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海外事情 【韓国・北朝鮮】
植民地のころ日本で過ごした屈折の少年時代。日韓国交正常化とともに開設された釜山の日本領事館で取り組んだ難問の数々。身よりのなくなった日本人女性を支える活動の日々。激動の時代、海峡を越えた波乱の人生を描く。
【目次】
序文 若宮啓文 5
第一章 少年時代 9
第二章 再び日本 35
第三章 韓国での再スタート 63
第四章 日本総領事館時代 87
第五章 日韓ふたりの妻と養女 147
第六章 芙蓉会のお婆さんたちと 177
終 章 穏やかな時間の流れ 205
おわりに 243
北出明
1944年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。1966年慶應義塾大学文学部仏文学科卒、国際観光振興機構(JNTO)に就職。同機構のジュネーブ事務所(73~77年)、ダラス事務所(80~85年)、京都案内所(90~93年)、ソウル事務所(93~98年)に勤務。2004年JNTO退職。訳書に『ロールス・ロイス』(産業能率短大出版部)、著書に『風雪の歌人』(講談社出版サービスセンター)、『争いのなき国と国なれ』(英治出版)及び『韓国の観光カリスマ』(交通新聞社)がある。
[統一日報 2010/1/20]
以来、日本との縁は切れ、1966年、釜山に日本総領事館が開設されると同時に現地職員の第一号として採用された。今、秉大さんは波瀾万丈の領事館職員としての勤務を終え、身寄りのない日本人妻のために力を尽くす。
[朝日新聞 2009/9/5]
韓国で暮らす年老いた日本人女性を支え続ける韓国人男性がいる。在釜山日本領事館職員だった崔秉大さん(80)。植民地時代に生まれ、韓日を行き来し、歴史の傷がいえない両国関係の変移も最前線で見てきた崔さんの半生が本になった。
[中日新聞 2009/9/5]
30年近い勤務の間、植民地時代に朝鮮半島の男性と結婚したが死別などで身寄りのなくなった日本人妻の帰国支援などの活動に尽力。また、拿捕された日本漁船の漁師を温かくもてなしたことや、80年の光州事件では、邦人救出にも活躍したという。「とにかく懐の深い、度量の大きい人だと思う」と北出さんは言う。
[夕刊フジ 2009/9/2]
日本漁船拿捕や反日デモで緊張の日々。80年の光州事件では軍が封鎖する現地に入り、取り残された日本人の決死の救出作戦も行った。釜山の韓日親善協会顧問。妻と2人暮らし。
[産経新聞 2009/8/23]
明治大学を卒業し、一時はやくざの用心棒にもなったが、韓国に戻り、国交回復による釜山総領事館設置とともに、現地職員に採用された。彼が力を尽したのは戦後も韓国に残された日本人妻たち。周囲のスタッフが「なぜそこまで」と思うぐらい、彼女たちの力となった。無限の包容力が不幸、悲惨のベールを少しずつはいでいく。
[東京新聞 2009/8/19]
「日韓の懸け橋になる仕事をしたい」と、釜山に開設された日本総領事館の「現地採用職員第一号」に。
そこで出会ったのが植民地時代に朝鮮半島出身者の男性と結婚し、夫に捨てられたり、差別や経済的苦難にあえぐ日本人妻たちだった。仲間の日本人職員とともに、「日本に帰りたい」という望みをかなえようと手弁当で駆け回った。







