1957年、全羅南道海南(ヘナム)生まれ
・78年、全南大学校人文学部独文科入学
・85年、同校卒業
・78年から80年までの全南大在学中、尹祥源と「野火夜学」を運営
・81年、全南大在学中、9・29デモ関連で2年余、投獄される
・89年、光州環境公害研究会を創設、環境運動を始める
・93年、光州環境運動連合を創設。事務局長、事務処長を歴任し、現在、光州環境運動連合共同議長
・2004年、社団法人「野火烈士記念事業会」結成。現在、理事として活動中

高橋邦輔
・1937年、朝鮮慶尚北道大邱府(当時)生まれ
・45年、父の出身地の香川県に引き揚げ。小学校2年生
・56年、丸亀高校卒業、早稲田大学第一政経学部新聞学科入学
・60年、朝日新聞社入社
・97年、定年退職

書評

[図書新聞 2010/12/4]

訳文は平易で生彩に富み、読みやすい。訳者は、必ずも専門の翻訳家ではないにもかかわらず、もはや漢字が全廃されたに等しい朝鮮語圏の夥しい人名 を日本語に移すという困難な作業に、貴重な努力を払っている。内容にわたっての原著者との、主体性を伴った誠実なやりとりは、さらに尊いものと言えよう。

山口泉

▲ページTOPへ